沢山の種類がある靴磨き用品。
人それぞれ、愛用のクリームやワックスがありますよね?
僕はといえば…。
靴磨きで出るツヤやパッケージの高級感が好きで、主にサフィールノワールを使用することが多いのですが…。
たまには気分を変えて別のクリームを使いたくなります。
そして、色々なクリームを買い足していって、気付けば多くの靴磨き用品が手元にある状態に。
靴磨きラバーあるあるですよね。
少なくとも僕はそんな状態です。
今回、そんな僕の靴磨き用品のラインナップに新たな仲間が加わりました。
紹介がてら、実際に使ってみてどんな感じに仕上がるかを体感してみます。
新たに仲間入りしたのはブートブラック(Boot Black)のアーティストパレット。
顔料ベースで手軽に革靴の色を変えられる靴クリームです。
染料ではないため、靴クリーナーで簡単に落とせるのが魅力。
気分に合わせて革の色を変えて楽しめます。
本記事では、アーティストパレットを使った靴磨きの様子を紹介します。
ブートブラックのアーティストパレット
今回仲間入りした靴クリーム。
早速ですが、登場してもらいましょう。
ブートブラック(Boot Black)のアーティストパレットです。
ブートブラックは日本のシューケア用品メーカーのコロンブスが展開するブランドの1つ。
ブートブラックとはイギリスの古い言葉で、
- 靴磨きをする人
を意味します。
その昔、革靴が黒のブーツタイプしかない時代。
その靴を磨くことによって、より黒々とした仕上がりにしたことから靴を磨く職人をブートブラックと表現したことに由来します。
靴クリームを筆頭に、数多のシューケア用品を送り出しているコロンブス社が、その知識と開発力を結集して作り上げた、ジャパンメイドのシューケアブランドがブートブラック。
靴磨きラバーに送るシューケア用品ということですね。
そして、ブートブラックのこだわりのラインナップの中でも、2年の歳月を費やして生まれたのが、
- アーティストパレット
です。
油性クリームながら乳化性クリームのように伸びが良く、扱いやすい仕様となっています。
成分的な特徴としては、モロッコ産アルガン種子から抽出された、
- アルガンオイル
が配合されているという点。
アルガンオイルが含まれることで、ワックス特有の光沢を与えつつ革の保湿も可能に。
完璧なの?
最高です。
ちなみに油性クリームですから、防水性も高め。
いたれり尽くせりですね。
アーティストパレットという名前の通り、クリームの色も豊富。
黒靴に青や赤のクリームを乗せるといったように、
- 色味で遊ぶ
ことも可能です。
全色欲しい。
そして綺麗に飾りたい…。
夢ですね。
アーティストパレットでの靴磨き方法を解説
アーティストパレットを使った靴磨きの手順について、今回はコロンブスの公式な使用方法で作業していきます。
公式の磨き手順とはこちらです。
説明文が本体に。
容器の裏側に方法が記載されています。
- クリームを薄く塗り伸ばす
- 少量の水を含ませた柔らかい布で拭き上げる
- 乾いた柔らかい布で磨き上げる
アーティストパレットは、
- 靴にクリームを塗った後に水を含ませたポリッシュクロスで磨く
という工程があるのが特徴。
他の靴クリームのように、クリーム塗布後のブラッシングはしません。
この辺りは、今後使用していく中で自分なりの使い方を模索する所存。
そして、今回磨く靴はスコッチグレインのアシュランス。
黒のストレートチップ、フォーマル靴です。
輝いてるよ!
では…。
初のアーティストパレットでの靴磨き、やっていきましょう。
ブラシでホコリ落とし
何はともあれ、ブラッシングでホコリを落とします。
今回はシューレースは外しません。
はい、なまけています。
あまり根を詰めると趣味の域を出てしまいますからね!(漂う言い訳臭)
汚れ落とし
クリーナーで古いクリームと液体汚れを落とします。
クリーナーをクロスに取って靴を拭き上げます。
ゴシゴシせずに、優しくすべらせるようにすると革を傷めずにすみます。
それと、クリー二ングにはネル生地を使うと汚れが取れやすいです。
起毛した生地が汚れを絡め取ってくれるから。
汚れや以前塗った靴クリームが結構取れました。
以前、ワックスで仕上げているので古いワックスが取れた結果です。
アーティストパレットを塗布する
続いて、主役のアーティストパレットを塗布する工程に移ります。
ふたを開けると、こんな感じ。
今回購入した色は、
- デニム
です。
デニム地のような深い紺色で、黒靴に塗りこみたいという衝動にかられて購入しました。
これを指に取ります。
感触としては、比較的柔らかめ。
容器裏側の使用方法では、
- クロスにクリームを取る
となっていましたが、クリームの感触をこの手で感じたいと考え、手で塗り込むことにしました。
アーティストパレットは非常に伸びが良く、スイスイ塗り進められます。
先ほども述べましたが、油性なのにとても扱いやすいクリームです。
上の写真はクリームを塗り込んだ後の状態。
さすがは油性クリームなだけあって、ギラついています。
次に、ポリッシングクロスで磨きます。
ハンドラップでクロスにごく少量の水を付けましょう。
少量の水を含ませたポリッシュクロスで革靴を磨いていきます。
どの程度ツヤを出したいかによりますが、ツヤツヤにしたい場合は磨きをしっかりと。
再度少量のクリームを塗り、水を含ませたクロスで拭くという工程を満足いくまで繰り返します。
今回は使用感の確認ということで、1度だけクリーム塗布と磨き工程を踏みました。
革のキメが整ったように上品なツヤが出ました。
ワックスで仕上げたときより控えめな光沢ではありますが、その分、革に奥行きを感じる深い輝きが出ています。
満足度高い仕上がりのアーティストパレット
本記事ではアーティストパレットの使用感を確かめてみました。
正直、靴クリームだけでこの輝きを出せるのですから驚きです。
アーティストパレットはシューケア用品の雄であるコロンブスが2年の歳月を費やして開発した靴クリーム。
それゆえにアーティストパレットの使用感は素晴らしく、靴磨きがより一層楽しくなるアイテムです。
革靴に魅力的で深いツヤを与え、本来靴クリームに期待する以上の輝きと色気を得られます。
扱いやすさにびっくりするはずです。
従来の靴クリームのイメージとは異なる使用感と効果が得られます。
それでは今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。