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ペネトレィトブラシ(豚毛)をレビュー!靴クリームを手を汚さずに塗れる

ペネトレィトブラシのレビュー記事のアイキャッチ

靴磨きは革に潤いを与えてしなやかさを保つことが目的の1つ。

そのために革靴へ靴クリームを塗り、革に油分と水分を与えて保革します。

ただ、靴クリームを塗るときに指で直接塗ると、靴クリームで手が汚れてしまいますよね?

クロスに靴クリームをとって塗る場合でも、徐々にクリームがクロスに染み込んで最終的には手まで到達してしまいます。

結局、手が汚れることに…。

また、指やクロスで靴クリームを塗ると、革靴の細かいところまで靴クリームを行き届かせるのが難しいです。

装飾の穴やウェルトの土踏まず部分には指が入っていきません…。

そんなときに、あると便利な道具が。

それがペネトレィトブラシ

手の汚れ防止や靴クリームの均一塗布に役立つアイテムがペネトレィトブラシです。

手にすっぽり収まるサイズの小型ブラシで靴クリームを塗るときにとても便利。

この記事ではペネトレィトブラシの詳細と便利さを紹介していきます。

ペネトレィトブラシとは

本記事のテーマであるペネトレィトブラシは、靴を磨くときに使う、

  • 靴クリーム

塗り伸ばすためのブラシです。

ブラシ外観はこんな感じ。

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小型のブラシなので小回りが利きやすく、革靴の細かい装飾部分にも靴クリームを塗り広げられます。

ブラシの毛が細かく、びっしりと。

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持ち手にくびれがあり、手に収まりやすい形状をしています。

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持ちやすいと靴磨きがやりやすくなるので、地味に嬉しいポイントです。

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ブラシの反対側は平べったくなっており、立てることが可能。

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保管するときに便利な機能です。

ちなみに、豚毛のペネトレィトブラシが一般的ですが、馬毛のブラシもあります。

コードバンやベビーカーフなどの傷がつきやすい繊細な革靴を磨くときには、毛が柔らかな馬毛のペネトレィトブラシを使うことをおすすめします。

豚毛のペネトレィトブラシだと刺激が強いかもしれませんからね。

ペネトレィトブラシを使わないとどうなる?

靴クリームを革靴へ塗るには、クリームを直接指に付けたり、クロス(布)に付けたりして塗ることもできます。

ただ、指やクロスを使うと困ることがありませんか?

指やクロスで靴クリームを塗るとき、僕が感じた困ったことは以下の項目。

  • 靴クリームで手が汚れる
  • 靴の細かいところまで靴クリームが行き届かない

上記はペネトレィトブラシを使うと解消できます。

具体的にどういうことかを説明しますね。

靴クリームで手が汚れる

指やクロスで靴クリームを塗った際に困ること。

1つめは、

  • 靴クリームで手が汚れる

点です。

指で靴クリームを塗ると手が汚れるのは当然ですが…。

クロスを使った場合でも汚れることがあります。

クロスが薄い場合、靴クリームがクロスに浸透して貫通し、手に靴クリームが付いてしまうことがあるのです。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
クロスを厚くすれば手は汚れないでしょ?
一路
一路
確かにそうなのですが…

クロスを厚くすると、靴クリームがクロスに吸収される量も多くなり、靴クリームを多めに消費することになります。

クロスも靴クリームを吸った分だけ汚れるので、あまり推奨したくないのが正直なところです。

靴の細かいところまで靴クリームが行き届かない

指やクロスで靴クリームを塗ったときに困ることの2つめは、

  • 靴クリームを細かいところまで行き届かせることが難しい

という点。

革靴にはアッパーとソールの隙間やブローグ(装飾の穴)など、複雑な構造の箇所もあります。

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デザインに由来するものです。

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上の図のような箇所まではさすがに指やクロスは入りませんよね?

たとえ細かいところでも、靴クリームが塗れないと保革が十分にできません。

革に油分や水分を行き渡らせるためには、指やクロスでは限界があるのです。

ペネトレィトブラシを使うメリット

ここからは、ペネトレィトブラシを使うことで得られるメリットについて述べます。

ペネトレィトブラシを使えば、靴クリームをブラシに付けて塗れるので手が汚れません。

また、ブラシの毛一本一本が細いため、靴の細かい隙間までブラシが入り込み、塗りムラや塗り残しが起こりづらいという利点も。

特に、ブローグ(装飾の穴)がある靴は指やクロスで満遍まんべんなくクリームを塗るのは至難の技。

ブローグ靴のお手入れには、ペネトレィトブラシは必須といえます。

靴磨きをより快適にするアイテムがペネトレィトブラシなのです。

ペネトレィトブラシは靴クリームの色の数だけ揃えるのがおすすめ

靴クリームの色別に使い分けるべきペネトレィトブラシ

靴磨きに便利なペネトレィトブラシですが、使用する際は靴クリームの色の数だけブラシを用意することをおすすめします。

というのも、同じペネトレィトブラシを複数の靴クリームに使い回すと、革靴への色移りが起きてしまいます。

例えば、茶色い靴に茶色の靴クリームを塗るとき、ブラシに黒い靴クリームが付いていたら、茶色の靴に黒色が移ってしまいますよね?

革の風合いをそこねる原因になってしまうのです。

使う度にペネトレィトブラシを洗うというのも1つの選択肢。

ですが、手間がかかります。

ペネトレィトブラシは色ごとに複数本持っておくと便利です。

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ちなみに筆者は現在、10本所持しています。

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靴クリームや使う靴によって少しづつ増えていった結果です。

ペネトレィトブラシで靴クリームを塗布してみる

ペネトレィトブラシの効果について、実際に使いながら確認してみましょう。

リーガルのブラウンシューズに保革をすべく、ペネトレィトブラシを使います。

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まず、ペネトレィトブラシに靴クリームを付けます。

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この通り。

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当然ですが、まったく手が汚れません。

靴の隙間もなんてことなく入り込み、靴クリームを塗布できます。

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ステッチ(縫い目)部分も。

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ステッチ部分は雨水が浸透しやすい箇所です。

ステッチに油分を含む靴クリームを塗っておけば、雨水を弾いてくれるので防水性が高まります。

ペネトレィトブラシのおかげで、ステッチにもクリームをしっかりと塗り込めます。

ブラシの毛は履きジワにも入り、抜かりなく保革効果を与えます。

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履きジワ部分は大きい負荷がかかるためいたみやすく、革の乾燥が進みやすい箇所。

ペネトレィトブラシなら満遍まんべんなく均一に、履きジワにも靴クリームを行き渡らせることが可能です。

靴磨きをしやすくするペネトレィトブラシ

つかみやすい形状のペネトレィトブラシ

本記事ではペネトレィトブラシの詳細と使用感をレビューしました。

ペネトレィトブラシは手を汚さずに靴クリームを塗れるだけでなく、革靴に満遍まんべんなくクリームを行き渡らせることができる便利な道具。

靴磨きを快適にしてくれるシューケアグッズです。

快適な靴磨きができれば、より一層靴磨きが楽しくなるはず。

ぜひお試しください。

それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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