シューケア

【靴の内側のケア方法解説】インソールとライニングはカビ止めとホコリ除去が重要

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革靴のお手入れはアッパー(甲革)にフォーカスされがちですが、それと同じくらい靴の中のお手入れも重要です。

靴の内部には靴下由来の繊維くずやホコリが溜まりやすく、それらが塊となってつま先部分に堆積していることがままあります。

靴の中に溜まったホコリは百害あって一利なし。

どんな悪影響があるかというと…

  • ホコリが革の油分や水分を奪い乾燥が進む
  • ホコリが湿気を溜め込みカビが発生しやすくなるとなる
  • ホコリ自体が栄養となりカビが増殖する
一路
一路
いや〜…
恐ろしいですね…

革靴を良い状態で保ちたい人は、靴の外側だけでなく靴の内側のお手入れも合わせて実施することをオススメします。

本記事では靴の内側(インソールとライニング)のお手入れ方法を実践で解説します。

靴の内側をケアすることの重要性

革靴のお手入れは靴の外側、つまりはアッパー(甲革)のケアが花形です。

ブラシでホコリを落としたり、靴クリームで保革したり、ワックスで光沢を与えたり…。

靴磨きは、その革靴を楽しむための醍醐味の一つですよね。

でも、その裏で…。

靴の内側のお手入れはおろそかになっていないでしょうか?

靴をより良い状態に保つためにアッパーのケアをするように、

  • 靴の内側であるインソールやライニングのお手入れ

が必要なのです。

溜まったホコリが革の栄養を奪う

例えば、革靴を履いた後、帰宅して脱いだ靴はブラッシングして靴に付いたホコリを取り除きます。

革に付いたホコリは革に必要な油分や水分を吸い取り、乾燥を招いてしまいます。

ホコリは、革にとってリスキーな存在。

ブラシで革靴に付いたホコリを払い落とし、革を守るのがブラッシングの目的です。

それと同じように、インソールやライニングが革製ならば、アッパーと同じようにホコリは大敵です。

靴の内部に溜まったホコリは、インソールやライニングの乾燥を加速させてしまう要因となります。

お手入れしないとカビが発生することも…

また、靴内部に溜まったホコリはカビの発生も誘発します。

人間の足からは意外にも多くの汗が出ています。

靴を履いて歩くと、靴の中が足から出た汗で蒸れてくるのです。

通常、靴を脱ぐと、履き口からその湿気が出て行くのですが、靴の中にホコリが溜まっていると話が変わってきます。

靴の中のホコリが湿気を吸い、水分を靴の中に溜め込んでしまいます。

そうするとどうなるか。

靴の中がいつまでも湿度が高い状態に保たれてしまうのです。

そんな状況を大喜びするのが、

  • カビ

です。

カビは湿気が高いところが大好き。

長時間、高い湿度で維持されたままの靴の中ではカビが発生しやすくなります。

加えて、ホコリ自体もカビが繁殖するための栄養になります。

水分を含みやすく、カビの栄養にもなってしまう靴内部のホコリは、靴にとって百害あって一利なし。

こういった理由から、靴の内側も定期的にお手入れをするべきなのです。

靴の内側をケアするって具体的にどういう操作?

以上をもとに、靴の内側のケアで必要なことをまとめると次のようになります。

靴の内側のケアですべきこと
  • ホコリを取り除く
  • インソールやライニングに栄養を与える
  • カビが生えない環境を整える

靴の内側のケアは大きく3つの着眼点からなります。

ホコリを取り除く

まずはホコリを取り除くこと。

先ほども述べたように、靴の中にホコリが溜まると湿気が高い状態が長時間続いたり、ホコリがカビの栄養源となったりで、悪影響しかありません。

靴の内側のお手入れもアッパーのお手入れと同じように、にもかくにもホコリを取り除くことが基本であり、最も重要なことです。

インソールやライニングに栄養を与える

長い間、靴の中にホコリが溜まった状態が続いていると、そのホコリがインソールやライニングに使用されている革の油分や水分を奪ってしまっている状態のはずです。

潤いが失われた革は乾燥が進み、硬くなって履き心地が悪くなったり、ひび割れの原因となります。

靴の内側に使われている革にもしっかりと栄養を再補充して、革のコンディションを保ってあげると良いでしょう。

カビが生えない環境を整える

一度お手入れしても、ある程度の期間をおけば、靴の内側の状態は徐々に悪化していきます。

再びホコリが溜まってくると、カビ発生のリスクも同じく高まってきます。

それを防ぐため、事前にカビの発生を抑える環境を整えてあげることもまた、靴の内側のお手入れには必要なことです。

靴の内側をお手入れする方法

ここからは実際に靴の内側のお手入れをやっていきます。

お手入れするのはこちらの革靴。

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シェットランドフォックスのコードバン靴

シューキーパーを外して靴の中を見てみますと…

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WOW!

