衣類を洗濯した後は干したり、乾燥機にかけて乾かすが一般的。
でも、衣類を乾燥させるのって面倒じゃないですか?
特に夏場は汗をかくので、シャツなどを洗濯する回数も増えます。
ということは、衣類を乾かす回数も増えるということ。
衣類を速く乾かすためには乾燥機が手っ取り早いですが、生地の縮みという心配ごとがあります。
そうなると天日干しや室内干しをするわけですが、そこにも問題が。
すんなり乾けば良いものの、雨が続いたりすると衣類が乾かず、いつまでも物干し竿にかかったまま…。
場所もとりますし、シャツの枚数も足りなくなるかも…。
生乾きのニオイも気になる…。
そんなときに速く乾く服があったら便利じゃないですか?
乾燥機を使わずに衣類を速く乾かすカギを握るのは、「生地」です。
ナイロン生地なら速乾性があるので、速く乾きます。
雨の日続きもなんのその。
スタイリングのローテーションをしっかり守ってくれます。
本記事では速乾性に優れたナイロン生地で作られたシャツについて紹介します。
速乾性が高い衣類の便利さ
速乾性が高い
つまり、速く乾く衣類というのはとても便利です。
というのも、洗濯した後に乾かす時間が短くて済むので、干し場所を長い時間占拠せず、短時間でクローゼットに戻すことができます。
梅雨時期や夏の雨降り時など、湿気が高く室外に洗濯物を干せないときでも、速乾性の高い衣類なら1日あれば室内干しで十分乾きます。
乾くのに2・3日かかってしまうと、生乾きの嫌なニオイが出てきますよね?
短時間で乾けば生乾きのニオイは発生しません。
また、外出先で突然の雨に降られ、濡れてしまったとしても室内で数十分から数時間干しておけば、ほぼほぼ乾いてしまいます。
これらが速乾性の高い衣類の特長。
アウトドア用の衣類は山の変わりやすい天気に対応できるよう、速乾性の高い衣類がほとんどですよね!
汗のベタつきによる衣類の不快感も、速く乾けば「サラッ」とした着心地にすぐ戻ります。
- 干し場所を長時間占拠しない
- 湿気が多い日でも短時間で乾くので生乾き臭がしない
- 突然の雨に降られても数時間程度干せば乾くので再び着れる
- 衣類のベタつきが速く解消する
ナイロン生地の速乾性
速乾性が高い衣類の便利さがわかったところで、そもそも速乾性の高い衣類とはどんなものなのかについてご説明します。
その生地とは、
- 化学繊維
です。
化学繊維はほとんどの種類が乾くのが速く、速乾性が高いといえます。
化学繊維は水を吸いにくく、洗濯や雨に濡れてもそもそも生地に水が染み込みにくいため、乾きが速いのです。
衣類に使われる化学繊維はポリエステルやアクリルなど多々ありますが、「ナイロン」もそのうちの一種。
ナイロンは耐熱性や耐摩耗性などの優れた物性を持っています。
吸水性も低いため、生地として使うと速乾性が高い衣類ができあがるのです。
ナイロンは染めやすく鮮やかな色を表現できるという特長もあり、優れた物性と相まって衣類の生地に使われることが多くあります。
「ナイロン生地」と「シャツ」のシナジー
速乾性の高いナイロン生地は種々の衣類に使われていますが、中でもシャツとの相性が抜群。
シャツは首周りや袖周りが汚れやすく、洗濯頻度が高いアイテム。
洗濯してもすぐに乾くナイロン生地ならば洗濯頻度が高くても、
- 干し場所を長時間占拠
- 着たいときに乾いていないので着れない
ということが避けられます。
また、ナイロンは洗濯での縮みもほとんどなく、シワにもなりづらいです。
洗濯を繰り返しても、アイロンを使わずにハリのある生地感を楽しむことができます。
気を使わずにラフに着れるのがナイロン生地の良いところ。
着る機会の多いシャツとは、良いシナジー効果が得られます。
フィルマム(FIRMUM)のナイロンシャツ
ナイロンとシャツの好相性を語ったところで、僕が所持するナイロンシャツを紹介します。
それがこちら。
ドメスティックブランドであるFIRMUM(フィルマム)のナイロンタッサーガーメントダイショートスリーブシャツ。
ナイロン100%から作られた、ナイロン生地ならではの風合いを持つシャツです。
