ポータークラシック(Porter Classic)の高機能で格好良いウエストバッグをレビューする記事です。
- パンツのポケットではもちろん足りず、サコッシュでもちょっと容量が足りない…
- けれどリュックサックは大きすぎる…
そんなときに頼れるのがウエストバッグです。
ウエストバッグにはサコッシュ以上、リュックサック未満の容量という、
- かゆいところに手が届く使いやすさ
があります。
手ごろな容量のバッグが欲しい人にとてもオススメ。
肩から提げても腰に付けても、両手が空くので利便性が高く、機能的。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグは、ウエストバッグの機能性に加えてデザインの格好良さがある、シビれる逸品。
細部にまでこだわりぬかれた、ポータークラシックのものづくりへの思いが凝縮されたバッグです。
製品染めしたスーパーナイロンは使い込むことで徐々に風合いが変化し、自分だけのバッグに昇華していきます。
ナイロン素材にもかかわらず経年変化が楽しめる、稀有なウエストバッグです。
本記事ではポータークラシックのイカしたウエストバッグ「スーパーナイロンウエストバッグ」をレビューしていきます。
- 小さすぎず、大きすぎないサイズのバッグを探している
- 手をふさがないバッグが欲しい
- ポータークラシックのウエストバッグの詳細が知りたい
- サイズ:横290 × 高さ200 × 幅125(mm)
- 容量:約7L
- フロントポケット×1(オープンポケット×2)
- メインポケット×1(ジップポケット×1、オープンポケット×2)
ウエストバッグの大きさはかゆいところに手が届く絶妙なバランス
ウエストバッグはとても便利なバッグ。
「ウエスト」バッグの名の通り、腰に巻いて装着するタイプのバッグで、肩掛けのショルダーバッグとしても活躍してくれます。
ウエストバッグはトートバッグのような手提げカバンとは違い、持つ必要がなく、両手が空きます。
アクティブに動きたいときに、とても重宝するバッグです。
そこがウエストバッグのポイント。
リュックサックはたくさん物が収納できて便利ですが、
- 大きすぎてかさばる
という難点があります。
一方、サコッシュの場合、財布やスマホといった最低限の持ち物だけを持ち歩くのには大活躍してくれますが…、
- 折りたたみ傘やペットボトルが入らない
なんて、もうちょっとバッグの容量が欲しいと感じることも…。
そんなときに、あると便利なのがウエストバッグ。
リュックサックよりもかさばらず、サコッシュよりも大容量。
かゆいところに手が届く容量を持つのがウエストバッグなのです。
ウエストバッグはコンパクトで軽量のものが多く、日常で使いやすいというのも嬉しいポイント。
ちょっとしたお出かけの際に、必要な小物をまとめて収納できるので重宝します。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグ
ここで、ポータークラシックのウエストバッグに登場してもらいます。
それがこちら。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグ。
まるでデニムのような色ムラやパッカリングが特徴的な、ビンテージ感漂うルックスが格好良いウエストバッグです。
収納スペースは適度な大きさ。
財布やスマホ、ペットボトルなど、普段持ち歩く荷物の収納に便利なサイズ感。
普段使いや休日の外出時にとても使いやすい容量です。
後ほど述べますが、ポケットも充実しているため、小物の仕分けも簡単。
ウエストバッグとしてでなく、斜め掛けでも使えるショルダーストラップや2つの外付けキーホルダーが付いていて、利便性を高める付属品も魅力の1つ。
色は黒。
ですが、一般的な黒とは異なる、シルバーがかった墨黒が渋い雰囲気を醸し出しています。
上の図はブラックのアミアカルヴァのバックパックと色味を比較した様子です。
珍しい色味は所有欲をかき立てます。
素材 | ナイロン 100% |
サイズ | 横290×高さ200×幅125(mm) |
重さ | 690g |
その他 | ショルダーストラップ×1とキーホルダー×2が付属 |
