慢性的な腰痛に悩まされている方って結構いらっしゃると思います。
腰に辛い痛みをもたらす「腰痛」は現代病の一つとして捉えられており、歳を重ねるごとに発症率が高くなっていきます。
腰痛は一定の姿勢を長時間続けることで腰に過度な負担がかかってしまい発生するもので、長時間のパソコン作業など、主にデスクワークを行なっている方に多く見られる症状です。
「運動不足」や「太り過ぎ」といったことでも引き起こされることが現代病と言われる所以でもあります。
ただ、その腰痛、ワークスタイルや生活習慣を改善したからと言って解消されるとは言い切れません。
それはなぜかと言いますと、日々の「歩き方」も腰痛の原因となり得るからなのです。
腰に負担をかけるような作業をせず、太っているわけでもない、適度な運動を心がけている…。
それでも腰痛が治らない方、原因は「歩き方」にあるかもしれません。
その場合、靴にインソール(中敷)を入れて歩き方を改善してあげることで、腰痛の症状が軽減されるかもしれません。
そんなわけで、今回は歩き方を矯正できるインソールのご紹介です。
ひざへの負担も軽減するインソール
腰痛はなぜ起こる?
現代社会で多くの方を悩ませている腰痛。
「重いものを持ち上げた際に腰を痛めた」などの一時的な腰痛であればまだマシかもしれませんが、腰の痛みが長く続く慢性的なものであるとその深刻さは増します。
なんとかしたいですよね。
腰痛を解消するためにはなんらかの対策をしなければなりませんが、何をすべきかを見極めるために、まずは腰痛の原因を述べてみます。
戦いはまず相手を知るところから!
この記事の冒頭でも述べましたが、腰痛の原因は一つではありません。
- 腰に過度な力をかける
- 長時間の同一姿勢・無理な体勢
- 太り過ぎ
- 運動不足
腰痛はある特定の原因のみで引き起こされている場合もありますが、複数の要因が重なって発症することもあります。
腰に過度な力をかける
腰に過度な負荷を掛けてしまう…。
これはかなり直接的でわかりやすい原因です。
重量物を運ぼうとして腰に負担をかけてしまうパターンですね。
ぎっくり腰に代表されるような腰の痛みは、腰に負担をかけ過ぎてしまった場合に起こることがほとんどです。
ただ、腰に負担をかけすぎて腰痛になる場合は、一時的な「急性型」であることがほとんどです。
安静にしていれば、いずれ腰の痛みもなくなります。
腰痛でお悩みの方は急性型ではなく、慢性型の腰痛である方がほとんどだと思います。
慢性型腰痛はむしろ、次の項目からのことが原因でなっている場合が多いです。
長時間の同一姿勢・無理な体勢
腰痛の原因の一つは「姿勢」にあります。
腰への負担に焦点を当てた場合、あおむけが最も負担の少ない姿勢です。
一方で、立っている状態や座っている状態は腰に負担がかかっている状態です。
座っている状態は
本来腹筋にかかるべき負担が腰や背中の筋肉にかかる
ので、想像以上に負荷がある状態なのです。
さらに、そこから前かがみになると余計に腰へかかる力が大きくなり、ますます腰へ負荷がかかってしまいます。
同じ姿勢が長時間続くと血行が悪くなり、筋肉の硬直や酸素不足が生じて痛みが出てきます。
常に座った状態で行うデスクワークが腰痛の原因になってしまうのは、このような理由があるのです。
たたでさえ、日常の何気ない姿勢でも腰痛になってしまうのですから、身体に負担があることを自覚している「無理な姿勢」は、より腰への負担が大きくなることは言うまでもありませんよね。
