コロニルのシュークリームの特徴が気になる人はこの記事をチェック。
ドイツのシューケア用品メーカー「コロニル(Collonil)」のシュークリームは、
という人におすすめです。
というのも、コロニルのシュークリームは軟らかい靴クリームで塗りやすさ抜群。
使い勝手が良い靴クリームです。
それでいて、天然カルナバロウを配合しており、高いツヤ出し効果もあり。
色の定着も良く、革靴の色あせをバッチリ補色する効果を合わせ持つ優れた靴用ケアクリームです。
ブラウンを中心に、豊富なカラー展開なのも特長。
自分の革靴の色に合う靴クリームが探しやすいです。
上記のように保革とツヤ出しの両面で高い性能を発揮するコロニルのシュークリーム。
革靴のコンディションを整えるのに便利な靴クリームですよ。
本記事ではコロニルのシュークリームの詳細と使ってみた感触についてレビューします。
- 使いやすい靴クリームが欲しい
- 革靴の色に合う色味のクリームがなかなか見つからない
- コロニルのシュークリームの詳細が知りたい
靴クリームの種類はたくさん!特徴で使い分けると靴磨きが捗る
靴磨き用品を取り扱うお店やウェブショップを見ると、靴クリームにはたくさんの種類があるのが分かります。
それぞれのシューケアブランド・メーカーによって特徴の異なる靴クリームを製造販売しているのです。
- 革への保湿を主目的としたクリーム
- 美しいツヤを出すクリーム
- 扱いやすいクリーム
- 色を乗せやすいクリーム
など。
それぞれの特徴を理解して使い分ければ、靴磨きが今まで以上に捗ります。
使いやすい靴クリームの条件は軟らかさ
靴クリームの使いやすさは選ぶ際の着眼点の1つです。
特に、靴磨き初心者の人にとっては重要な項目。
使いにくい靴クリームは靴磨きにストレスを感じやすく、
- 靴磨きって楽しくないな…
と感じてしまうかもしれません。
一方で、はじめに使いやすい靴クリームを選んでおけば、靴磨きの要領が分かりますし、何より靴磨きの楽しさをダイレクトに感じられます。
使いやすい靴クリームの条件としては、
であることが必須。
軟らかい靴クリームは伸びが良く、革靴に塗り伸ばしやすいです。
ダマになりにくく塗りムラを作りにくいため、初心者の人でも比較的簡単に扱えます。
逆に、硬めの靴クリームは革靴の上に定着しやすい成分で仕上がりの美しさに貢献。
硬めの靴クリームは扱いこそ難しいですが、靴磨きに慣れてきたらチャレンジしてみても良いでしょう。
コロニルのシュークリーム
さて扱いやすい靴クリーム、つまりは、
- 軟らかな靴クリーム
には、どんなアイテムがあるかといいますと…。
コロニルのシュークリームは軟らかな靴クリームに当てはまります。
この項目では、レビューしつつコロニルのシュークリームを見ていきますね。
では、この記事の主役の登場です。
こちら、コロニルのシュークリーム。
パッケージがシンプルでスタイリッシュ。
洒落たブリスターケースです。
側面にはシュークリームの特徴が書かれています。
コロニルのシュークリームは天然カルナバロウを配合。
- ブラジルロウヤシの葉から得られるロウ分
- クイーンオブワックスと呼ばれる
- 輝き付与と保湿効果が高い
カルナバロウは低刺激性のため、革のお手入れにはピッタリの成分。
ツヤ出しに大きく寄与するロウ分でありながら保湿効果が高く、革のコンディションを整えられます。
色はライトブラウンを選択。
茶靴のケア用としての購入です。
パッケージ正面には革靴のマークが描かれ、靴専用クリームと分かります。
パッケージから開放。
コロニルのシュークリームはまろやかなペースト状で軟らか。
触ってみると…
少し水を含ませた水彩絵の具のような感触です。
伸びが良く扱いやすいクリームですよ。
シュークリームのカラー展開
コロニルのシュークリームはカラー展開が豊富。
11種類の色が用意されています。
- カラーレス(無色)
- ホワイト
- コカ
- ライトブラウン
- ブラジル
- ダークブラウン
- ミディアムブラウン
- ワイン
- ブルー
- ダークグレー
- ブラック
カラーレスを除く有色クリームは色あせた靴の色を補色し、美しい革の風合いをよみがえらせてくれます。
クリームの伸びの良さと塗りやすさがあいまって、色なじみが良いです。
シュークリームの仕様まとめ
コロニルのシュークリームの詳細は以下の通り。
ドイツ製です。
項目 | 詳細 |
生産国 | ドイツ |
容量 | 50ml |
ケア対象 | 革靴 |
ケア可能素材 | スムースレザー |
成分 | ロウ 油脂 有機溶剤 |
容器 | ガラスジャー |
カラー展開 | カラーレス ホワイト コカ ライトブラウン ブラジル ダークブラウン ミディアムブラウン ワイン ブルー ダークグレー ブラック |
シュークリームと1909シュプリームクリームデラックスの違い
コロニルといえば、1909シュプリームクリームデラックスが有名です。
そして、1909シュプリームクリームは革靴のお手入れにも使えます。
そこで浮かぶ1つの疑問。
同じブランドで同じ用途に使えるアイテムがラインナップしているのは不思議ですよね?
