コンフォートシューズって履きますでしょうか?
「コンフォートシューズ」というのは足の健康という点にフォーカスして作られた、いわば履き心地の良い靴のことを指します。
靴のサイジングや歩き方で姿勢が変わり、腰痛をはじめ、体の各箇所に痛みが出たりすることもある程、靴というのは重要です。
意外と盲点になりがちな靴の観点から見た体の管理。
今回は足の健康を守る、コンフォートシューズのお手入れをしていきます。
コンフォートシューズ
コンフォートとは英語で「comfort」、体を楽にする・快適にするという意味を持ちます。
つまりコンフォートシューズとは
- 快適な靴
- 履いていて楽な靴
を指します。
言葉の意味通りにとらえれば、かなり定義の範囲が広い言葉です。
足への負担が少ないということがコンフォートシューズを名乗る上では重要ということですね。
現代社会では偏平足の方や、外反母趾で靴ズレが起きやすく、革靴のサイジングに悩んだりという方も増えてきていると聞きますから、コンフォートシューズの需要は今後も増えていくでしょう。
歩いていてすぐに痛くなる靴は、だんだんと履かなくなってしまうということもありますから、履きやすさという点も長く靴と付き合っていくのにはすごく大事なポイントと思います。
ダンスコのコンフォートシューズ
コンフォートシューズを軽くご説明したところで…
ダンスコ(dansko)というのはアメリカのシューメーカーで、足に優しいコンフォートシューズを製造しています。
ブランドの発端は以下をご参照ください。
Dansko は1990年にアメリカ・ペンシルバニア州で生まれたブランドです。 創設者の Mandy Cabot と Peter Kjellerup は馬の調教師でした。 Peter の故郷であるデンマークに馬を買いに行った時にその町の小さな靴屋でシンプルなデザインのクロッグスを見つけたのがきっかけでした。 履き心地の良いそのクロッグスは馬の納屋でもどこに行くのにも快適でお気に入りの一足になりました。 2人はデンマークに行っては友人たちに靴を持ち帰り、 愛車のステーションワゴンに靴を乗せ、 馬の品評会で売り始めました。 アメリカで販売してみようと20年間、 改良に取り組み、 Dansko(デンマークの靴) という名前を取り、 Dansko, LLC. を設立することになりました。 日常ではもちろん、レストランや医療系で働く方々の靴として機能性とデザイン性の両方に優れた、履きやすく足や腰への負担を取り除いた靴です。 今ではたくさんの国の方々に愛されています。
その靴は APMA (アメリカ足病医学協会)にも公式認定されているほど。
医学的にも足に優しい靴づくりをしていると認められているシューメーカーです。
オフィシャルサイトの紹介文中にあります、
腰への負担を取り除いた靴
これですよ。
慢性的に悩まされているわけですが、ダンスコの靴を一日中履いた日は、寝るときに腰の痛みを感じにくいというのを実際に体験しています。
この体験で僕は歩く時の姿勢を意識するようになりました。
靴を全部ダンスコにすれば腰痛も軽減するとは思うのですが、
色々な靴を履きたい気持ち>腰痛の痛み
なので、ダンスコの靴はたまに履く程度です。
ですが、履いていてめちゃくちゃ楽なのは間違いないです!
ダンスコのプロフェッショナル
そんなシューメーカーのダンスコ。
様々な型の靴を製造・販売していて、サボやサンダルの他にも、ワークシューズやパンプスもあります。
レディースの品ぞろえが充実していますが、もちろんメンズの靴も取り扱っています。
そんな豊富な製品群の中で、僕が履いている靴がこちらです。