ちなみに、商品名であるナイロンタッサーガーメントダイショートスリーブシャツの「ガーメントダイ」とは製品が仕上がってから最後に色を染める「後染め」を意味します。
タッサーとは編み方の手法の1つ。
タッサー編みしたナイロンを後染めして作られたシャツということです。
後染めすることで生地から縫い目まで、すべてが同じ染料で染められるため、独特の風合いが出ます。
また、パッカリングが大きく出ることも特徴。
着古したような雰囲気があり、こなれ感を演出できます。
また、タッサーとは平織りの一種。
よこ糸をたて糸よりも太いものを使って強調された生地の織り方をタッサーと呼びます。
のれんなどにも使われる丈夫な編み方です。
伸びやシワが少ないという利点も。
「ナイロンタッサー」とは、「ナイロンをタッサー編みしました」ということです。
バックショットも。
色はブラック。
真っ黒ではなく墨黒っぽい雰囲気。
コットンとは異なるシャリ感のある生地で、ハリが感じられます。
タグにはナイロン100%の表記が。
先ほども述べた通り、ナイロン生地はシワになりにくいので、たとえシャツでもアイロン不要。
襟元はレギュラーカラー。
シンプルで日常使いしやすいデザインです。
裾にはスリットが入っており、動きやすさも確保。
ナイロンシャツを着てみた
着てみるとこんな感じ。
半袖とは行かないまでも肘が隠れるくらいの袖丈。
袖の長さが肘上のシャツだとカジュアルすぎて抵抗があるという方でも、この丈感ならOKではないでしょうか?
夏場の着用にピッタリです。
着丈や身幅がゆったりしたサイズ感のため、普段使いにストレスなく着れます。
ラフに着たいときには前開き状態で。
涼しげな印象が強くなり、夏場のスタイリングの選択肢を広げてくれます。
ボタンが白色なので、モードに寄りすぎずにカジュアルさがあるのも普段使いしやすいポイントです。
少し肌寒い夜の羽織としても使えますよ。
ナイロンシャツの速乾性の高さと利便性
このシャツの一番の特長は、やはりナイロン生地由来の速乾性の高さ。
ガンガン洗濯できて、すぐに乾くのが良いところです。
夏場にたくさん汗をかいたときでも、気兼ねなく洗濯できます。
洗濯ネットに入れて…
洗濯機に投入。
洗濯後に干しておくと…
室内干しにもかかわらず、6時間もあれば完璧に乾きます。
夜寝る前に干しておけば、朝には乾いてしまう速さ。
暖かい時期の天気の良い日に室外干しすれば、1時間程度で乾きます。
昼休みの間だけで乾いてしまうほどの短時間です。
ナイロンシャツが大活躍するであろう夏場の気候であれば、洗濯後に外干しで一時間もすれば「あっ」という間に乾きます。
FIRMUM(フィルマム)とは
ここで、ナイロンタッサーシャツを作っているブランド、「FIRMUM」について少しご説明します。
FIRMUM(フィルマム)とはNO CONTROL AIRのデザイナーでもある米永至さんが手がける、もう一つのレーベル。
メンズ・ウィメンズどちらも取り扱っているファッションブランドです。
NO CONTROL AIRのジャケットやパンツもスタンダードでデイリー使いに大活躍してくれる普遍的なデザインですが、FIRMUMはよりベーシックでカジュアルな雰囲気を持っています。
夏場や梅雨時期の強い味方!ナイロンシャツ
本記事では、洗濯や水濡れしてもすぐに乾く速乾性の高いFIRMUMのナイロンシャツについて紹介しました。
速乾性の高いナイロン生地でできた衣類は汚してしまったときや雨に降られたとき、何かと便利。
速く乾くので、次の登板にすぐに備えられます。
生乾きの臭いとも無縁。
干し場所を長時間占拠することもなく、物干しざおが洗濯ものだらけになるのも防げます。
普段着ていて汗をかいたときもべたつきにくく、サラッとした着心地を得られます。
ナイロン生地は、日常で着る機会の多いシャツとの相性は抜群です。
衣類の生地はそれぞれ長所・短所がありますが、コットンやウールとは一味違う、ナイロンの良さを感じてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
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