久々に下駄箱の革靴を見てみたら…
- 革の乾燥が進みすぎている!
なんて衝撃を受けること、ありませんか?
え、僕ですか?
僕はまさに今、その感覚を味わいました。
乾燥が進んでカサカサの革靴が僕の眼前にあります。
ということで、この記事では乾燥が進んでしまった革を復活させるべく、革靴に潤いを与える方法をご紹介します。
革に栄養と潤いを与えるために使うのは「リッチモイスチャー」。
本記事では、リッチモイスチャーを使って乾燥が進んだ革に潤いを取り戻す方法について書きました。
革の乾燥が進んだ革はどうしたらいいの?
革は時間が経つにつれて徐々に乾燥していきます。
それは革という素材の性質なので仕方のないこと…。
革製品を持っていると、日常生活の中で革の乾燥を目の当たりにすることもあります。
- 引き出しの奥にしまってあった革ベルトの時計を取り出してみたら、革がカサカサだった…
- 財布をパンツやジャケットのポケットに入れたまま洗濯してしまい、乾かした後に以前のみずみずしさが感じられなくなった…
- 革靴を下駄箱にしまい込んでからしばらく経ち、久々に見てみたら革が乾燥して白っぽくなっていた…
定期的なお手入れを忘れていると、上記のような現象が起きてしまいます。
というか実際に僕の革靴、
- 革靴を下駄箱にしまい込んでからしばらく経ち、久々に見てみたら革が乾燥して白っぽくなっていた
という状態に…。
こんな感じで。


このままの状態で放置していると、革からしなやかさが失われているため、履いた時の強い負荷を革が受け切れず、ひび割れが発生してしまうこともあります。
革の色艶も損なわれ、美しさも半減です。
この革靴は夏に多用するデッキシューズ。
いわばシーズン限定靴です。
昨年の夏の終わりとともに、次回登板、つまり今年の夏まで下駄箱でお休みさせていました。
長期休暇に入る前に、保革のためのメンテナンスは行なっていたのですが、約9ヶ月の間、全くのノーメンテだったのでこの有様に…。
このように乾燥してしまった革は早急に油分を補給し、潤いを与えなければなりません。
そんな革のピンチに頼れる存在なのが、リッチモイスチャーなのです。
リッチモイスチャーの抜群の潤い補給効果
リッチモイスチャーとは、ブートブラックの製品群のうちの一つ。

株式会社コロンブスが展開するシューケアブランド。本格的な靴磨きをするためのケア用品を多数ラインナップ。
革の潤いを補給するためのいわゆる「保革クリーム」の一種です。
リッチモイスチャーの特長はなんといっても保革力。
革に油分を与え、潤いを保つ力が半端ではないのです。
保革に優れたリッチモイスチャーの成分
リッチモイスチャーには、優れた保革効果を持つオーガニック成分が多数配合されています。
まずはアルガンオイル。
アルガンオイルはオレイン酸やリノール酸、ステロールなど皮脂の成分に似ており、革をみずみずしく保つ効果が非常に高いです。
肌の脂質の成分とよく似ているので、革繊維の奥深くまでスムーズに浸透する効果があり、モッチリとした感触へと革をいざなってくれます。
そして、マカダミアナッツバター。
マカダミアナッツバターは、パルミトレイン酸を多く含むので革にツヤをもたらしてくれます。
ヒマワリバターも含有。
ヒマワリバターは革への密着性が良く、潤い保持効果が期待できます。
アルガンオイルと同様に、オレイン酸・リノール酸が含まれているのも特長。
抗酸化作用もあり、革の劣化を防いでくれるのも嬉しいポイント!
さらに、リッチモイスチャーはカルナバワックスも含有しており、革靴表面に薄い皮膜を形成し、ツヤをもたらすと同時に、革靴を保護する効果もあるのです。

リッチモイスチャーはとんでもなく革に良い、キングオブ保革クリームといっても過言ではないでしょう!
中性タイプの保革クリームなので革への負担もほとんどありません。
しかも、無色なのでどんな色の革にも使用可能です。
- 起毛革やエキゾチックレザー、素仕上げのヌメ革など、特殊革には使用不可です。
リッチモイスチャーで革靴へ潤いを補給する方法
そんなわけで、栄養補給効果抜群のリッチモイスチャーを使って、乾燥した革靴に潤いを取り戻そうと思います。
先ほど「チラッ」とお見せした靴は、リーガルスタンダードのデッキシューズ。

国内のシューズメーカーとして超有名なリーガル(REGAL)。
大好きなブランドです。
早速、デッキシューズに潤いを与えていきたいところですが、まずは靴ひもを外します。

