サフィールノワールの代表的な保革クリームは以下の2種類。
- レノベイタークリーム
- スペシャルナッパデリケートクリーム
どちらも革に栄養を与える保革クリームです。
と疑問が浮かびますよね？
違いはズバリ、
- 革の仕上がり
です。
レノベイタークリームは栄養を与えつつも革にツヤを与えます。
一方のスペシャルナッパデリケートクリームは、栄養を与えながら革の自然な風合いをキープする仕上がりに。
ツヤ感の違いが出ます。
と覚えればOKです。
本記事ではレノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームの違いを比較します。
| 名称 | レノベイタークリーム |
スペシャルナッパデリケートクリーム |
|---|---|---|
| ブランド | サフィールノワール | サフィールノワール |
| カラー | 無色（ニュートラル） | 無色（ニュートラル） |
| 成分 | ビーズワックス ラノリン ミンクオイル |
ホホバオイル 小麦プロテイン ミンクオイル |
| 価格 | 2,640円 | 2,640円 |
| ケアできる革製品 | スムースレザーの革製品全般 起毛革には使えない |
スムースレザーの革製品全般 起毛革には使えない |
| 特に適した革種 | ベビーカーフ ボックスカーフ |
ヌメ革 ナッパレザー |
| クリームの特徴 | ツヤ有りの仕上がりになる デリケートなカーフレザーにも使える |
ツヤ無しの仕上がりになる カーフレザー以上にデリケートな革にも使える |
| おすすめの人 | 革のツヤを強めたい | 革本来の風合いを残したい |
| 商品ページへ | Amazonで見る | Amazonで見る |
- レノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームの違いを知りたい
- レノベイターとスペシャルナッパのどちらを使うべき？
- 保革クリームの種類が違うと何が変わる？
革に栄養を与える保革クリーム
革は時間とともに乾燥します。
革が含む水分や油分が徐々に失われていくからです。
乾燥した革はしなやかさが乏しく、カサつきが発生。
ひび割れの原因になるばかりか、本来の魅力である革の独特な風合いがなくなります。
革の乾燥は百害あって一利なし。
革の乾燥を防ぐためには保革が必須。
革用クリームを塗って革に潤いと栄養を与える作業です。
革に水分と油分を補給すれば風合いをキープできます。
革のコンディションを保つため、革製品を愛用するなら保革クリームは必要なアイテムといえます。
革のお手入れといえばサフィールノワール
さて。
世の中には保革クリームがたくさん。
様々な種類の保革クリームがあります。
- 水分多めのクリーム
- 汚れ落としも兼ねるクリーム
- 撥水性を付与するクリーム
など。
ブランドが違えば保革クリームの特徴も違うわけです。
数あるレザーケアブランドの中でひときわ存在感を放つブランドがあります。
それが、
です。
サフィールノワールはフランスのレザーケアブランドで、靴磨きの頼れるおとも「クレム1925」を筆頭に、高い品質で信頼を得ています。
高品質なケア用品を多数展開。
といって過言ではない、安心と信頼のブランドです。
サフィールノワールの代表的な2種のクリーム
高品質なレザーケアアイテムをラインナップしているサフィールノワール。
その中で代表的な2種の保革クリームがあります。
それが、レノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームです。
2種類とも革に潤いと栄養を与えるための革用ケアクリーム。
同じ革用ケアクリームなのに、
というと、明確な違いがあるからです。
その違いが何なのか…。
それを判断するにはまず、それぞれの保革クリームの違いを知らなければなりません。
詳しく見ていきましょう。
レノベイタークリーム
レノベイタークリームはデリケートな革にも使える保革クリームです。
容器背面の説明書きには以下の記載が。
レノベイタークリームは栄養補給とツヤ出しを同時にできる優れモノ。
一般的なスムースレザーはもちろん、ベビーカーフ・ボックスカーフを始めとしたデリケートなカーフレザーに使用可能。
はたまた、キップレザーや油分をタップリ含んだブライドルレザーなど、幅広い革種に安心して使える汎用性の高さがあります。
レノベイタークリームはビーズワックス（ミツロウ）をベースにミンクオイル、ラノリン（羊毛油）など、自然由来の保湿成分を配合。