ホコリだらけ。

一路
一路
いうてる場合か!
…なんて

反対側の靴の中も…。

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とても褒められた状態ではないですね。

靴の奥、つま先部分にホコリがガッツリ蓄積しています。

ここまで溜まっていると、

  • 汗の水分を吸う
  • カビの栄養源満載

上記のようにいつカビが発生してもおかしくない状態です。

長らくお手入れしていなかったので、こんな有様ありさまになってしまいましたが、きっちりお手入れしていきます。

そこで大事なのが、靴のお手入れをするために使う道具。

今回は以下のケアグッズを使います。

必要な道具

それぞれ使用用途を述べますと…

  • 竹ブラシ靴の中に溜まったホコリをかき出す
  • レザリアンローション汚れ落とし・保革・カビ防止効果を与える
  • クロスレザリアンローションを含ませ、靴の内側を拭く

これら3つのアイテムを駆使して靴の内側をお手入れしていきます。

靴内部のホコリを取り除く

まずは靴の中のホコリを取り除きます。

特につま先部分にはホコリが蓄積されやすいので、しっかりとかき出すことが重要です。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
でも、靴のつま先まで手が届かないよ…
一路
一路
そんなときには竹ブラシを使いましょう!
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竹ブラシは柄が長くとられており、靴の奥まで入り込ませることが可能。

先端はブラシになっているのでホコリを払ったり、絡めとることも簡単。

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全体的に細い作りのため、細かい箇所のホコリ取りにも難なく対応できます。

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靴の先に詰まってしまったホコリもブラシの逆側でかき出せます。

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竹ブラシの柄でホコリを浮かせて、ブラシで絡め取れば…

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ごっそりとホコリが取れました。

靴の中はといいますと…

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つま先に溜まっていたホコリを取り除けました。

反対側の靴も同じようにホコリを取り除いていきます。

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靴下から出る繊維くずは意外と多いと実感できます。

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こちら側の靴もホコリを完全に取り除くことができました。

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一路
一路
見た目にもスッキリとして履く時の気持ちも軽くなります!

汚れ落としと保革

靴の中のホコリを取り除いた後は、ブラシでは落としきれない汚れを落とす工程に移ります。

使うのはこちらのローション。

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コロンブスのレザリアンローションです。

レザリアンローションは革用の汚れ落とし。

革についた汚れを水性・油性問わず、取り除いてくれます。

容器の裏面にはこんな感じ記載が。

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ローションタイプなのでベタつきが少なく、乾燥が早いので靴の中の汚れ落としにも使用できます。

汚れを落とした後に、いざ履いたらベタつきを感じるのは避けたいですよね?

革用クリーナーは数あれど、その中でもレザリアンローションはベタつきが少ないため、靴の中のお手入れにも安心して使えます。

しかも、レザリアンローションは汚れ落としだけでなく、保湿効果もある優れもの。

別の保革クリームなどで新たに油分を足す必要がないので、お手入れが手軽に行えます。

カビ止め剤が配合されており、カビの発生も抑えることが可能なのも嬉しいポイント。

蒸れやすくカビが発生しやすい靴の中も、レザリアンローションでケアしておけば、カビに悩まされるリスクも軽減できます。

一路
一路
レザリアンローションは靴の内側をお手入れするのに最適なケアグッズなのです!

実際の汚れ落としとしては、レザリアンローションをクロスにつけて靴の中を拭いていく作業になります。

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指に巻きつけたクロスにレザリアンローションを適量染み込ませ…

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靴の内側を優しく拭いていきます。

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革用クリーナーは溶剤で革についた汚れを浮かせ、それをクロスでキャッチするというメカニズムなので、ゴシゴシとこする必要はありません。

滑らせるイメージで十分汚れは取れます。

ライニングの側面もフキフキ。

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通りすがりの御方
通りすがりの御方
でも、つま先までは指が届かないなぁ…

そんな時は先程ホコリ取りに使った竹ブラシを活用しましょう。

柄にクロスを巻きつければ…

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簡易のクリーナーバーになります。

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先端にレザリアンローションを染み込ませ…

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靴のつま先部分までキッチリ汚れを落とせます。

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つま先部分はホコリを溜まりやすければ汚れも堆積しやすいため、しっかりとケアするのが重要です。

靴中の深いところまで汚れが落とせ、同時に保革・防カビ成分を行き渡らせることができました。

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両足ともレザリアンローションでのケアが終わったら、30分程度時間を置き、ローションの乾燥を待ちます。

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靴の内側の湿り気がなくなったことを確認してシューツリーを入れたら、これで靴の内側のケアは終了。

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次に履くときは気持ち良く足を入れることができるでしょう。

ホコリが落とせて、保革も完了。

おまけに防カビ作用が与えられたので、これでまたしばらくの間、快適シューライフが送れます。

靴の内側を清潔に保てば末永く愛用できる

本記事は、靴の内側のお手入れの必要性とその方法について書きました。

靴の外側(アッパー)やアウトソールと同じように、インソールやライニングといった靴の内側のケアも革靴と長く付き合っていくためにとても重要なことです。

ホコリが溜まった靴の中の環境は決して良いとは言えず、カビが発生する温床おんしょうに…。

定期的にホコリを除去して、保革すれば、靴の内側も美しく清潔な状態に保てます。

その上で、カビ防止剤を塗布してあげれば、鬼に金棒。

靴の内側にカビが生えてしまうという悲劇は避けられるでしょう。

お気に入りの靴を、

  • 長く履きたい
  • お手入れしつつ大事に扱いたい
  • いつまでも清潔な状態に保ちたい

そんな人は靴の内側のお手入れをしてみてください。

それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。

ご覧いただき、ありがとうございました!

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