「ダンスコ(dansko)」の「プロフェッショナルオイルド」です。


非常にシンプルな構造のコンフォートシューズで、ほぼサンダル感覚で履くことが出来ます。
この靴の名前である「プロフェッショナルオイルド」の「オイルド」とはオイルドレザーの事を指していて、アッパーにオイルドレザーを使用しています。
そのため撥水性に優れ、汚れに強いです。
雨の日も気兼ねなく、ガシガシ履けます。
また、オイルドレザーゆえのしなやかさも履き心地の良さに大きく貢献。
ソールもクッション性が良く、歩く時も快適で、コンフォートシューズの名にふさわしい出来栄えに仕上がっていると感じます。
かかとが高いので、普段高いヒールを履く事のない男性の方は、最初の内は違和感を感じたり、バランスを崩したりするかもしれません。
僕はそうでした(だからと言って、疲れる感じは全くありませんでしたが)。
ちなみにかかとは5cmの高さがあるのでその分、身長も盛れます。

ダンスコプロフェッショナルのメンテ
靴の紹介も済んだところで、メインのお手入れといきましょう!
先ほども述べましたが、この「プロフェッショナルオイルド」はオイルドレザーを使用していまず。
そのため、通常の銀付き革のような、靴クリームや磨き上げなどの工程にそこまで気を払わずとも問題ありません。
あ、もちろん靴の楽しみ方は人それぞれです。
オイルドレザーに鏡面磨きを施すといったことも可能ですし、それによって革が痛むことはありませんので、ガッツリ靴磨きすることも可能です。
今回僕がご紹介する手法はあくまでも一例。
とまぁ、前置きはこのくらいにしまして、今回は次の3つの工程を行っていきます。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし・油分補給
- ブラッシング
オイルドレザーのケアは以下の記事でも行っていますので、ご興味あれば是非ご覧ください。

ホコリ落とし
まずはお決まり。
ホコリ落としです。
馬毛ブラシでシャッ、シャッ!

オイルドレザーは油分が多く含まれているので、アッパーにホコリが付着しやすいです。
汚れ落としと油分補給
続いて、汚れ落としと油分補給を同時にしちゃいます。
そんな一石二鳥のケアアイテムがこちらです。

ダンスコの「オイルドレザーリストア(Oiled Leather Restorer)」。
こちらのクリームは汚れ落としと保湿・栄養補給を同時に行うことができる、とても便利なクリームです。
良く振ってからこのクリームをクロスに取りまして…


靴に塗っていきます。

汚れを落としつつ、靴に栄養を与えることを意識して満遍なく、愛情をもって拭きましょう。
愛情最重要!(韻を踏みつつ)
アウトソールも。

ダンスコはソールに厚みがあるため、その分面積もあり、人の目につきやすいです。
ソールの汚れもしっかり取ってきれいに保ちましょう。

履きジワのところは特に入念に油分を入れます。
乾燥しすぎると革が割れてしまいますからね。

レザーリストアで靴全体を拭き終わりました。
僕が購入したのは数年前なのですが、パッケージが新しくなっています。
よりシンプルな色使いで洗練されたパッケージですね。
ちなみに専用品を使わず、ほかの種類の靴クリームでもダンスコのお手入れは可能です。

ブラッシング
革に油分を乗せたら、次は…
そう!
豚毛ブラシでのブラッシングですね!

革全体にクリームを馴染ませることを意識しつつ、豪快に大きな動作でブラッシングします。
ブラッシング後はこのような状態に。


お手入れ前後で比較してみましょう。

左が「ケア前」、右が「ケア後」です。
お手入れすることによって、靴全体で革の均一感が増し、整った印象になりましたね。
コンフォートシューズとオイルドレザーは相性バッチリ
本記事では、コンフォートシューズであるダンスコの「プロフェッショナルオイルド」のメンテナンスを行いました。
個人的な意見として、
履き心地の良い靴・楽に履ける靴であるコンフォートシューズ
と
お手入れが簡単で気兼ねなく使えるオイルドレザー
は相性抜群と思っています。
履いていて楽だからこそ、出番が多くガシガシ履けるコンフォートシューズ。
そして、手軽に楽しめるからこそガンガン履けるオイルドレザー製の靴。
これらが合わされば完全無敵。
どんな天候、どんなフィールドだろうがどーんと来い!
そんな気さえする組み合わせ。
より良い歩きやすさを追求するならインソールを入れてみても良しです。
そんなところで今回はこの辺で。
少しでもご参考になりましたら幸いです。
それでは!







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