メンズファッションにおいて、重要な要素である靴。
オシャレは足元からと言われるように、靴にこだわりを持つ方は少なくありません。
その靴にまつわるお話で、こんなことを聞いたことはありませんでしょうか?
- 靴とベルトの色は合わせるべし
それはなぜなのか。
ちゃんとした理由があるのです。
言ってしまえば、色を統一すると、ファッションにも統一感が生まれ、コーディネートとしてのまとまりが良くなるから。
本記事では靴とベルトの色を合わせることで得られる効果について、詳しくご紹介していくと共に、実際の色合わせの具体例をお見せします。
靴とベルトの色を合わせる意味

靴とベルトの色を合わせると、どんな効果があるのか…。
それはズバリ、
- カジュアルさを抑えられる
ということです。
言い換えれば、
- フォーマルさを保つことができる
とも言えます。
そのような疑問が出てきますよね。
それは、カジュアルさを抑えることで、
- 大人っぽさ
- 落ち着き
を表現できるようになるということ。
靴とベルトの色合わせを行うことで得られる効果が最も大きいのが、ビジネスシーンなどのスーツスタイル時です。
スーツスタイルはフォーマルな形式ですので、カジュアルさが強いと違和感が生じてしまいます。
普段ベルトは見えないことが多いですが、ふとした瞬間にベルトが見えて靴と色が合っていないとチグハグ感が出てしまうのです。
見る人によっては、
となってしまうかもしれません。
逆に、ベルトと靴の色が合ってると、落ち着きや大人っぽさを演出できるので、相手へ与える印象が格段に良くなります。
以上のことは、フォーマルな場で起こりえることで、カジュアルシーンでは靴とベルトの色は多少合っていなくても構わないと思います。

ファッションにおける色の重要性

靴とベルトの色を合わせると、
落ち着きが出る
カジュアルさが抑えられる
といった効果が得られます。
このことからも明らかなように、ファッションにおいて色は非常に重要です。
色使いの「上手・下手」をセンスが「ある・ない」といっても過言ではないほど、色が人に与える影響は多大なものです。
色自体が持つ印象はもちろんですが、組み合わせによっても、色の与える印象は大きく異なります。
似たような色を組み合わせるとまとまり感が出て、なじみが良いですし、全く異なる色を組み合わせるとメリハリが強く、アクティブな印象になります。
アウトドア用品などは遭難時の発見のしやすさを考慮したカラフルなものが多いですが、それと同時に、その服を着ていることでアクティブな印象を人に残せるのです。

コーディネートに統一感を持たせることで得られる効果とは?

色が人に与える印象が分かったところで、ファッションにおいて、「色を合わせることで得られる効果」について焦点を当ててみます。
色を合わせることでコーディネートのまとまりが良くなるということは、ファッションに「統一感」が生まれるということです。
ファッションに統一感が生まれると、簡単に言ってしまえばオシャレに見えやすくなります。
先ほども述べましたが、靴とベルトの色を合わせるとファッションがまとまりやすくなり、落ち着いた印象に近づきます。
それはつまり、「子供っぽさ」を軽減して「大人っぽさ」を演出できるということ。
子供が「子供っぽい」格好をしていたら何の違和感もありませんが、大人が「子供っぽい」格好をしていたら少し違和感を覚えますよね?
その違和感が人にオシャレと思われることを邪魔する原因です。
色を合わせて統一感を持たせれば、その違和感を生むことがなくなります。
つまり、周りからオシャレと思ってもらえたり、不快感を与えずにすむというわけです。
そういったメリットが、靴とベルトの色を合わせると得られるのです。
色の統一感を取り入れることで得られるメリットは、なにも靴とベルトに限った話ではなく、ファッション全般を含めて言えることだと思います。


革靴とベルトの色合わせの例
では、色の統一感を持たせた場合、今回でいうところの、
- 靴とベルトの色を合わせた場合
の実際の雰囲気を見ていきましょう。
言葉では中々イメージできないことも、見ればすぐにわかることもありますからね。
安定の「黒靴」×「黒ベルト」
まずは定番の「黒の靴」と「黒のベルト」の組み合わせ。

シェットランドフォックス(SHETLAND FOX)のコードバン靴。
黒靴に黒のベルトはまさに最強。
間違いなしの組み合わせです。
フォーマルでもカジュアルでも映える、普遍的な格好良さを持っていますね。

ベルトはホワイトハウスコックス(Whitehouse Cox)の黒ベルトです。
ホワイトハウスコックスは1875年にイギリスで創業したレザーグッズメーカー。
使用している革は、強く耐久性のあるイングリッシュブライドルレザーで、約10週間もの間、樹皮や種子などを使って丁寧にタンニンなめしをほどこし、天然の染料を革の深部にまで染み込ませたこだわりのもの。
コードバンのツヤにも負けない、重厚感ある革質が靴とベルトの相乗効果を生み出しています。


