フランスのシューケアブランド、
- サフィールノワール(SAPHIR NOIR)
の保革クリームの1つに、
- レノベイタークリーム
という商品があります。
レノベイタークリームは、
ビーズワックス
ミンクオイル
ラノリン
など、保革効果が高い成分を配合したレザーケア用クリームです。
ビーズワックスが入っているのでツヤが出やすく、もともと光沢感のあるカーフレザーやボックスカーフにも風合いを損ねることなく安心して使えるのが魅力。
革靴にはもちろん、それ以外の革製品全般に使えるため汎用性の高い保革クリームです。
本記事ではサフィールノワールのレノベイタークリームの詳細と使用感をレビューしています。
革にツヤを出したいときにはレノベイタークリーム。マットな質感にしたいときには同ブランドのスペシャルナッパデリケートクリームをそれぞれ使うのがオススメです。
- ツヤを残しつつ保革ができるケアクリームを探している
- レノベイタークリームについて知りたい
- レノベイタークリームを使った後の革の風合いはどんな感じ?
どんな革用ケアクリームを使うかで革の仕上がりが変わる
世の中には多くの革用ケアクリームがあります。
- 栄養補給効果が高いクリーム
- 使いやすさを追求したクリーム
など、保革クリームの種類はさまざまです。
種類が多いだけに、使うクリームによって革の仕上がりが異なります。
革用ケアクリームを大きく分けると、
革に光沢が出るクリーム
と、
革がマットな仕上がりになるクリーム
があります。
革にツヤを与える保革クリームは、
- カーフ
- ボックスカーフ
といった、もともとキメ細やかで美しい質感の革に使うと、革本来のツヤを損なわずに保革可能。
革がマットな仕上がりになる保革クリームは、革本来の自然な風合いを残しつつ、十分な栄養補給ができる特徴を持ちます。
でケアに用いる保革クリームを選ぶと、より満足度の高いレザーケアが可能になります。
サフィールノワールのレノベイタークリーム
この記事で紹介するサフィールノワールのレノベイタークリームは、革にツヤが出るクリームです。
スムースレザー(表革)に潤いとツヤを与えたいときに適した保革クリームがレノベイタークリーム。
レザーケアをしたいのなら、チェックしておくと良いでしょう。
レノベイタークリームの成分
容器のフタにはミンクオイル配合の文字が。
容器の底面を見るとわかるのですが、ミンクオイル以外に、
- ミツロウ(ビーズワックス)
- ラノリン(羊毛脂)
が入っています。
- ビーズワックス|革に光沢を与える
- ミンクオイル|革に栄養と柔軟性を与える
- ラノリン|革に浸透しやすい
いずれも自然由来の成分。
それらが乾燥した革にツヤや潤いを与え、美しさを復活させてくれます。
革に適度なツヤと潤いを与えてくれるのがレノベイタークリームです。
レノベイタークリームの感触
レノベイタークリームのフタを開けると、こんな感じ。
無色の保革クリームです。
無色なのでどんな色の革にも使えます。
触ってみると…
とても柔らか。
伸びが良く、革に塗りやすいクリームです。
革製品全般に使えるため革靴や革財布、レザーバッグや革製ソファなど、様々なレザーアイテムの保革が可能。
お気に入りの革製品を良い状態に保てます。
レノベイタークリームは革にツヤを与える
先ほど述べたように、レノベイタークリームは革にツヤを出したいときに使う保革クリームです。
ここで1つの疑問が浮かびますよね?
