ジャケットはオンでもオフでも着回しやすい、ファッションの定番アイテム。
定番アイテムだけに、デザインや特徴の異なる数多くの種類が存在します。
ジャケットのデザインは模様や形状だけでなく、用いる糸の種類によっても大きく変わるもの。
コットンを使うか、ウールを使うか、リネンを使うか…。
使う糸によって生地の風合いが異なり、それがジャケットをはじめとした、衣類のデザインに反映されるのです。
今回のテーマは絣を使ったジャケット。
独特の風合いを持つ絣糸で織られた生地は、他の生地では表現できない存在感を放ちます。
そんな絣糸で織られたジャケットを手がけたのは、日本のファッションブランド「ポータークラシック」。
ポータークラシックのカスリクラシックジャケットは唯一無二の雰囲気を放つ極上ジャケットです。
本記事ではポータークラシックのカスリクラシックジャケットの詳細をレビューします。
着て楽しい、カスリクラシックジャケットとはどんなものなのか?
よろしければお付き合いのほど、お願いします。
絣(かすり)糸は部分的に白く染まった糸
本題に入る前にまず、
というところから説明します。
絣糸は絣の織物をつくる織り糸のこと。
糸を染色する際に、糊で固めた糸を白く染め残す部分だけ糸でくくったり、板で締め付けたりして染まらないようにすると、部分的に白く染め残った部分ができます。
それが絣糸です。
絣糸を経糸あるいは緯糸にして、白い部分を交差させて織られたのが絣生地。
部分的に染めた絣糸で織った絣生地は、独特の特徴ある文様が表れるのです。
つまり、絣とは生地に図柄を表す手法の1つ。
絣生地を使った洋服もまた、独特の雰囲気を持つ仕上がりになります。
カスリクラシックジャケットの詳細
ここで、絣生地を使ったジャケットを紹介します。
それがこちら。
日本のファッションブランドであるポータークラシック(Porter Classic)のカスリクラシックジャケットです。
特長は何といっても絣生地。
青と白のコントラストが美しい、とても魅力的な生地。
絣の風合いが唯一無二の雰囲気を生み出しています。
バックショットも。
ポータークラシックオリジナルの生地、絣刺し子シリーズのクラシックタイプのジャケットです。
- やや古めかしく落ち着いた感じのするさま
- 格式があり伝統的なもの
よく見ると、絣生地に刺し子を施しているのが分かります。
- 布地に糸で幾何学模様などの図柄を刺繍して縫いこむこと
- 保温・補強等のため麻布や木綿布に木綿糸で補強したものが始まりとされている
手間をかけて作られた貴重な絣生地だからこそ表現できる、独特の雰囲気があります。
- インディゴのグラデーションや風合い
- 糸の段階から生み出している特徴ある模様
上記がこれまでに感じたことのない感動を与えてくれる逸品です。
ジャケット裏地にはポータークラシックのこだわりが詰まった2種類の定番生地、「PC Kendo」と「PC Sashiko」のタグ付き。
所有欲をくすぐるタグです。
商品タグを見ると、表地はコットン100%。
裏地の一部には、コットン75%とレーヨン25%の混紡生地が使用されています。
ジャケットは背抜き型。
- 肩周辺を除いてジャケットの裏地をすべて省いて仕立てたタイプのこと
フロント裏側には一般的なジャケットと同様にポケット付き。
主張控えめな「PC」というブランドロゴが刺繍されています。
ポケットは意外と大容量。
スマートフォンも楽々入れられます。
製品タグにはしっかりと「日本製」の記載が。
安心と信頼のメイドインジャパンです。
こちらのジャケットはMですが、正直、ポータークラシックの服は「S」を着ても「L」を着ても、しっくりくる感覚があります。
独特なパターンというか、小さめのサイズを着ても窮屈な感じがなく、大きめのサイズを着ても生地が余らない、そんな印象。
僕がポータークラシックを好きな理由の1つです。
袖は本切羽仕様。
- 袖にボタンホールとボタンがあり、ボタンで袖を留めたり外したりできる仕様
本切羽仕様だと腕まくりしやすいので着こなしの幅が広がります。
フロントポケットも広く、寒い日には手を突っ込んで防寒も可能。
ジャケットの裾はセンターベント仕様です。
- 後身頃の中央に切れ込みを入れた仕様のこと
- 身体の動きに合わせたジャケットの広がりを切り込みが緩和し動きやすい
センターベントの裏側はコットンとレーヨンの混紡フリースになっています。
ポケットの裏側も同素材を採用。
柔らかで滑りの良いフリースなので、ポケットの中に手を入れたときに快適さを感じられます。
襟を立てると雰囲気が変わるので、また違った雰囲気を楽しむことも可能。
寒い時期にも、インナーダウンやニットを中に着込んで着回したいジャケットです。
カスリクラシックジャケットを着てみる
ここからは、カスリクラシックジャケットを見てみた様子をお伝えします。
まずはフロントショットから。
絣の雰囲気があるので、他のアイテムがシンプルでも様になります。
Tシャツの上から羽織るだけでも良い感じです。
サイドショットもいたってシンプル。
ジャケット自体はクラシカルな形状なので年齢を問いません。
また、合わせるパンツなどを選ばない器の広さがあります。
万能さが半端ではないですね。
後ろから見ると…
後ろ姿はポケットなどの装飾がないため、絣の風合いを思う存分楽しめます。
着ている本人には見えないのがもったいないですが…。
腕をまくると、よりカジュアルに。
リラクシンなシルエットで、程よい抜け感がGOOD。
インディゴカラーは合わせるアイテムを選ばず、幅広いスタイリングで活躍してくれる仕上がりです。
重ね着やインナーダウンと組み合わせれば真冬のコーディネートにも使えます。
いやはや、爽やかな青が快晴の空に映えます。
背面からのゆったりとしたシルエットがラフな雰囲気を醸し出しています。
やはり絣の雰囲気は何度見ても良いですね。
カスリクラシックジャケットで絣の青と白のグラデーションをひたすら楽しみたいです。
カスリクラシックジャケットで絣(かすり)の独特の雰囲気を楽しむ
本記事では、ポータークラシックの絣糸で織られたジャケット、「カスリクラシックジャケット」を紹介しました。
糸の段階から染め分けて作られる絣は、独特の風合いを持つ特徴的な生地。
そこから作られるポータークラシックのカスリクラシックジャケットも、絣の織り成す美しいグラデーションを楽しめる、珠玉のジャケットです。
他では中々お目にかかれない絣生地を贅沢に使用したジャケットは、それだけでファッションに独特の雰囲気をもたらしてくれます。
コーディネートがマンネリ化してきた人にもオススメの、ポータークラシックのこだわりが詰まったカスリクラシックジャケット。
少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。
それでは、今回はこの辺で。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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