洋服を管理するために必須の道具、それはハンガー。
ハンガーは洋服の型崩れを防ぐために、服を吊って保管するためのものです。
ジャケットやシャツ、コートなどの服は畳んで保管すると折りジワが入ってしまい、服自体の美しさを損ねることに…。
また、型崩れが生じて折角のシルエットが台無しになる可能性もあります。
お気に入りの洋服がそんなことになってしまったら、ショックですよね?
その洋服に合ったハンガーを適切に使用すれば、そんな心配からおさらばできます。
また、ハンガーにはそれだけではない、別の効能もあるのです。
それは、服が並んで見やすくなるので、日々のコーデが考えやすくなるというもの。
本記事では、洋服の管理をする上で意外と大事なハンガーについて利点を紹介します。
- 型崩れ防止
- 防虫効果
- 防臭効果
- 湿度制御
- 比較的高価格
- 針金ハンガーに比べて幅を取る
さまざまなタイプのハンガー
ハンガーと一口でいっても、その種類は様々。
ハンガーは衣類のみならず、吊り下げる形で保管するための器具全般を指す道具です。
- コートを引っ掛けるためのフック付きのポールでできたコートハンガー
- 三角形のハンガーを多数掛けられるようにしたハンガーラック
上記のようなインテリアとしての意味合いが強い道具も、何かを吊り下げるという点ではハンガーの仲間。
さらには、
と比較的なじみのあるものもあれば…
- アンブレラハンガー
- ハットハンガー
- バッグハンガー
- タオルハンガー
といったものもあり、ありとあらゆるものを掛けられるハンガーがこの世の中には存在します。
その中で、この記事でご紹介するのは衣類用ハンガー。
ごくごく一般的な、見慣れた形の三角型のハンガーです。
ハンガー(洋服掛け)は主に上着などの洋服を一着ずつ吊り下げて保管するのに用いるものをいう。フックが付いており、それを棒などに引っ掛けてつるす。最も一般的な形状は、肩幅程度のゆるくくの字に曲がった棒、ないしはゆるい曲線を描く三角形で、同時にズボンをつるすことができるものも多い。 保管だけでなく、洗濯した衣類を乾かすため物干し竿につるすのにも用いられる。 木製、プラスチック製、金属製などがある。クリーニング店などで用いられるものは、針金の周りにプラスチックの被覆を施してフック付の扁平な二等辺三角形に整形したものである。これは一時的な使用を意図したもので、長期間このような細い洋服掛けにつるしておくと型崩れの原因となり好ましくない。
※出典:Wikipedia
上着を吊り下げるときに使用しますよね。
吊るして保管することで大事な洋服に折り目を付けることなく、洋服のシルエットを保てます。
加えて、ハンガーラックに洋服を一列に並べて整理すれば、どんな服があるか一目瞭然。
コーディネートをより考えやすくなるという利点も。
あらためて文章に起こしてみると大変便利な器具だと感じます。
ただ、上の説明文でもあるように、クリーニング店から洋服が戻ってきた際に付いていることが多い針金のハンガーは一時使用を想定しているためのもの。
そのため、長いあいだ洋服を掛けっぱなしにしておくと服の型崩れが起きてしまうので要注意。
これは針金が細いことで、洋服自体の重さで針金にかかった一部の繊維が伸びてしまうからなのです。
あまりに細いハンガーは、長期間の使用には適しません。
そのため、お気に入りの服を掛けるハンガーは、度しっかりとした太めのハンガーを使用することをおすすめします。
おすすめのハンガー
前置きがすんだところで、僕が使用しているハンガーを紹介。
こちらのハンガーです。
まぁ、パッと見ると、普通のハンガーです。
ポイントは横からのショット。
横から見ると、肩の部分が大きく幅取られていることが分かります。
このくらいの幅があると、洋服自体の重さがあってもその重さに負けることなく、しっかりと洋服を支えることができます。
洋服の型崩れを防止できるのです。
愛用ハンガーの凄いところ
実は、このハンガーには洋服の型崩れを防ぐことだけでなく、別の機能も。
それは、
- 防虫・防臭効果
- 湿度制御
です。
こんな経験ありませんか?
- 寒くなってきて衣替えで冬物のウールのコートを出したら、虫食いで穴が開いていた…
- 押し入れにしまっていたお気に入りのスーツを久々に着ようとしたらカビが生えていた…
そんな悲しい出来事を予防する効果がこのハンガーにはあります。
気付いた人もいるかもしれませんが、このハンガーは木製です。
木という素材には、周囲の温度や湿度に合わせて空気中の水分を吸ったり吐いたりする能力が備わっています。
それは森に生えている間だけでなく、切られて木材に加工されたとしても、です。
水分調整能力を保持しています。
つまり、ハンガー回りが乾燥しているときは、木の中に含まれている水分を吐き出し、逆に湿気の多いときには、余分な湿気を吸収してくれるのです。
湿度が高い梅雨時期にはカビの発生も気になるところですから、湿度コントロールを行ってカビの発生を予防してくれる木製のハンガーは頼れる存在なのです。
そして、このハンガーの木材の種類も良い効果をもたらしてくれます。
このハンガーの材質はシダーなのです。
シダーという木は非常に優れもの。
防臭や防虫効果があることで知られています。
シダーには防腐・防虫作用を持つ天然物質の、
- ツジ酸(thujic acid)
- ツヤプリシン(thujaplicns、ヒノキチオールとも言います)
が含まれていて、
- 抗菌
- 抗殺菌
- 抗酸化
上記作用があります。
これにより虫が寄らず、細菌も繁殖しにくくなるのです。
いわば、
- 天然の防虫・防腐効果
がシダーにはあります。
シダーをハンガーの材質に使用することで、
- 服の繊維を食べてしまう虫を寄り付かなくなる
ということなんです。
たかがハンガー、されどハンガー。
筆者にとっては、ファッションを楽しむうえでの縁の下の力持ち的な存在です。
ハンガーに洋服を掛けてみる
実際に、このハンガーに洋服を掛けている様子を見てみます。
冬物のウール100%のコートを掛けた様子です。
肩の太さが十分に確保されたハンガーなので、コートの肩部分の支えも点ではなく面でできています。
この状態なら、1か所にテンションがかかって服が伸びてしまうことにはなりません。
肩幅は5cm位の幅が設けられています。
- 型崩れを防止
- 虫もよらない
- 湿度制御可能
これなら安心して次の冬まで保管できます。
型崩れ防止という点では、ジャケットの保管にも適していますよ。
ハンガーで衣類の型崩れを防ごう
本記事では洋服管理に必須のアイテム、ハンガーを紹介しました。
洋服を着ている時間が一番長いのは自分ではなく、ハンガーです。
洋服を自分で着るのは、せいぜい昼間の10時間程度。
その後は洗濯して保管…。
その間、その洋服を着ているのはハンガーなわけですからね。
ですから、ハンガー選びは洋服を長持ちさせる上では非常に重要なこと。
この点はシューツリーにも通じるところがありますよね。
最後に、今回紹介したシダー製ハンガーの良いところ・悪いところを以下にまとめて終わりにします。
- 型崩れ防止
- 防虫効果
- 防臭効果
- 湿度制御
- 比較的高価格
- 針金ハンガーに比べて幅を取る
自身の洋服の管理方法に合ったハンガーを選択してみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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