太りすぎ
「太りすぎ」も腰痛の原因となります。
これは単純な理由で、自身が重くなれば当然腰への負担もそれだけ大きくなります。
腰へかかる負担は体重の2.5倍と言われていますから、10kg体重が増えれば、腰への負荷が25kg増えます。
逆に言えば、やせて体重を減らすだけでも腰痛には効果がありますよ。
運動不足
腰痛の発生には「運動不足」も影響します。
身体を動かさずにいると徐々に筋肉がおとろえていきます。
特に、背筋がおとろえると自身の体重を背筋のサポートなく腰だけでさせる形になり、腰への負荷が大きくなってしまうのです。
▼座り続けても快適なクッション▼
腰痛の改善方法
ここまで腰痛の主な原因を述べてきました。
原因がわかれば打つべき対策もわかるというもの。
これまでの原因を踏まえれば、腰痛の改善方法には以下のものがあると言えるでしょう。
原因 | 改善方法 |
腰に過度な力をかける | 重いものを持たない |
長時間の同一姿勢・無理な体勢 | 一定時間ごとに腰のストレッチ |
太りすぎ | ダイエットする |
運動不足 | ウォーキングなどの軽めの運動をする |
腰痛の改善方法を挙げさせてもらいましたが、慢性的な腰痛の原因は下の3つだと思います。
これらの対策を取ることができれば、腰痛は解消する方向へ向かう可能性が高いです。
しかし、ここではそれらの対処法については述べません。
なぜなら、このブログは靴がメインのブログ。
そこで、靴という観点から、腰痛を改善する方法を提案したいと思います。
靴という観点から、腰痛を改善するために何をすべきかというと…、
「インソール」を使うという手があります。
先ほど、腰痛の原因の一つとして「姿勢」があることを述べました。
それは歩行時も同じです。
歩き方も腰痛の原因になり得ます。
姿勢が前かがみになると腰への負担が増えることはすでにお伝えしましたが、「猫背」の方は歩いているときに常に前かがみになります。
逆に猫背の反対、「反り腰」の方も腰への負担が大きいです。
腰痛の多くは、骨盤と脊柱との角度の不良によって腰の筋肉に大きな負荷がかかって起こります。
それを防ぐためにも、首から腰にかけてのラインが直線になることが理想であり、その姿勢を維持できれば腰痛のリスクはかなり軽減されると言えるでしょう。
腰痛改善のためのインソール
ここで姿勢を矯正するインソールをご紹介します。
それが「インソールプロ(腰痛対策)」です。
インソールプロは、プロの技術から生まれたインソールで、自分の体重を矯正力として利用する、
足底治療用医療器具
の理論から生まれた世界初の「トラブル別インソール」。
トラブル別ということは…、そう!
腰・足・膝の主なトラブルに対応した種類がラインナップされているインソールなのです。
今回ご紹介するのは「腰痛対策」のインソール。
話を腰痛に戻しまして…、腰痛対策用のインソールの特徴としては、3つのアーチが骨盤と脊柱との角度をサポートして腰への負担を軽減するものです。
- 内側縦アーチパッド
- 外側縦アーチパッド
- 横アーチパッド
これら3つのアーチによって足や骨盤の角度を調整したり、腹筋を鍛えたりすることで腰に掛かる負担を小さくすることができます。
また、「衝撃吸収材フィットセル」をかかと部に採用しているので、このセルが歩く際の衝撃を吸収して腰部への負荷を軽減してくれるのです。
靴自体に歩きやすさを求めるなら、「コンフォートシューズ」がおすすめです。