色気漂う「赤茶靴」×「赤茶ベルト」
お次は、大人の雰囲気を醸し出す「赤茶靴」と「赤茶ベルト」の組み合わせ。

オールデン(Alden)のNo.8と言われるカラー、「ダークバーガンディ」のウィングチップ靴と同系色のベルトを合わせると、オールデンの放つ色気がより引き立ちます。
コーディネート全体の雰囲気をより大人らしく、かつ落ち着いた雰囲気へと導いてくれる組み合わせ。

ベルトはキャサリンハムネットロンドン(KATHARINE HAMNETT LONDON)のものです。
キャサリンハムネットロンドンは、トラディショナルなUKのイメージにイギリス出身のデザイナーであるキャサリン・ハムネットさんの革新的な感性をミックスしたブランド。
華やかさの中にこだわりのある、魅力的な洋服や服飾品を展開しています。
アメリカの「オールデン」にイギリスの「キャサリンハムネット」、そりゃ合いますよ!


明るい印象の「黄褐色の靴」×「黄褐色のベルト」
淡い茶色である黄色味がかった「黄褐色」の靴とベルトの組み合わせは軽やかで明るい雰囲気を演出。

リーガル(REGAL)の淡い茶靴は、その淡さゆえに、革の質感そのものを感じることができます。
比較的カジュアル感が高めの色ですが、ベルトと色を合わせることで統一感が出て、カジュアル過ぎない、バランスの取れた雰囲気を作り出していますね。

ベルトはエンダースキーマ(Hender Scheme)のヌメ革ベルト。


調和が図れる「茶靴」×「茶ベルト」
土の色である茶色は「アースカラー」の一種。
アースカラーは合わせる色を選ばず、他の色と調和が図れる色なので、ファッションのバランスをとる上で、とても重宝する色味です。

カステルバジャック(CASTELBAJAC)の茶色をメインに使った靴と、アクセントとして黒をあしらった茶色のベルト。
どちらも茶の単色ではないのですが、メインに茶色を使用しているので、ゴチャゴチャしがちな多色でも調和がとれています。

他の色となじみが良い茶色だからこそ、このバランスが成り立っていると思います。

このベルトはタケオキクチ(TAKEO KIKUCHI)のものです。
1984年に設立された日本のブランドです。
ブランド名からもおわかりですよね。
このベルトはかれこれ7~8年ほど愛用しているため、年季が入っているものの、まだまだ現役。
やはり革の耐久性は素晴らしいです。
革!
爽やかな「白靴」×「白ベルト」
白色は清潔さの象徴です。
白の靴と白のベルトを合わせることで爽やかでクリーンな雰囲気を演出できます。

プーマ(PUMA)のレザーシューズにパイソンレザーのベルト。
ただの白同士の組み合わせではなく、「ドライビングシューズ」と「ダイヤモンドパイソンの柄模様」という要素を盛り込むことで、シンプルになりすぎない雰囲気を醸し出します。
白色はシンプルすぎると、コーディネートから浮いてしまうこともありますので、少し遊び心を入れた方が意外と合わせやすかったりします。
新品のピカピカ白スニーカーよりも、少し履いて「ちょっとだけ汚れた白スニーカーの方がコーディネートにしっくりハマる」みたいな感覚、ありませんか?

ベルトは先ほども登場したブランドである、エンダースキーマ(Hender Scheme)のもの。
レザープロダクトブランドであるエンダースキーマの製品はどれも魅力的でついつい手に取ってしまう逸品ばかり。
靴とベルトの色を合わせることによって生まれるファッションの統一感、感じて頂けたら幸いです。


靴とベルトの色を合わせてファッションに統一感を持たせよう!
今回は靴とベルトの色を合わせることで生じるメリットについてご紹介しました。
靴とベルトの色を合わせると、フォーマルな印象を高めることができ、大人っぽさを演出することに一役買ってくれます。
逆に色合わせをせずに、靴とベルトが違う色であるとカジュアルさが増し、少し子供っぽい印象になってしまうことも…。
基本的にファッションは自由であるとは思うのですが、年齢に見合った違和感のない服装を心がけることも大人の嗜みではないかと思います。
特に、ビジネスシーンでは落ち着いた服装というのはとても重要で、その人を信用してよいのか、そういった判断指標となることもあります。
靴とベルトの色合わせ、ひいてはファッション全体での色合わせやバランスを考慮して、オシャレで大人な雰囲気を作り出しましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!







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