- 革の色が薄くなってきた
- 見た目が水ぼらしくて愛着が湧かない
- 革に色を入れ直したい
そんなときに使いたいのがレノベイティングカラー補修クリームです。
使い方を解説する記事です。
革の風合いを復活させたい人は、ぜひ読み進めてみてください。
経年変化が非常に魅力的な革製品。
使い込めば使い込むほど味わい深いものとなる革ですが、使っていくうちに色あせや汚れの沈着による変色が起こってきます。
それも経年変化の一部ではあるのですが、革製品としての美しさを大きく損ねる原因となることもあります。
例として、レザーバッグの端の色あせ部の補色例を示します。
本記事では革の色あせや変色した箇所の補色ができるレノベイティングカラー補修クリームの使い方を解説します。
革の色あせはなぜ起こる?
革製品を使い込んでいくと風合いが増し、劣化とは一線を画した独特の変化を起こします。
いわゆるエイジングや経年変化と呼ばれる現象。
ですが、これにともない革の色が、
- 部分的に薄くなる
- 変色する
ことがあります。
これは革の製造工程をひもといてみれば簡単に理解できます。
革は元々、動物の皮から作られます。
皮をなめしてできるのが革。
当然、色は付いていません。
動物が本来持っている「皮の色」が「革の色」として表れます。
そうやってできた革に染料や顔料で色付けされているのです。
いくら染料や顔料が色の定着が良いとはいえ、永久に色が定着するわけではありません。
何らかのきっかけがあれば、色は落ちてしまいます。
革が色落ちするきっかけのうち、もっとも起こりえるのが革へ水分が接触することでの色落ち。
もともと革へ定着していた色が水によって浮いてしまうのです。
すでにお気づきかもしれませんが、色付けをしているということは、
- 色あせを防ぐことはできない
ということ。
- 色を入れることができた
ということは、裏を返せば、
- その色は抜くことができる
わけです。
染色後に革を樹脂コーティングなどで覆ってしまえば色あせを防げます。
しかし、その代償として革の経年変化を楽しめなくなります。
革製品と付き合っていく以上は革の色あせ・変色問題に向き合う必要があるのです。
革の補色を行う便利グッズ「レノベイティングカラー補修クリーム」
では、
という話になります。
それは…。
こちらの道具を使えば簡単に解決します。
靴磨き用品でおなじみ。
- レノベイティングカラー補修クリーム
です。
レノベイティングカラー補修クリームは、
- スムースレザーの皮革製品全般に使える着色補修クリーム
で、色だけでなくキズをカバーする効果もあります。
しかも、使用後は自然な仕上がりで色落ちの心配も無用。
クリームの重ね塗りでしっかり補色できます。
また、他の色と混ぜ合わせれば絵の具のような色調整が可能。
大変便利なクリームです。
セメダインのシューズドクターに混ぜて色の調整にも使えます。
革製品のケアには必須のアイテムです。
レノベイティングカラー補修クリームはその他にも使いやすい機能があります。
効果を以下にまとめました。
- クリームがべた付かず乾いた後は色移りしない
- 色のバリエーションが豊富(47色)で組み合わせ次第で様々な色が表現可能
- サフィールのレノマットリムーバーで落とせる(ミスしても修正可能)
上記で登場するレノマットリムーバーといえば、靴の汚れ落としで使用する強力なクリーナー。
汚れ落としだけでなく、色々と応用がききます。
カビの除去にも使えますよ。
レノベイティングカラー補修クリームの修正・除去にも流用できるのはありがたいです。
実践!レノベイティングカラー補修クリームで革を補色する方法
レノベイティングカラー補色クリームで色を入れ直すのはこちらの革。
一面の革。
これは、僕がシューケアをするときにいつも使っているレザーシートです。
レザーシートの上で靴磨きをしているのですが、色が抜けたり、白っぽく変色している箇所が徐々に目立ってきています。
拡大するとこんな感じ。
革シートが変色したところで作業そのものに支障はないのですが、できればきれいなシートの上で作業したいです。
気分の問題なのですが…。
靴磨きするときは、その気分も重要な要素だと感じています。
趣味の時間の良質な雰囲気を演出するため、レノベイティングカラー補色クリームでレザーシートをきれいによみがえらせます。
今回実施する作業は以下の工程です。
クリームのチューブに一連の流れが書いてあります。
- ブラッシング
- 補色クリームを塗る
- 10分待ってクリームを乾かす
- クロスで磨く
とても簡単です。
では早速、作業に移りましょう。
ブラッシング
まずは補色する革をブラッシングします。
余計なホコリを除去して、補色クリームがしっかりと革へ乗るようにします。
馬毛ブラシでホコリを払い落としましょう。
補色クリームを塗る
ホコリ落としが終わったら、主役の登場。
レノベイティングカラー補色クリームをクロスに取って…
色を入れる箇所に塗ります。
- 色ムラを極力防ぎたい
- クリームの伸びを良くしたい
というときは、水をクリームと1:1程度の割合で混ぜるのがおすすめ。
クリームを塗り広げやすくなります。
また、
- クリーム塗布後の仕上がりが気に入らない
- 補色しなくても良い部分までクリームを乗せてしまった
上記の場合、クリーナーのレノマットリムーバーで拭き取り可能です。
やり直しがきくのがありがたいです。
心理的なハードルが下がりますよ。
10分待ってクリームを乾燥させる
クリームを塗ったら、10分ほど時間をおいて乾燥するのを待ちます。
補色が不十分だと感じた場合、再度補色クリームを塗り重ねると良いでしょう。
クロスで磨く
10分待ったらクロスで磨き上げます。
指に巻いたクロスで…
拭きます。
仕上げの作業です。
クロスで磨くと見映えが良くなります。
余分な補色クリームを拭き取る意味合いもあります。
全体を拭き上げたら作業は終了です。
補色した革の仕上がり
では、レノベイティングカラー補修クリームを塗ったレザーマットの仕上がりを見てみましょう。
白っぽい箇所が無くなっています。
お手入れ後の画像単体だとわかりにくいので比較画像を。
革シート上の黒色の均一感が大きく向上したのがわかりますね。
こんな簡単な作業でこれだけ効果があるとは…。
恐るべし、補色クリーム。
シートがきれいになったことで、今まで以上に快適な靴磨きライフを送れそう。
次の靴磨きが楽しみです。
記事冒頭で示した通り、レザーバッグの色あせ補色にも有効。
同じ方法で補色できます。
レザーバッグの角はこすれやすく色抜けが起こりやすい箇所ですからね。
レノベイティングカラー補色クリームでケアすればこの通り。
きれいに補色できました。
これでまた気持ち良く使い続けられます。
レノベイティングカラー補修クリームでいつまでも革製品をきれいに保とう
本記事ではサフィールのレノベイティングカラー補色クリームを使って革を捕食する方法を解説しました。
使っていくにつれて、革が色落ちするのは仕方がないこと。
しかし、そのままでは革が色あせてイマイチ締まりません。
元の状態に戻したいのが正直なところ。
そんなときはレノベイティングカラー補修クリームを使いましょう。
補色クリームを使えば革の色落ちを難なく解消できます。
お気に入りの革製品をいつまでもきれいな状態で使い続けるために、レノベイティングカラー補修クリームを活用して充実したレザーライフを楽しみましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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ランキング順で並べはするものの、それぞれおすすめの人が違うので自分にピッタリなレザーブランドを選んでみてください。
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色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
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「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」をコンセプトに厳選した素材を基に機能性と品質を追求したモノづくりを徹底している。
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