スペシャルナッパデリケートクリームは、同じブランドのサフィールノワールにラインナップされている保革クリーム。
革の自然な風合いを保てる保革クリームがスペシャルナッパデリケートクリームです。
ツヤを出したいときにはレノベイタークリーム ツヤを出したくないときには
と使い分けると良いでしょう。
ちなみに、他シューケア用品ブランドのM.モゥブレィでも、
というように、革をどんな仕上がりにしたいかで使い分けられる商品展開をしています。
革の仕上がりをどのようにコントロールするかもまた、革のお手入れの醍醐味です。
レノベイタークリームを使ってみる
保革効果抜群のレノベイタークリーム。
栄養補給とツヤ出しを同時にできるレノベイタークリームは革靴のケアにも相性良し。
レノベイタークリームは靴クリームとしても申し分ない特性です。
実際に靴磨きに使ってみます。
お手入れする靴はスコッチグレインのアシュランス。
レノベイタークリームで保革する前には、シューキーパーを入れて革靴の形を整えておくと作業がスムーズです。
レノベイタークリームを使った革靴のお手入れ手順は以下の通り。
- 革靴のホコリを落とす
- 革靴の汚れを落とす
- 革靴にレノベイタークリームを塗る
- 革靴にレノベイタークリームをなじませる
- 余分なレノベイタークリームを拭きとる
- 革靴の光沢を際立たせる
実際に使った感触として、レノベイタークリームは、
- 使いやすい
- 仕上がりが美しい
上記を満たす、とても満足度の高い靴クリームです。
では、実際にやっていきます。
革靴のホコリを落とす
まずは革靴のホコリ落としから。
馬毛ブラシで革靴をブラッシングし、ホコリを払い落とします。
レノベイタークリームを革に浸透させるため、邪魔なホコリをしっかりと落としておきましょう。
革靴の汚れを落とす
革に付いた汚れもまた、ホコリと同様にレノベイタークリームの浸透を阻害します。
クリーナーを使って、しっかりと汚れを落としましょう。
靴クリーナーのツーフェイスプラスローションで革靴の汚れを取り除きます。
クロスにクリーナーを染み込ませ…
クロスで革靴を拭き、汚れを落としていきます。
革に栄養を与えるため、事前に汚れを落とす作業は重要です。
革靴にレノベイタークリームを塗る
ここで主役の登場です。
レノベイタークリームで革靴に潤いと栄養、そしてツヤを与えます。
保革クリームを塗るときは小型ブラシを使うと、クリームをすみずみまでしっかり塗れるのでオススメです。
ブラシにレノベイタークリームを付けて…
革靴に塗っていきます。
革靴のアッパー(甲革)に満遍なく塗り込んできましょう。
革靴にレノベイタークリームをなじませる
アッパーに塗ったレノベイタークリームをなじませるため、豚毛ブラシでブラシ掛けをします。
豚毛ブラシは毛が硬く、クリームをすみずみまで行き渡らせます。
豚毛ブラシを革にあて、ブラッシングを施します。
しっかりとブラッシングして、レノベイタークリームを革になじませていきましょう。
余分なレノベイタークリームを拭きとる
と感じたとき、それはクリームの塗りすぎです。
クロスで余分なレノベイタークリームを拭き取ってあげれば、サラサラな感触に戻ります。
クロスを指に巻き付けて革靴を拭き上げます。
塗りすぎたクリームをそのままにしておくと、ホコリが付いてしまったり、しばらくすると酸化して革の風合いを損ねます。
余分なクリームはクロスできれいに拭き取ることを習慣化しましょう。
革靴の光沢を際立たせる
レノベイタークリームはビーズワックスが配合してあるので、ツヤ出し効果も期待できます。
つまり、レノベイタークリームを塗ると革が光りやすいというわけです。
ツヤを出すために使うのは、靴磨きの仕上げに使う山羊毛ブラシ。
山羊毛は毛先が繊細なのでクリームをならす効果が高く、ツヤが出やすくなるのです。
ツヤ出し成分をならしやすくするため、ブラシの毛先にハンドラップで少量の水を付けておきます。
山羊毛ブラシに水を付けたら革靴をブラッシング。
山羊毛の繊細な毛先が、革靴に塗ったレノベイタークリームを均一にしてくれます。
以上で、レノベータークリームを使った革靴のケアは終了です。
次の項目では仕上がりをチェックしていきます。
レノベイタークリームを使った革の風合い
レノベイタークリームでお手入れした革靴の様子はどうなったのか?
それがこちらです。
革がシットリとしてモチモチ感が増しました。
レノベイタークリームでお手入れする前後の状態を比較してみます。
上がレノベイター使用前、下が使用後の図です。
革の光沢が増し、洗練されたスタイリッシュな雰囲気を纏っています。
- 革にツヤを出したい
そんな人は、ぜひともサフィールノワールのレノベイタークリームをお試しください。
レノベイタークリームで革にツヤと栄養を与えよう
本記事ではサフィールノワールの革用ケアクリーム「レノベイタークリーム」について、詳細と使ってみた様子をレビューしました。
レノベイタークリームはミンクオイルやラノリンが配合されているため保革効果が高いレザーケアクリームです。
ツヤ出し能力も十分に備わっているので、
- カーフレザー
- ボックスカーフ
といった、キメ細やかで光沢が美しい革種に対しても使えます。
革本来の風合いを損ねずに栄養補給することが可能です。
使用後のべたつきがなく、革靴だけでなく革製品全般に安心して使える保革クリーム。
それがレノベイタークリームです。
サフィールノワールのレノベイタークリームを活用して、革を美しくしなやかな状態に保ちましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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