靴磨き

【長期保管後の革靴】夏に向けてデッキシューズのメンテナンス【乾燥防止】

夏が近づいてくると雨が多くなってきます。

革靴を履くにも雨だと水染みができたり、濡れてしまった靴が乾くと油分が抜けてカサカサになってしまったりと、雨の日に革靴を履くのを少しためらってしまいますよね?

そんな時にためらわず履ける革靴、それがデッキシューズです。

雨の日が多い梅雨時期や夏に大活躍するデッキシューズ。

一路
一路
足元に涼しげな雰囲気をもたらしてくれるのも良い点ですよ!

活躍するシーズンが限られているだけに、下駄箱で保管する期間も長くなりがちなデッキシューズは、保管中のケアも大事です。

本記事では夏に大活躍するデッキシューズのご紹介と、そのお手入れ方法について書いていきます。

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デッキシューズとは

デッキシューズというのは、船上の水に濡れたデッキでも滑らないように、ソールにゴムを使用して、かつそのゴムソールに切り込みがあるタイプのシューズの事を言います。

甲板で足を滑らせてしまうと、海に落ちてそのまま…、という危険性もあります。

ルーツとしては船乗りの命を守る道具であるのです。

甲の部分は水に濡れても大丈夫なように、水に強いオイルレザー(オイルを染み込ませた革)を用いています。

水場に完全対応の靴ということですね。

もっとも、今の時代はデザイン重視でキャンバス地などで作られることもありますが。

デッキシューズの更なる特徴はアウトソールにあります。

元々のデッキシューズには使用を想定した船上デッキにて、ソールとデッキの間にある水を排出することを目的に切れ込みが入れられています。

このおかげで靴と地面とのグリップ力を維持することが出来て、スリップしないということなんです。

そんなデッキシューズ、水場に強いということで、雨が多い梅雨時期、はたまた海や川、プールなど夏のレジャー施設へ遊びに行くには持って来いの靴なのです。

通りすがりの御方
通りすがりの御方
スニーカーでいいじゃん!

という声も聞こえてきそうですが、僕は革靴が好きなのでどんな場面でも革靴が履きたいんです!

マイデッキシューズ

そんなデッキシューズですが僕のマイシューズをご紹介します。

リーガルスタンダード(REGAL STANDARDS)のトリコロールカラーのデッキシューズです。

アッパーは牛側のキップレザーです。

見えづらいですがかかと部が赤、甲部分が白、サイド部がネイビーの3色構成となっています。

これを購入したのが5年ほど前なのですが、リーガルの靴は丈夫で、夏になるとガシガシ履いていますがまだまだ現役。

今年もたっぷりお世話になりたいと思っています。

ですがこの靴、季節限定で履いていることもあり、約8か月、下駄箱で眠っておりました。

もちろん、下駄箱で長期保管する前は革への栄養補給を行っているのですが、やはり8か月もケアせずにしまっておくと革の乾燥が進んでしまいます。

なので、再び履き下ろす前にはちゃんとしたケアを行う必要があります。

気分的にもケアしたほうが「今年もよろしく」感が芽生えて気分よく靴を履ける気がします!

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デッキシューズのメンテナンス

本格的に活躍する季節を前に、今回もメンテナンスしていきます。

手順は以下の通り。

  1. ブラッシング
  2. 汚れ落とし
  3. 栄養補給
  4. 山羊毛でのブラッシング

ブラッシング

とにもかくにも、まずは必ず行うことがありますね。

まずはブラッシングです。

靴ひもを外して行います。

馬毛のブラシで隅々まで、タンと羽根の間も入念に。

下駄箱に仕舞っておいた間にホコリが溜まってしまっているかもしれませんからね。

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汚れ落とし

ブラッシングによるホコリ落としが終わったら、続いては汚れ落としです。

長期間ケアしていなかったので、古くなった靴クリームを取り除く意味でも強めの汚れ落としであるサフィールレノマットリムーバーを使用します。

洗浄力が強いのでクロスに取りすぎないように注意しましょう。

一路
一路
カビも落とせるほどですからね!
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ゴシゴシ強く擦る必要はありません。