ですが、当然あるのです。
違いが。
1909シュプリームクリームデラックス | シュークリーム |
---|---|
用途 | |
革製品全般 |
革靴専用 |
価格 | |
3,080円 |
1,100円 |
それぞれ、何をお手入れするかで使い分けるのが良いでしょう。
価格は高いものの、革靴だけでなく財布やベルトといった革製品全般に使える1909シュプリームクリームデラックス。
対して、革靴専用であるもののリーズナブルなシュークリーム。
自らの用途や値段を見つつ、適したケアクリームを選びましょう。
シュークリームは革靴専用だが1909シュプリームクリームデラックスよりも1/3の価格で手に入る。
コロニル(Collonil)とは
コロニル(Collonil)は、1909年創業のザルツェンブロット社によって展開されているレザーケアブランド。
ドイツ生まれのブランドです。
ヨーロッパを中心に、世界約100カ国でレザー愛好家たちに親しまれています。
環境先進国のドイツで製造されるコロニルのアイテムは、
をコンセプトとしたモノづくりを実施。
ケア用品としての高いポテンシャルだけでなく、環境に配慮した商品作りにおいても世界中で高い評価を受けています。
SDGsを意識したアイテムが目白押しのブランドです。
コロニルのシュークリームで靴磨きしてみた
コロニルのシュークリームの特徴が分かったところで、実際に靴磨きに使ってみましょう。
磨くのはこちらの革靴。
シュークリームの色にライトブラウンを選んだのは、この靴に使うためだから。
履き続けて2年超。
はじめは無色のクリームやワックスで色味を変えないようにお手入れしてきましたが、色あせが気になり始めたので、ブラウンの色を入れることにしました。
お手入れ手順は以下の通りです。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- シュークリームを塗る
- シュークリームをなじませる
- 磨き上げる
ホコリ落とし
まずは靴に付いたホコリを落とします。
シュークリームをスムーズに塗るため、あらかじめ革靴に付着したホコリやチリを取り除きます。
馬毛ブラシでブラッシング。
ホコリをキッチリ払い落とします。
汚れ落とし
ホコリを落とした後は汚れを落とします。
靴は水汚れや油汚れが付いて汚れやすいです。
革靴専用のクリーナーで確実に汚れを除去しましょう。
クロスにクリーナーを浸み込ませて…
革靴をクリーニング。
この工程で汚れをしっかり落としておけば、これから塗るシュークリームの効果を最大限発揮できますよ。
シュークリームを塗る
続いて、コロニルのシュークリームを革靴に塗っていきます。
クリーム塗布用ブラシがあると、手を汚さずにクリームを塗れるのでとても便利。
指で塗るよりもムラなく、細かな箇所にも塗り伸ばせます。
では、ブラシにシュークリームを少量付けます。
クリームの量は片足分でこのくらい。
米粒1~2つ分程度でOKです。
クリームの付け過ぎは革のべたつきの原因になりますから、最低限の量だけ塗りましょう。
クリーム塗布用ブラシは色移りを防ぐため、靴クリームの色の数だけ用意しましょう。ライトブラウンのクリームにはライトブラウン用のブラシを使うのがおすすめです。
今回はM.モゥブレィのペネトレィトブラシを使っていますが、コロニルにはクリーム塗布用ブラシもラインナップされているため、合わせてチェックしてみてください。
シュークリームを両足分塗り終えたら、次の工程に移ります。
シュークリームをなじませる
シュークリームを塗ったら、次は革になじませる作業へ。
先ほどの塗布用ブラシ同様に、靴クリームの色が混ざらないようにブラシと色の種類はセットで用います。
ということで、新しいブラシをおろすことに。
豚毛ブラシでブラッシングして、シュークリームを革へ擦りこみましょう。
豚毛は比較的硬めで、クリームを塗り広げるのにピッタリ。
革上の余分な靴クリームを取り除く効果もあります。
ストロークを大きくとり、豪快にブラッシングしていきます。
満遍なくブラッシングできたら、ここでの作業は終了。
磨き上げる
ブラッシングでシュークリームをなじませた後は、磨きクロスで乾拭きします。
余分なクリームを取り除くと同時に、ツヤを出す作業です。
コロニルのポリッシングクロスは、厚手で使いやすいので愛用しています。
シュークリームと同じブランドなので、なんとなくテンション上がりますね。
革靴を拭き上げていきましょう。
磨くと同時に控えめなツヤが表れてきます。
シュークリームに配合されるカルナバロウの効果です。
一通り革を拭き終わったら、靴磨きの全工程が終了。
仕上がりはこちら。
主張し過ぎない光沢が美しいです。
コロニルのシュークリームで磨いた前後の革靴を比較
最後に、コロニルのシュークリームの効果を分かりやすくするため、靴磨き前後での革靴の見た目を比較してみます。
どうぞご覧ください。
ツヤが出ているだけでなく、ライトブラウンによる補色効果もしっかりと表れています。
特に、かかと部分は補色されているのがはっきりわかりますね。
色あせが解消されて、革の有機的な風合いが強調されました。
元の革の表情がよみがえった感覚です。
コロニルのシュークリームは伸びが良いため使いやすく、そして、革靴の仕上がりも美しい優れた革靴専用ケアクリームですよ。
コロニルのシュークリームは塗りやすく初心者にもおすすめ
本記事では、コロニルのシュークリームの詳細と使用感をレビューしました。
コロニルのシュークリームは伸びが良く、靴に塗りやすいのが特徴。
靴磨き初心者の人でも簡単に扱える手軽さがあります。
カルナバロウを配合しているため、保湿とツヤ出し効果が高く、革靴のコンディションを整えると同時に、控えめながらも上品なツヤが表れます。
色の種類が豊富で、靴の色に合わせたカラー選択が可能。
色の乗りが良く、色あせ箇所の補色もきっちりできますよ。
同じくコロニルの1909シュプリームクリームデラックスと比べると、使用用途は革靴のみに限られるものの、その分、価格は安く手を出しやすい手頃さでは優位。
扱いやすくてクセのない靴クリームをお探しの人は、コロニルのシュークリームをチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。