価格は42,350円(税込み)。
価格以上の価値を感じている僕が、スーパーナイロンウエストバッグの魅力を紹介します。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグについて、以下の項目を順にレビューしていきますね。
- ウエストバッグの外観
- ウエストバッグの生地
- ウエストバッグのベルト
- ウエストバッグのポケット
- ウエストバッグの容量
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ウエストバッグの外観
まずは外観から。
バッグ中央にはポータークラシックのブランドロゴ入り。
控えめなロゴが好印象です。
ラバー製なのか、引っ掛かりがあります。
ただの布ではないのが、何か嬉しさを感じさせます。
外側フロント部分にはナイロンテープが付いていて、そこに着脱可能なキーホルダー付き。
ボタンで留めるタイプ。
好きなところへ移動させて活用できる仕様です。
実際の活用図はこんな感じ。
エンダースキーマのカラビナを取り付けてみました。
すぐに使いたいもの、使う機会の多いものはキーホルダーに着けておけば利便性がアップします。
ファスナー金具は真鍮製。
こちらにもポータークラシックのロゴ入り。
使っていくうちに、金具が黒っぽくなっていく表情の変化を楽しめる仕様です。
ポータークラシック独自のデザインやパーツからは、細かな部分にいたるまでこだわりを持ったブランドのモノづくりへの姿勢が感じられます。
持つ喜びを実感できるウエストバッグに仕上がっていますよ。
ウエストバッグの生地
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグは生地が特徴的。
100%ナイロン生地なのですが、そこに秘密が。
ナイロンはナイロンでも、ポータークラシックが開発した「スーパー」ナイロンなのです。
ナイロンを特殊な染料で染め上げた、光沢感ある美しい発色の生地です。
本来、ナイロンを染めるのは難しいのですが、ポータークラシックのたゆまぬ努力により実現した珠玉の生地。
白のナイロン生地でカバンを作った後に染色し、さらにバッグをストーンウォッシュで何度も洗いをかけ、特徴ある風合いを生み出しています。
ポータークラシックのスーパーナイロンは頑丈なナイロン繊維で作られており、生地も丈夫。
そこに丁寧な縫製の成果が重なり、ナイロン染色をしてもヘタらない耐久性が実現しています。
後染めなので、まるでデニムのように徐々に色落ちしていく様子を楽しめるのです。
背景を知ると、いかにスーパーナイロンバッグが素晴らしい製品であるかが分かりますよね。
手間をかけただけ独特な味わいを醸し出し、ナイロンならではの軽さを備えていますよ。
触るととても柔らか。
ふわふわした生地です。
ナイロンで中綿を挟んだ3層構造のため、ふっくらとした優しい触り心地に仕上がっています。
ナイロンともコットンとも違う魅力を持ち、独特の光沢ある風合いと経年変化を楽しめる…。
それが「スーパーナイロン」です。
ウエストバッグのベルト
ウエストポーチは、場面によって使い方を変えられる点も魅力の1つ。
ベルトを使い分けることで、ウエストバッグとショルダーバッグの2WAY仕様にできます。
スーパーナイロンウエストバッグのベルトは、メインのベルトと着脱可能なショルダーベルトがあり、用途ごとに使い方を変えられます。
加えて、バッグのマチを調節するためのアジャスターベルトが付属。
合計3つのベルトが付いています。
- ウエストベルト
- ショルダーベルト
- アジャスターベルト
ウエストベルト
メインのウエストベルトは幅広のしっかりとしたベルトです。
ワンタッチで着脱可能なサイドリリースバックル仕様。
もちろん、長さ調節可能です。
ベルトの端には返りが付いており…
この返りがベルトの帯に引っかかることで、ベルトの端が抜けないようになっています。
バッグの使いやすさを高めるため、工夫が凝らされた仕様です。
ショルダーベルト
スーパーナイロンウエストバッグは、ウエストベルト以外にもショルダーバッグとしても使えます。
付属のショルダーベルトでショルダーバッグへと変化させられるのです。