栄養成分が作用し、革への栄養補給効果とツヤ出し効果が得られます。
レノベイタークリームの特徴は、カーフレザーなどのきめ細やかで繊細な革種でも安心して使え、控えめで美しいツヤを与えること。
上質で高級品のカーフレザーはお手入れに失敗したくないですからね。
レノベイタークリームは上質なカーフレザーにしっかり乗り、上品なツヤを出すのです。
革財布やレザーベルトのお手入れに使えるだけでなく、革靴にも使えます。
上品なツヤを与えるレノベイタークリームで靴を磨くと、しっとりとした革の風合いを楽しめます。
サフィールノワールには靴クリームの大定番、
がありますが、クレムはあくまで革靴専用品。
レノベイタークリームさえ買っておけば、革製品全般のお手入れができますよ。
| 項目 | 詳細 |
| ブランド | サフィールノワール |
| カラー | 無色（ニュートラル） |
| 配合成分 | ビーズワックス ミンクオイル ラノリンなど |
| 原産国 | フランス |
| 容量 | 75ml |
| 価格 | 2,640円 |
- スムースレザー全般に潤いと自然なツヤを与えたいときにおすすめ
スペシャルナッパデリケートクリーム
スペシャルナッパデリケートクリームはレノベイタークリーム同様に、スムースレザー製品全般に使えるケアクリームです。
- バッグ
- 靴
- 財布
- ジャケット
- ソファ
など、幅広い用途に使用可能。
スペシャルナッパデリケートクリームの特徴は、革にシミを作りにくいこと。
シミや色落ちの原因となるのはワックスや有機溶剤。
スペシャルナッパクリームはワックスや有機溶剤を含まないため、シミのリスクがほとんどありません。
そのため、シミができやすい革種のお手入れに最適です。
容器背面の説明を見てみると…
デリケートなソフト革に使えるとの記載が。
- シープスキン
- ラムスキン
- オーストリッチレザー
- ヌメ革
- アニリンカーフ
といった、デリケートレザーのお手入れに使用できます。
ワックスが入っていない分、革へのツヤ出し効果はなく、仕上がりは革本来の風合いが前面に出ます。
革がマットで自然な表情に仕上がりますよ。
主な成分はホホバオイルと小麦プロテイン、ミンクオイル。
ホホバオイルは化粧品で目にする機会の多いオイル。
高保湿なオイルで革に潤いと柔軟性を与えます。
保革効果が高いです。
一方の小麦プロテイン。
革の水分保持をサポートし、潤いを革内部にとどめます。
革に柔軟性と耐久性を付与するのに役立つ、縁の下の力持ちです。
天然の植物性油分が革に潤いと栄養を与え、しっかり保湿。
革を乾燥から守ります。
| 項目 | 詳細 |
| ブランド | サフィールノワール |
| カラー | 無色（ニュートラル） |
| 配合成分 | ホホバオイル 小麦プロテイン ミンクオイルなど |
| 原産国 | フランス |
| 容量 | 75ml |
| 価格 | 2,640円 |
- デリケートな革を変色させずに栄養補給したいときにおすすめ
レノベイターとスペシャルナッパの違い
この項目では、レノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームの違いについて述べます。
具体的には、以下の明確な違いがあります。
- 配合成分
- 革の仕上がり
それぞれ詳しく見ていきます。
配合成分
レノベイタークリームは水分の量が比較的少ないです。
レノベイタークリームはビーズワックス、ラノリン、ミンクオイルといった、油分が多め。
スペシャルナッパデリケートクリームはホホバオイルと小麦プロテイン、ミンクオイル、そして、水分。
水が多く含まれているスペシャルナッパは革へ浸透しやすく、成分を革の奥深くまで届けます。
保湿作用がとても高いのです。
同じ容器に入って同じような見た目だと、
と疑問に思うかもしれませんが、まったくの別物。
配合成分が分かれば、革の仕上がりがある程度予想がつきますね。
革の仕上がり
保革クリームの配合成分の違いは見た目に大きく影響します。
レノベイタークリームはビーズワックスベース。
ビーズワックスはロウ分なので、革表面に留まりツヤが強く出ます。
スペシャルナッパデリケートクリームは革表面に留まる成分はわずかのため、革の見た目はお手入れ前後でそれほど変わりません。
革本来の風合いをそのまま残した仕上がりになります。
実際に塗って違いを比較してみた
百聞は一見に如かず。
レノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームを革に塗って仕上がりを比較します。
クリームを塗るのは黒のレザーマット。
