ダンスコ(dansko)のコンフォートシューズ、
- プロフェッショナルオイルド
のお手入れを、たった3つの道具を使って方法を紹介する記事です。
ダンスコとはアメリカのシューズメーカーであり、履いていて楽な靴、いわゆる、
- コンフォートシューズ
を主に取り扱っています。
ちなみに、プロフェッショナルオイルドとは、ダンスコのシューズラインナップの1種で、オイルドレザー製のコンフォートシューズを指します。
楽がゆえに、ヘビーローテーションでガシガシ履くことで汚れが蓄積されやすいダンスコのコンフォートシューズですが、たった3つの道具でケアすることで見違えるほどキレイになります。
実際にダンスコのコンフォートシューズをケアする様子をご覧ください。
本記事で紹介するのは「オイルドレザー」を使用したコンフォートシューズのケア方法です。オイルドレザー以外の素材には適用できませんので、ご了承ください。
逆に言えば、オイルドレザーの靴ならダンスコ製でなくとも、コンフォートシューズでなくとも応用できます。
僕がコンフォート靴をお手入れする理由
お手入れ実践の前に、僕が日々履いているダンスコのコンフォート靴「プロフェッショナルオイルド」について、愛用する理由とお手入れする意味を説明しますね。
コンフォートシューズは履いていて楽
コンフォートシューズは「comfort(快適さ)」という言葉の意味が示す通り、履いていて快適な靴のことを指します。
靴は身体の姿勢や歩き方にも大きく影響するため、自分に合わない靴だと肩こりや腰痛の原因にもなるというのは有名な話。
それらのお悩みに対しては、コンフォートシューズを履いたり、インソールで靴内部のフィッティングを矯正すると、改善効果があります。
履いていて楽な靴。
身体の健康を考えられて作られた靴がコンフォートシューズなのです。
楽だからこそ汚れやすい…
でも、ここで問題が…。
履く機会が多いからこそ、汚れやすいと言えます。
履けば履くほど靴が汚れていくのは当然です。
僕が所有するダンスコのコンフォートシューズは、履き心地が非常に良いです。
履き心地が良いゆえにガンガン履いています。
そして、ガッツリと汚れていきます。
- 履いていれば汚れる
当然ですね。
足元をキレイに保って清潔感を維持するためには、お手入れをする必要があります。
ダンスコのコンフォートシューズを3つの道具でケアする方法
ここからはダンスコのコンフォートシューズである「プロフェッショナルオイルド」のお手入れを実践していきます。
お手入れと表現すると抽象的ですね。
具体的には、
- 汚れ落とし
- 保革
上の2つの工程をやっていきます。
ダンスコのコンフォート靴に使う道具は3種類
ここで1つの懸念が。
実は…。
たった3つのアイテムでケアできます。
3つを多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれかもしれません。
ですが、少なくとも僕が普段の方法で使う道具よりは少ないです。
その3つの道具とはこれらのアイテム。
- 馬毛ブラシ
- オイルドレザーリストア
- クロス(布地)
ポイントはオイルドレザーリストア。
オイルドレザー靴に使えるケア用靴クリームです。
汚れ落としに加えて、保湿作用もあり、はっ水効果まであるクリームがオイルドレザーリストア。
乾いて老化したレザーが見違えるようにきれいになります。
ちなみに、オイルドレザーリストアはオイルドレザー専用です。
その他のスムースレザーのお手入れをする場合は、オイルドレザーリストアの代わりに、コロニルのシュプリームクリームデラックスをおすすめします。
キャンバス地などの革製以外の靴は、ジェイソンマークのようなスニーカーケア用品を使うのが良いでしょう。
ジェイソンマークは革にも使えるので、何ならオイルドレザー靴も洗えますから便利です。
先ほどの道具一覧の「オイルドレザーリストア」を、それぞれ上に挙げたケア用品に置き換えるイメージです。
実践!オイルドレザーのコンフォート靴をお手入れ
お手入れの作業手順を箇条書きで示します。
- 馬毛ブラシでホコリ落とし
- オイルドレザーリストアで汚れ落としと栄養補給
たった2工程の簡単作業。
使う道具が3つ。
作業も2工程。
そのため、靴のお手入れとしては相当お手軽です。
では、早速やっていきます。
馬毛ブラシでホコリ落とし
まずは、馬毛ブラシを使って靴に付着したホコリやチリを除去します。
手首のスナップを効かせて、シャッシャッと。
ブラシによってホコリを払い落とすことで、この後の汚れ落としと保革の効果を高めることができます。
オイルドレザーリストアで汚れ落としと栄養補給
続いては、汚れ落としと革への栄養補給を同時に行う工程です。
先ほど紹介した、オイルドレザーリストアを使って汚れ落としと栄養補給をチャチャっと行います。
まずはオイルドレザーリストアの容器をよく振ります。
パッケージが古いのはご愛嬌。
シューケア用品って、中々無くなるものではないです。
次に、磨き用クロスを指に巻きまして…
オイルドレザーリストアをクロスへ染み込ませます。
一度に大量に付けず、靴の様子を見ながら少しずつ使っていくと、クリームの付け過ぎを防げます。
そして、クロスで靴を拭いていきましょう。
軽くこすると、このようにクロスに汚れや過去に塗った靴クリームが付いてきます。
しっかりと汚れが落とせていますね。
アウトソールやかかと部分もついでにフキフキ。
ソール付近は靴の部位で最も汚れやすい箇所です。
抜かりなく汚れを落とします。
アッパーはオイルドレザーなので、履きジワなどの歩行時に負荷がかかりやすい箇所はしっかりとオイルを塗り込みましょう。
乾燥から起こるひび割れから革を守るため、履きジワにはしっかりと油分を入れてあげることが必要なのです。
靴全体をクロスで拭きあげたら、これにてお手入れ終了。
汚れが落ちました。
白くくすんだ箇所がなくなり、革が深みある黒色を放っています。
汚れを落とすことで発色がよみがえりましたよ。
3つの道具と2つの工程のみでもお手入れ効果は絶大
仕上がりだけではイマイチお手入れ効果が分かりづらいので、ケア前後での比較をしてみましょう。
上がお手入れ前、下がお手入れ後です。
しっかりと汚れが落ちています。
足元がキレイになることで清潔感も生まれ、周囲の印象もアップします。
なにより、靴がキレイだと気持ちが良いです。
この効果がたった3つの道具・2つの工程で得られるのですから、やるっきゃないです。
今回お手入れしたダンスコのコンフォート靴はあくまで例として取り上げましたが、オイルドレザーの靴ならば、レッドウィングのワークブーツなども同じ方法でケアできます。
簡単・お手軽に革靴のケアを楽しんでみてはどうでしょうか?
ヘビロテする靴だからこそいつもキレイに
本記事ではダンスコのオイルドレザーのコンフォート靴、プロフェッショナルオイルドをお手入れしました。
それは正しくもあり、間違いでもあります。
革靴のケアはブラッシングするだけでも劇的な効果を生むので、何ならブラシ1本持っておくだけでも良いのです。
今回は汚れ落としと保革もしたいと思い、それらを含めたケアをしました。
しかし、それでも使う道具はたった3つ。
身構える必要なく気軽に始めることができますよ。
僕のような「シューケア用品コレクター」にならなければ出費は抑えられるはずです…。
とにもかくにも、お手軽に始められるシューケア、試してみてはいかがですか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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