ショルダーベルトはナイロン製。
ショルダーベルトのナスカンはビンテージ加工で鈍い光沢を放ち、渋い雰囲気。
ナスカンを本体のフックに通せば…
ショルダーバッグに早変わりです。
ショルダーの長さはウエストベルト同様、調節可能。
腰付近に垂らして使うと荷物が取り出しやすいので、ショルダーバッグ型にできるのは嬉しいですね。
サイドアジャスターベルト
ウエストバッグの両サイドにもベルトが設けられています。
このベルトはバッグのマチを調節するためのアジャスターベルトです。
入れる物の量に応じて、長さを調節して活用します。
- 物が少なければベルトを締めてマチを狭くし、スマートに
- 物が多いときはベルトを緩めてマチを広げ、大容量を確保
使い方によって調節できます。
アジャスターベルトの端にはウエストベルトと同じく、返りが付いています。
引っがかりがあるのでベルトが抜けません(2回目)。
ショルダーベルトを付け替えたり、ベルトを伸ばして使用することで様々な使い方ができるのがスーパーナイロンウエストバッグの良いところ。
アウトドアシーンで使用する際は、動くときの邪魔にならないように腰に取り付け、街で使うときはウエストベルトでボディバッグのように。
場面に応じて使い分けられる便利なバッグです。
その日の気分に合わせてマルチに使えます。
ウエストバッグのポケット
バッグのメインの機能、それはポケット。
スーパーナイロンウエストバッグは大きく分けて、2つのポケットがあります。
- フロントポケット
- メインポケット
その2つのポケットの内部にもいくつかポケットがありますので紹介していきます。
フロントポケット
バッグのフロントにはファスナー式のポケットがあります。
スマホや財布といった使用頻度の高いものは、このポケットに入れておくと見つけやすく取り出しやすいです。
フロントポケットの中には、仕切り付きの小分けポケットが2つ。
細々した鍵などを管理するのに便利です。
ちなみに、ジップ回りはパッカリングが強く表れる箇所です。
スーパーナイロンの風合いを楽しみながらジップファスナーを開閉できるため、使う度に満足感が得られますよ。
メインポケット
続いて、メインポケット。
ファスナーを開けると…
メインの収納はこのように。
このバッグ一番の大容量スペース。
メインポケットの中には、もう一つジップファスナー式のポケットが。
セキュリティ性が高いため、通帳やパスポートなど、大事なものを収納しておくのに便利なポケットです。
メインポケットにはフロントポケット同様、仕分けポケットが2つ。
多くのポケットがあるため小物の仕分けが捗りますね。
タグには取り扱い上の注意点が記載されています。
後染めなので色落ち注意と書いてあります。
特に、購入したばかりのときは白い洋服は着用しないのが吉。
デニムパンツと似た扱い方ですね。
ウエストバッグの容量
ここからは肝心のバッグ容量を紹介します。
スーパーナイロンウエストバッグは約7Lの容量です。
試しに、こちらの小物類を収納してみます。
早速投入。
メインポケットはこんな感じに。
すっぽり収まりました。
マチがあるので、思いのほかたくさんの物が入ります。
内側のジップに入れてもOK。
フロントポケットには財布やカードケースを。
仕分けポケットはカードケース収納にちょうど良いサイズ。
先ほどお見せした財布やバッグインバッグなど、すべて収納したバッグはこのように。
マチが広いのでゆうゆう収納できます。
パンパンにならずにスマートな印象をキープできていますね。
着画:ポータークラシックのウエストバッグは高機能で格好良い
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグを実際に着けてみます。
着用図はこちらです。
まずは前掛けで。
ウエストバッグですが、斜め掛けで使うのが良い感じです。
ブラックのウエストバッグがコーディネートを引き締め、カジュアルに寄り過ぎないスタイルが完成します。
後ろ側に回してみましょう。
太めのベルトがしっかりとバッグを保持。
墨黒のような独特な色味がオシャレですね。
程良くリラックスした雰囲気がGOOD。
サイドショットはこちら。