異なる部位に各クリームをそれぞれ塗り、どんな感じになるかを見る魂胆です。
向かって左側にレノベイタークリーム。
右側にスペシャルナッパデリケートクリームを塗ります。
塗った後の見た目と質感を比較することに。
では作業開始です。
まずはレノベイタークリームを塗っていきます。
伸びが良く、塗りやすいクリームです。
では、革に塗ります。
クリームは粘性がありつつも良く伸び、革にムラなく乗る感じ。
続いて、スペシャルナッパ。
水分多めでトロトロです。
ヌリヌリ。
レノベイタークリーム以上に塗りやすく、革への浸透性が良い印象。
レノベイタークリーム以上にサラサラで、塗ったそばから革へ吸収されていくのが分かります。
どちらも円を描くように塗りました。
左がレノベイター、右がスペシャルナッパです。
革への浸透を待ち、ある程度乾かしたらブラッシング。
レノベイター、スペシャルナッパを塗った箇所をそれぞれブラッシングします。
そして、クロスで磨きます。
どちらも軽めに磨くことに。
クリームを塗った後の革の見た目はこちら。
レノベイタークリームを塗ったところは控えめなツヤが出ています。
他の部分よりも光っていますね。
この仕上がりなら、革靴に使ってもエレガントな見た目になります。
スペシャルナッパデリケートクリームを塗った部分はマットな見た目。
他の部分と見分けがつかないほど自然な仕上がりです。
水分多めのスペシャルナッパデリケートクリームは、よりしなやかでもっちりした質感になりますよ。
使用後の触り心地に関しては、スペシャルナッパはサラサラとした質感です。
レノベイターはしっとりとした触り心地。
少し指が引っかかる感じが残っていました。
あくまでスペシャルナッパを塗った箇所と比べて、です。
スペシャルナッパデリケートクリームと比較したからこそ違いが分かる程度。
とはいえ、レノベイターは塗りすぎるとべたつきますので、過度な塗布は注意です。
- ツヤを出すならレノベイター
- 革の風合いを残すならスペシャルナッパ
と覚えておきましょう。
異なる保革クリームは革種によって使い分けよう
本記事ではレノベイタークリームとスペシャルナッパデリケートクリームの違いを比較しました。
どちらもサフィールノワールの保革クリームですが、配合成分や革の仕上がりが異なる特徴的な革用クリームです。
どちらも革へ潤いと栄養を与える効果が高いのは共通項。
ただ、違いもあり。
レノベイタークリームは油分多めで革に控えめなツヤを。
スペシャルナッパデリケートクリームは革の風合いを活かしたマットな仕上がりに。
革の種類やアイテムの違いによって使い分けるのがおすすめです。
| 名称 | レノベイタークリーム |
スペシャルナッパデリケートクリーム |
|---|---|---|
| ブランド | サフィールノワール | サフィールノワール |
| カラー | 無色（ニュートラル） | 無色（ニュートラル） |
| 成分 | ビーズワックス ラノリン ミンクオイル |
ホホバオイル 小麦プロテイン ミンクオイル |
| 価格 | 2,640円 | 2,640円 |
| ケアできる革製品 | スムースレザーの革製品全般 起毛革には使えない |
スムースレザーの革製品全般 起毛革には使えない |
| 特に適した革種 | ベビーカーフ ボックスカーフ |
ヌメ革 ナッパレザー |
| クリームの特徴 | ツヤ有りの仕上がりになる デリケートなカーフレザーにも使える |
ツヤ無しの仕上がりになる カーフレザー以上にデリケートな革にも使える |
| おすすめの人 | 革のツヤを強めたい | 革本来の風合いを残したい |
| 商品ページへ | Amazonで見る | Amazonで見る |
- ボックスカーフやアニリンカーフといった上品な光沢を持つ革製品
- 革靴
上記にはツヤを高めるレノベイタークリームを。
- ヌメ革やナッパレザーといった繊細な革の風合いが魅力の革製品
- 乾燥が激しい革
には、水分多めで革本来の風合いを残すスペシャルナッパデリケートクリームを。
それぞれ使うと、満足のいく仕上がりになりますよ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました！
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色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
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