腰痛対策用インソールの使用感
ではこのインソールについて、ディティールや実際に使用している様子を見ていこうと思います。
腰痛対策用インソールを搭載させているのがこちらの靴です。

レッドウィングのワークオックスフォード。
黒い部分がインソール。
このように外れます。


この靴にインソールを入れているのには理由があります。
この靴はワークブーツなので、カジュアルにガシガシ履く用なんですね。
ですので、休日なんかですと一日中履いていることもざらで、ちょっとしたハイキング程度ならこの靴で出かけることもあります。
そこで重要なのが
- 長時間履いていても疲れない
- 腰が痛くならない
ということなのです。
長時間履く機会の多いこの靴にインソールを搭載することで、腰の痛みを軽減しようというのが狙いです。
そして、その狙いは見事に成功しました。
この靴を履いて出かけた日は、夜寝る前に腰が痛くなりにくいんですよね。
長時間履く靴だからこそ、インソールによるちょっとした違いが、じわじわと効いてくるのだと思います。
そんな効果抜群のインソール、全体像はこのようになっています。

上から見ても立体的なことが分かりますよね。
サイズは大まかにM、Lなど分かれていますが、購入後に靴のサイズや形に合わせてつま先部分をカットする仕様なので、調整の融通が利きます。
横から見た図はこのように。

横から見るとより一層、立体的な構造が際立ちます。

かかとにいくにつれて高くなるソール。
これが身体の姿勢を矯正する役目を持ちます。

土踏まずの箇所も足に沿う形でアーチパッドが設置されているので、歩行時のフィット感も抜群、歩行をしっかりサポートしてくれます。
実際に靴の中でどのように足にフィットするのか、足を置いて確認してみます。

インソールの盛り上がりによってかかと部分に角度が出来るため、立っているだけの状態でも、足に角度が出来るようになっています。
これによって骨盤と脊柱の角度を矯正し、腰痛を軽減する効果がもたらされるわけです。
お次は足の内側方向からパシャリ。

自身の体重によってインソールが若干沈むことで、インソール自体が足を包み込むような形になるので、履き心地も良く、歩いているうちにずれてくることもありません。
インソールには別の効果も…
それと、インソールには別の効果もあります。
それは靴のサイズ調整に使えるという点です。
このインソールを入れているレッドウィングの革靴は僕が初めて購入した本格的なレザーシューズなのですが、少しサイズが大きいのです。
「革靴初心者あるある」ですが、スニーカーの要領で革靴のサイズを選ぶと、革靴の場合、後々サイズが大きいと感じることがあります。
それは履いていくうちにソールが沈み込むことで、革靴のサイズに余裕ができてくることが原因です。
革靴の構造や特徴をよく知らない頃はそういったことを踏まえずにサイズを選ぶので、ありがちなことだと思います。
そんなときはインソールの出番です。
サイズが大きいと感じている靴にインソールを入れて足との接地面を底上げすれば、意外とピッタリのサイズ感になることがあります。
ご参考として、下の写真はインソールなしで革靴を履いた状態。

かかとに隙間が出来ていますよね。
履いていくうちにソールが沈み込み、サイズに余裕が出てきてしまったのです。
この靴にインソールを搭載すると…

このようになります。

隙間がなくなりましたね。
インソールを用いることで、靴のサイズ感を調整することができています。
もちろん、靴のサイズは靴ひもの結び方でも調整は可能ですが、それにも限度があります。
靴ひもをきつくしても、まだサイズに余裕があると感じる方はぜひとも試してみてください。
何をしても腰痛が治らない?インソールを使ってみましょう
今回は腰痛の改善について「インソール」という観点からのご提案でした。
慢性的な腰痛はなかなか治すことが難しく、長く付き合っていかなければならないことが多いです。
というのも、その原因は日常的な姿勢や歩き方にあることがほとんどなので、よほど意識して対策に取り組まないと改善していかないのです。
そこで、着目したいのがインソール。
「歩く」という日常とは切り離せない行為をサポートする「インソール」で姿勢を矯正することで、本人は意識することなく、日常的に腰痛対策に取り組むことができます。
- 長く腰痛に苦しまれている方
- いろいろと腰痛対策をしてきたけど効果がなかった方
- 最近腰の痛みが気になるという方
上記に該当する方々は、お手軽に取り入れられるインソールでの腰痛対策、やってみてはいかがでしょうか?
ちなみに、靴のかかとが削れていることも姿勢を崩す原因となり、腰痛を引き起こす原因となります。
かかとの削れが気になる方はかかと補修もお試しください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧頂き、ありがとうございました!
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