サイドアジャスターベルトで最低限のマチだけ確保できるため、膨らまずにスッキリとした印象です。
ポケットのマチが広くとられているので、しっかり物が入るにもかかわらず型崩れが起こりません。
スタイリッシュさを保てます。
いつもの服装にスッとなじむスマートさと、十分な容量が両立したバッグ。
ショルダーストラップバージョンだとこんな感じ。
ウエストバッグとして使っているときとはやや印象が違い、スッキリとした印象に。
ショルダーストラップが細いのでスッキリ見えるのです。
夏のコーデにバシッとハマります。
また、スーパーナイロンウエストバッグは旅行のおともにピッタリ。
宿泊のバッグはボストンバッグやキャリーケースで。
散策用にはウエストバッグ。
旅を快適に過ごせるようになります。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグはあらゆるシーンで使える、非常に便利なバッグです。
ちなみに、汚れたら自宅洗濯可能。
上の図は自宅の洗濯機で実際に洗った後に乾かしている様子。
洗濯機にかけてもびくともしません。
タフな素材ですからね。
いつまでも清潔に使えます。
末永く愛用できるバッグです。
スーパーナイロンの経年変化
ここでは使い始めて2年経過したスーパーナイロンウエストバッグの様子を紹介します。
スーパーナイロンの質感がどのように変化したかを見てみましょう。
使用による色落ちによって、スーパーナイロンの生地の表情に深みが加わっています。
比べてみるとブラックに渋みが増しているのが分かるかと。
触った感じは相変わらずフワフワ。
優しい手触りです。
ほとんど色落ちがないバッグの内側の生地と比べてみると、エイジングの具合がよく分かります。
もともと発色の良い黒の生地。
使用にともない、少し色がくすんで味が出ていますね。
2年使い続けてもへこたれず、なんてことないタフなバッグ。
これからもガシガシ活躍させていきたいカバンですよ。
ポータークラシックのバッグは吉田カバンの系譜
ポータークラシックは洋服やアクセサリーなど、こだわりが詰まったアイテムが数多くラインアップされたブランドです。
バッグもその例に漏れず。
それもそのはず。
ポータークラシックの創始者のひとり、吉田克幸氏はポーターでおなじみの吉田カバンの創業者である吉田吉蔵氏の息子さん。
吉田克幸氏は長年、吉田カバンでチーフディレクターを務め、1981年には日本人初のニューヨークデザイナーズコレクティブのメンバーに選出された輝かしい実績を持つ御方。
カバンを知り尽くしている方が手掛けたポータークラシックだからこそ、カバンやバッグの機能やデザインが優れているのです。
吉田カバンで長年に渡って積み重ねられたご経験に加え、さらにスーパーナイロンに代表されるポータークラシックオリジナルの生地や着想を加えて作られたバッグ。
正に珠玉の逸品といえます。
ポータークラシックのウエストバッグは満足度120%
本記事では、ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグをレビューしました。
- リュックサックは大きすぎる、けれどもサコッシュは小さいなぁ…
なんて人にオススメしたいのが、かゆいところに手が届く容量のウエストバッグです。
ポータークラシックのスーパーナイロンウエストバッグには、適度な容量と機能性があります。
使いやすい、生活の中になじむバッグです。
- サイズ:横290 × 高さ200 × 幅125(mm)
容量:約7L
フロントポケット×1(オープンポケット×2)
メインポケット×1(ジップポケット×1、オープンポケット×2)
それでいて、生地にもこだわりが詰まっています。
ポータークラシックが作り上げたオリジナル生地のスーパーナイロン。
使ううちに、徐々に変化する独特の風合いが魅力のスーパーナイロンを使ったバッグは、経年変化を楽しめる逸品です。
抜群の機能性と独自の格好良いデザインを両立したバッグを探している人には刺さるアイテム。
ぜひお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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