軽くなでる感じで行うと革をいためずに済みます。

下駄箱にしまう前に手入れしたのですが、汚れがあったようで少しクロスが汚れています。

汚れ卸終了後は10分程度時間をおいてリムーバーを完全に乾燥させます。

栄養補給

続きまして栄養補給です。

レノマットリムーバーで汚れと共に革に必要な油分も落としてしまっているので、しっかりと油分を補給します。

今回は2段構えです。

まずはサフィールノワールレノベイタークリームを使用します。

このクリームはカーフやボックスなどの上質でデリケートな革にも使用可能な栄養補給クリームです。

無色のため、どんな色の革にも使用できることも魅力の一つ。

このクリームをペネトレイトブラシに適量取ります。

 

そして、靴に塗りこんでいきます。

その後、豚毛ブラシで余分なクリームを除去するとともに、クリームを革全体になじませていきます。

左右両方の豚毛でのブラッシングが終了したら、次は栄養補給の2段階目です。

同じく、サフィールノワールクレム1925を使用します。

このクレム1925には蜜ロウ(ビーズワックス)やカルナバワックス、シアバターが入っており、皮革に美しい光沢と保革効果を与えることが出来ます。

先ほどのレノベイタークリームは乳化性であるのに対し、クレム1925は油性の靴クリームであるので、革への栄養補給効果はレノベイタークリームに分があり、革に光沢を与える効果はクレムが高いです。

2段階でいいとこどりをしようという魂胆です!

このクレムをペネトレイトブラシに取って、靴に塗っていきます。

 

履きジワの部分は乾燥すると革が割れてしまうので、それを防ぐためにしっかりと塗りこんでいきます。

ペネトレイトブラシでクリームを塗りこんだら、豚毛ブラシで馴染ませます。

ここまで行ったらあとはクロスで磨いて終了、でも良いのですが、今回は違ったアプローチをしてみます。

山羊毛でのブラッシング

山羊毛ブラシを使用してブラッシングします。

山羊毛ブラシは鏡面磨きの仕上げ時や、ツヤがくもってきた際に使用することが一般的ですが、靴クリームを塗った後に使用する場合でもツヤ出しすることが出来ます。

しかも、クロスで磨いた時とはまた違った、みずみずしいツヤが出るのです。

今回はそんな山羊毛ブラシで仕上げを行います。

まずはブラシでハンドラップを1プッシュして、少量の水を含ませます。

そして、靴にブラシをかけます。

円を描くようにブラッシングしましょう。

これを全体に行うと…

上品なツヤが出ているのがお分かりでしょうか。

写真だと伝わりづらいかもしれませんが、このツヤは本当に癖になります。

キップレザーでこのツヤですから、カーフやコードバンとなると、そのツヤはもっとわかりやすく現れます。

ギラギラとさえ思うほどです。

ご興味ある方は是非使用してみてください。

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以上で、今回のケアは終了です。

ケアを終えて…

最後に靴ひもを付けた後の画像をご参考までに。

ツヤがよみがえり、今年も晴れの日、雨の日問わず大活躍してくれる予感をヒシヒシと感じます。

デッキシューズのトリコロールカラーは一時期流行しましたが、当時より履いている方も少なくなり、再度新鮮味を感じられるようになってきました。

流行遅れと言われることもありますが、裏を返せば、シンプルになりがちな夏のファッションにおいて他の人と被らない、「アクセント」となります。

ケアをすることでより愛着も高まりますし、まだまだ長く付き合える靴と改めて実感しました。

長らく下駄箱に眠っている靴、お手入れすればまだまだ履けるものもあります。

一路
一路
革が乾燥してちょっと見栄えが…、という場合でも一度お手入れしてみてください!

見違えるほど、生き生きとした表情を見せてくれるかもしれませんよ。

それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。

ご覧頂き、ありがとうございました!

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