「靴磨き」と一言で言っても、靴の材質によって磨く方法や気をつけるべきところが異なります。
革靴も当然、革の種類によってケアの仕方や使用する道具が違ってきます。
一般的な牛革のケアを筆頭に、馬革の磨き方、油分がタップリ含まれたオイルドレザーなど、革にもいくつかの種類があります。
本記事では、革の種類別に靴磨き方法をまとめました。
各項目のリンク先で靴磨きの方法を図付きで説明しています。
下記の目次をクリックすればお探しの革種の項目までジャンプします。
革の種類は多様
革靴と一口にいっても革の種類は多様です。
もっともメジャーな牛革をはじめ、馬、豚、山羊、羊などなど…。
革の種類によってさまざまな特徴があり、用途に応じた使い分けがされています。
中にはエキゾチックレザーなんて、希少な革を使った靴も。
そんなとき、気になるのが靴のお手入れ。
定期的に靴磨きして革のコンディションを整えるのは大事なことです。
革靴にも種類色々!革種ごとの靴磨き方法まとめ
という方へ。
先ほども述べたように革靴に使われる革種は多様。
牛革や馬革はもちろん、加工方法を変えた、
- ガラスレザー
- オイルドレザー
なんて革種もあります。
それらの靴を磨くとき、使う道具や方法はそれぞれで違ってくるのです。
ポイントは、
- 靴クリーム選び
です。
百聞は一見に如かずということで、この項目では革種別に革靴の磨き方をまとめました。
- カーフレザー(牛革)
- ガラスレザー
- コードバン(馬革)
- オイルドレザー
- 番外編:革靴の洗い方
靴磨き方法-カーフレザー(牛革)編

「カーフレザー」は革靴に使われる革種の中でも最もメジャーな革の一つです。
最もメジャーであるということは、多くの方が履いている、最も一般的な革靴であるということ。
丈夫でエイジングも楽しめるゆえに、愛好家が多い牛革。
牛革は革の繊維が密に詰まっていて、堅牢性が高いです。
それにも関わらず、しなやかさも持ち合わせているため、
- 靴の材料として用いるにはぴったりの素材
です。
一言で牛革といっても、カーフやステアなど、原皮を採取する牛の年齢によって複数の種類があります。
その中でも「カーフ」は最もきめ細やかで美しく、触り心地も良いです。
革靴の王道である牛革のお手入れ方法をマスターすれば、その応用で様々な革種の靴を磨くことができるようになります。
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
- 靴クリーナー
- クロス
- 靴クリーム
- 豚毛ブラシ(磨き用)
- 山羊毛ブラシ(仕上げ用)
靴磨き方法-ガラスレザー編

「ガラスレザー」は革の表面に樹脂コーティングを施すことで美しい光沢を付与され、ドレッシーな印象を持つ革の一種。
その一方で、
- 樹脂層が革への水分や油分の浸透を妨げて保革の障害となる
- 革のエイジングが楽しめない
というデメリットもあります。
ガラスレザーは上記の特徴から、お手入れをすること自体に疑問をお持ちの方が多くいらっしゃいます。
しかし、お手入れすることで汚れを落とし、光沢を与えれば上品な風合いをいつまでも保てます。
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
- 靴クリーナー
- クロス
- ガラスレザー用靴クリーム
- 豚毛ブラシ(磨き用、馬毛ブラシでも可)
- 山羊毛ブラシ(仕上げ用)
靴磨き方法-コードバン(馬革)編

馬の臀部の皮からなめされて作られる「コードバン」は強い光沢を持ち、圧倒的な美しさを誇ります。
ですが、繊細な革でもあり、水に濡れるとすぐに革が毛羽立ってしまう一面も…。
コードバンのお手入れには、水分が少ない油性の靴クリームを使いましょう。
適したお手入れをすることで、コードバンのツヤはますます引き立ちます。
しかし、不適切な方法はかえってコードバンの美しさを損う原因となってしまうこともあります。
繊細なコードバンのため、気合いを入れて靴を磨きましょう。
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
- 靴クリーナー(低刺激タイプ)
- クロス
- コードバン用靴クリーム
- 馬毛ブラシ(磨き用)
- 山羊毛ブラシ(仕上げ用)
靴磨き方法-オイルドレザー編

油をたっぷり染み込ませた「オイルドレザー」。
オイルドレザーの靴は丈夫でガシガシ履ける、タフな革靴です。
基本的には、日々のブラッシングのみで靴の風合いを保てます。
多少雑に扱ってもどこ吹く風のオイルドレザー。
ですが、だからといって、ろくにメンテナンスしないと革が乾燥し、割れたり削れたりしてしまいます。
たまには油分を与えて、日頃の頑張りをねぎらいましょう。
とはいえ、油分の与えすぎは禁物。
油分補給は革の状態を見極めてやりましょう。
- 馬毛ブラシ(ホコリ落とし用)
- 靴クリーナー
- クロス
- オイルドレザー用靴クリーム
- 豚毛ブラシ(磨き用)
靴磨き方法番外編:革靴を洗う方法

革靴は洗えない?
それは違います。
ジェイソンマークのようなシューケアブランドの洗浄剤なら革への負担も少なく、革靴であっても問題なく洗えます。
メジャーなレザースニーカーである、アディダスのスタンスミスも、もちろん洗えます。
スニーカー用のケア用品でも革靴やビジネスシューズに応用できる例は少なくありません。
でも、洗った後のケアは忘れずに。
- クリーニング用洗剤
- ブラシ(洗い用)
- クロス
- 桶
革靴の汚れがひどいときはプロのクリーニングを

革の種類を問わず、革靴の汚れがひどいときには、磨いただけでは元の風合いを取り戻せないかも…。
そんなときは、くつリネットで革靴をクリーニングしてもらいましょう。
くつリネットは自宅に居ながら靴のクリーニングを依頼できる、
- 革靴の宅配クリーニングサービス
です。
くつリネットのクリーニングは革の栄養素を複合した革専用洗剤を使用しているため、革の栄養を損なわず、革靴の丸洗いが可能です。
革靴を傷めずにきれいにできます。
クリーニング・丸洗いのみでは落ちきらない汚れや傷は、補色やブラッシング加工ができるコースを選べばOK。
大事な革靴をキレイな状態に戻せます。
宅配ですべて完結できる利便性は、とってもありがたいですね。
革靴は決して安くはないアイテム。
汚れを落として使えるのなら、まだまだ履きたいですよね?
あきらめていたあの靴もクリーニングできれいに![くつリネット]公式サイトへ
革種ごとに適した靴磨き方法を採用しよう

革靴のバリエーションは形状だけでなく、革の種類によっても様々。
- カーフレザー
- ガラスレザー
- オイルドレザー
- コードバン
それぞれ革の種類こそ異なりますが、お手入れするといつまでも美しい状態に維持できるのは間違いない事実です。
それぞれの革の種類の特性に合ったお手入れをして、お気に入りの一足をいたわってあげましょう。
手をかけた分だけ、その革靴は味わい深い風合いへと変化していくはずです。
靴磨きをすることで靴への愛着も強くなり、かけがえのない存在へと昇華します。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!










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