自宅で靴磨きをする場合、どこでしますか?
おそらく、大半の方の靴の保管場所は玄関の靴箱ですよね。
外で履いた靴を家の中に持ち込むのはちょっと…。
床が汚れるため、抵抗があるという人も少なくないはず。
となると。
おのずと靴磨きを行う場所は、土間があって下駄箱が近くにある、
- 玄関
ということになります。
ただ、玄関での靴磨きには困るときがありませんか?
寒かったり、暗かったり…。
リビングとは快適性が違いますからね。
そんな人へ向けた記事。
結論、革製マットを使えばどこでも靴磨きが可能に。
本記事では、玄関以外で靴磨きをすることを可能にするレザーマットを紹介します。
靴磨きをする場所は玄関がラクだけど…
靴磨きやその他のシューケアをする際に、
- どこで靴を磨くか
は、人によってこだわりがあるでしょう。
とりわけ、ラクなのは、
- 玄関
ではないでしょうか?
他の場所でするとなると、下駄箱からその場所まで靴を移動させなければなりません。
さらに、ブラッシングによってホコリやチリもその場所に落ちてしまいます。
とても衛生的とはいえませんよね?
そうなると下駄箱がすぐ横にあって、ホコリを落としても問題ない、
- 玄関で靴を磨く
というのが合理的だという結論にいたります。
僕自身、そういった理由で靴磨きを覚えてからしばらくの間は、自宅の玄関で日々靴磨きにいそしんでいたわけです。
で・す・が。
日が経つにつれて段々と気づいてきます。
暑い!(夏の僕)
…そして、
寒い!(冬の僕)
そう。
季節の変化です。
玄関ってエアコン効かせてますか?
僕は効かせてません。
電気代がもったいないので。
となると、気温の変化をモロに受けてしまい、
- 夏は汗だくで
- 冬はガタガタ寒さに震えながら
靴磨きをすることになります。
まぁ、過酷な環境で靴を磨くのもまた一興。
職人感が出て自分に酔える絶好のチャンスではあります。
ただ、毎度毎度汗だくになって、あるいは寒さに耐えながら靴を磨くのも疲れます。
靴磨きから足が遠のいてしまうのです。
家のどこででも靴磨きするにはレザーマットを活用
靴を磨きたいという気持ちと、億劫な気持ち…。
相反する二つの感情がぐるぐると渦を巻き…。
結局、
を繰り返す日々…。
なんてことを思っていた矢先。
買い物途中でふらりと立ち寄った商店街の一角、雑貨屋さんにて「あるもの」と出会いました。
それが革シート。
レザークラフト用に販売されていた牛革で面積がとても広いです。
これを見てピン
ときました。…
……
素敵!
革シートを敷けば灼熱の夏だろうと極寒の冬だろうと、エアコンの効いた快適な環境で大好きなシューケアができるではないですか。
なにせ、ホコリが落ちてもシートが受けてくれるので床が汚れません。
おまけに牛革なのでちょっとやそっとじゃ破れない頑丈さがあり、作業用下敷きとしては最適。
即購入しました。
圧倒的僥倖っ…!!
現在はリビングに革シートを敷き、テレビを見ながらウイスキーを飲み、靴磨きを満喫しているというわけです。
靴をリビングに持ってくる必要性はありますが、暑さ寒さが解消できたことに比べればなんてことない作業。
すっかり、
- リビング靴磨き
が習慣になっています。
レザーマットのサイズ感
この項目では、
- 靴磨き用革シート(勝手に命名)
のサイズ感がどんなものか確認してみます。
USサイズで7.5のオールデン975ロングウィングチップを置いてみるとこんな感じ。
おおよそ6足の靴を置ける程度の面積で、横に75cm、縦45cmのサイズ。
作業スペースとしては申し分ない広さです。
というか、実際に使ってみると、個人的にこのくらいのサイズが丁度良いと感じます。
狭いと作業スペースが限られてしまい作業性が悪化します。
しかし、逆に広すぎてもスペースを持て余してしまい有効活用できません。
シート面積が広いと不便なのが収納時にかさばるという点。
使用後に収納する際はシートをクルクルと丸めて収納します。
僕が使っているこのシートはサイズ感がちょうどよく、玄関の下駄箱にすっぽり収まるサイズ。
ですが、面積が広くて大きいシートだと丸めてもかさばってしまい、収納場所に困ることがあるかもしれません。
ちなみに、革の質や大きさによってレザーマットの価格は変わります。
上質で大きなシートだと数千円することもありますが、使う度に気分が高揚しますよ。
長く使うものですから「安い」という理由だけで選ばず、革の質や自分好みの色など、総合的に判断して買うのがおすすめ。
実際、価格高めの革は質感が良く、見た目が良いです。
気に入ったレザーマットの上では、いつも以上に革靴が映えます。
靴磨き用レザーマットを使う様子
基本的にシューケア・靴磨きをする際は、この革シートを使用しています。
当ブログの他の記事でも、このシートは常に登場。
使用感として、汚れ防止の下敷きとしての機能は申し分なし。
毎回の靴磨きでは、馬毛ブラシでのブラッシングによって革靴のホコリが払い落とされます。
靴から落ちたホコリや汚れは、下に敷いている革シートがすべて受け止めてくれます。
靴磨き終了後はシートを外に持って行き、パタパタと叩いてホコリを落とせばOK。
家の中を汚すことなく清潔・快適に靴磨きができます。
靴磨きの憂いを無くすことのできる貴重な便利グッズです。
革シートが汚れたら補色してきれいにキープ
革シートを使って靴磨きをしていると、だんだんと革が汚れていきます。
靴クリームやワックスが付いて着色されたり、こすれて白っぽく変色することも…。
日々の靴磨きやシューケアによって革シートが汚れてきたら、革シート本来の色の補色剤を使って色を入れ直しましょう。
上の図はサフィールの革用補色剤、
で革シートを補色している様子。
使っている色はブラックです。
革シートが汚れていると、革靴をきれいにするための靴磨きのテンションが下がってしまいます。
逆に、革シートの風合いがよみがえれば、気持ち良く靴磨きができますから、やらない手はありません。
靴磨き用のレザーマットは地味に便利
本記事では靴磨きの際に使用する下敷きシートをご紹介しました。
靴磨きをする場所は自由。
いつでもどこでも楽しめる趣味、それが靴磨き。
そう感じさせてくれたのは、あるとき出会った革シート。
それ以来、ますます革靴と向き合う時間が増え、充実した靴磨きライフを送る日々です。
- 家の中が汚れるのが嫌だから靴磨きは玄関で
はたまた、
- たまには気分転換で他の場所で靴を磨きたい
そんな人には靴磨き用シート。
おすすめです。
それでは、今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。