今回のような、革にガッツリと栄養や潤いを与えたいときは、保革クリームがダイレクトに革に伝わるよう、なるべく装飾は外した方が良いです。
普段の靴磨きのときは外さないことの方が多いですが、いつもより気合を入れてケアするときは靴ひもを外す派です。僕は。
乾燥した革へ潤いを取り戻す作業は以下の順序で実施します。
- 革靴のホコリ落とし
- 革靴の汚れ落とし
- 革靴にリッチモイスチャーを塗る
- 革靴にリッチモイスチャーをなじませる
- リッチモイスチャーが革へ浸透するのを待つ
- 革靴に残った余分なリッチモイスチャーをふき取る
革靴のホコリ落とし
まずは革靴のホコリ落としから。
馬毛ブラシでブラッシングしてホコリを払い落とします。

下駄箱の中の保管しているとはいえ、ホコリはたまります。
羽根の内側までしっかりとブラシを入れ、ホコリを払い落としましょう。
革靴の汚れ落とし
続いて、靴クリーナーで靴の汚れや古い靴クリームを落とします。
この革靴は長く下駄箱にしまい込んでいたので、汚れらしい汚れは付いていません。
しかし、前回磨いたときのクリームが革靴上に残っています。
古いクリームは時間が経つと酸化を起こし、革の風合いや色ツヤを落とす原因となります。
靴クリームでしっかり除去しておきましょう。
靴クリーナーのツーフェイスローションを汚れ落とし用クロスに付けて…

軽めにふきふきします。

力を入れすぎると革を傷めてしまいかねません。

革靴にリッチモイスチャーを塗る
乾燥した革を復活させるには、この工程が一番大事。
リッチモイスチャーで革靴に潤いと油分をガッツリ補給します。
クロスにリッチモイスチャーを含ませましょう。

リッチモイスチャーは「トロトロ」としたクリームでとても伸びが良く、使いやすさも抜群。
リッチモイスチャーを靴に塗っていきます。

この革靴の場合、特に乾燥の激しさが目立つのがアッパーのサイド部分。
ネイビーの濃い色が余計に乾燥を際立たせているので、重点的にリッチモイスチャーを塗り込みます。

塗っている途中でもリッチモイスチャーがグングン革へ浸透しているのがわかり、気持ちが良いです。
革靴にリッチモイスチャーをなじませる
次に豚毛ブラシでブラッシングします。

リッチモイスチャーを革靴の細かいところまで行き届かせる効果があります。
豚毛はコシがあり、クリームを運ぶ力が強いので、効率良くクリームを革全体へ塗り広げることができるのです。
リッチモイスチャーが革へ浸透するのを待つ
豚毛でのブラッシングの後は、10分程度リッチモイスチャーが革へ浸透するのを待ちます。
革に潤いが戻っていくと思うと、高まる鼓動を抑えきれませんよね?
革靴に残った余分なリッチモイスチャーをふき取る
時間を置いた後は、革靴の上に残った余分なリッチモイスチャーをクロスでふき取ります。

アッパー全体をクロスでふき上げたら、これにて作業は終了です。
革靴の仕上がりを確認してみましょう。

白っぽく変色していたアッパーのサイド部分に潤いが足され、もとの鮮やかなネイビーの発色を取り戻していますね。

乾燥した革靴への潤い補給完了!
これにてリッチモイスチャーを使った一連の作業は終了。
最後に靴ひもを通したら…

お手入れ完了。


リッチモイスチャー使用前後で革靴の状態を比較
先ほどお見せした革の復活具合をより分かりやすくするため、リッチモイスチャーでのケア前後で革靴の状態を比較してみます。

上半分ががお手入れ前。
下半分がお手入れ後。
違いは一目瞭然。
アッパーのサイドに近づいて見るとより分かりやすいです。

こちらも上半分がお手入れ前。
下半分がお手入れ後。
白く変色した革のシワ部分の色が濃くなっています。
革の乾燥が解消されていることは明らかです。
リッチモイスチャーの保革成分オールスターたちが素晴らしい働きをしてくれたおかげです。
(リッチモイスチャーを拝みながら)
革靴の乾燥が進んでいるのを見つけたらお手入れを!
この記事では、乾燥が進んでしまった革靴に潤いを補給するためのお手入れ方法について、ご紹介しました。
長期間お手入れをせず放置された革靴は、思いのほか乾燥が進行してしまっているものです。
革の保湿と油分補給効果が非常に高い、ブートブラックのリッチモイスチャーを使えば、激しく乾燥した革でも潤いを取り戻すことが可能。
革がひび割れてしまう前に保革をして、革靴と長く付き合っていきましょう。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!








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