フランスのシューケアブランド、
- サフィールノワール(SAPHIR NOIR)
の豚毛ブラシ、
- ブリストルポリッシャーブラシ
は高級感漂う、所有欲が満たされるシューケアブラシ。
密に植え込まれた豚毛と、ずっしりとした重みが確かな品質を感じさせるブビンガ(木材)の持ち手。
数あるシューケアブラシの中でも、指折りのエレガントさを誇ります。
見た目の美しさもさることながら、実用性抜群。
ブラシ自体に重みがあるので、手首のスナップを利かせてのブラッシングがしやすく、効率良く靴クリームを塗り伸ばせます。
本記事では、サフィールノワールの豚毛ブラシ「ブリストルポリッシャーブラシ」の詳細と使ってみた感想について書きました。
- 豚毛ブラシが欲しい
- ブリストルポリッシャーブラシの使い心地は?
- 豚毛ブラシの使い方が知りたい
靴磨きで大事な豚毛ブラシ
豚毛ブラシは靴磨きで大活躍します。
というのも、豚毛ブラシは革靴の靴クリームを均一になじませつつ、余分なクリームを取り除く効果があるから。
靴磨きで靴クリームを塗った直後はきれいに塗ったつもりでも、意外とクリームが塊になっていたり、ダマになってしまっていることも…。
そんなとき、豚毛ブラシでブラッシングすれば、靴クリームを満遍なく均一に塗り広げられます。
豚毛は馬毛や山羊毛に比べて毛のコシが強く、クリームを運ぶ力が強いため、靴クリームを塗った後のブラッシングにピッタリなのです。
また、靴クリームを塗りすぎてしまった場合でも、豚毛でブラッシングすると余分なクリームをブラシの毛先に移せるので、革靴のべたつきを防げます。
靴クリームによって革靴がべたついてしまうと、ホコリが付きやすくなったり、クリームが酸化して革の風合いが損なわれてしまいます。
革靴には最低限量の靴クリームを与えてあげれば十分。
革の上に残った余分な靴クリームは、豚毛ブラシのブラッシングで取り除き、革靴を美しい状態に保ちましょう。
そうなると、もう1つ嬉しい効果が。
靴クリームが毛先に残った豚毛ブラシでブラッシングすると、革靴にツヤが出やすくなるのです。
毛先のクリームにも保革・ツヤ出し効果があるため、わざわざ靴クリームを塗らなくとも、軽くブラッシングするだけで革に光沢を与えられるようになるのです。
俗に言う、「ブラシが育つ」ってやつです。
使い続けて育った豚毛ブラシは、ブラッシングするだけで革の美しさを引き立てる効果があります。
色移りを防ぐため、靴クリームの色ごとに豚毛ブラシを変えると、色移りが防げるのでオススメです。
- 靴クリームを均一に塗り伸ばす
- 余分な靴クリームを取り除く
- 革靴にツヤを与える
ブリストルポリッシャーブラシ
靴磨きで活躍する豚毛ブラシ。
各シューケア用品メーカーから多くの豚毛ブラシが販売されています。
その中でもフランスのシューケアブランド「サフィールノワール」の豚毛ブラシ「ブリストルポリッシャーブラシ」はひときわ高級感漂うブラシです。
ここではブリストルポリッシャーブラシのディティールを見ていきます。
まず全体像。
持ち手は木製。
ブビンガという種類の木材です。
- 橙赤色の木材
- フローリング材などによく使われる
- 材は硬く、耐腐性があり白蟻にも強い
- ひんやりとした質感
赤っぽい色味が特長です。
SAPHIRのブランドロゴが高級感を際立たせていますね。
持ち手には溝が刻まれ、滑りにくい仕様に。
木材の質感が心地よい、手に持ちやすいサイズのブラシです。
ブラシの毛は豚毛。
豚毛が密に植え込まれています。
コシのある毛質はクリームをしっかりと革へなじませるために適しています。
毛先はきっちりとそろい、品質の高さが感じられます。
毛色は白と黒の2色展開。
使う靴クリームの色によって使い分けたい毛色です。
白は靴クリームの色が移って℃のブラシをどの靴に使うかが分かりやすいですし、黒は靴クリームの色が目立たないのでブラックのクリームに使うのがおすすめです。
どっしりとした重量感があり、使い甲斐のあるブラシに仕上がっています。
- ブラシ毛:豚毛(長さ20mm)
- 持ち手材質:木(ブビンガ)
- サイズ:124×39×39mm
ブリストルポリッシャーブラシの使い方
では、ブリストルポリッシャーブラシを実際の靴磨きに使っている様子を紹介します。
磨くのはこちらの靴。
以下の手順でお手入れしていきます。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- 靴クリームの塗布
- ブラッシング
- 磨き上げ
ブリストルポリッシャーブラシは4工程目の「ブラッシング」で使用します。
ホコリ落とし
まずは、革靴についているホコリを落とします。
ホコリは革の乾燥を招く大敵。
革靴のホコリを馬毛のブラシで払い落とします。
柔らかで繊細な馬毛は革靴の細かな隙間にまで入り込み、ホコリをしっかりと落とせます。
シャッ、シャッと手首のスナップを利かせてブラッシングします。
汚れ落とし
ホコリ落としの次は汚れ落としです。
革靴に付着した油汚れや水汚れを落とします。
汚れ落としに使うのは靴クリーナー。
今回使う靴クリーナーはブートブラックのツーフェイスプラスローションです。
クリーナーを汚れ落とし用のクロスに染み込ませ…
クロスで革靴を拭き、汚れを落としていきます。
ホコリや汚れがあると、靴クリームの革への浸透を邪魔してしまいます。
ここでしっかりホコリや汚れを取り除いて、靴磨きの効果を最大限発揮させましょう。
靴クリームの塗布
続いて、革靴に靴クリームを塗りこみます。
革に潤いと栄養を与える工程です。
靴クリームにはアーティストパレットを使います。
靴クリームをクリーム塗布用ブラシのペネトレイトブラシに取り…
革靴にクリームを塗っていきます。
ブラシを使うと、革に効率良く靴クリームを塗れるのでオススメです。
ブラッシング
ここでいよいよ主役の登場。
靴クリームの浸透を促すため、ブリストルポリッシャーブラシでブラッシングします。
コシが強く、クリームを塗り伸ばしやすいです。
天然毛で皮革をいためにくいのも嬉しい仕様。
使ってみると実感する、手に持ちやすく使いやすいサイズ感。
そして、持ち手のブビンガが放つ高級感。
趣味としての側面も強い靴磨きを楽しくしてくれます。
注意点として、ブラシの角が立っているのでぶつけると痛いです。
革に強くぶつけると傷になってしまうことも予想されますので、丁寧に扱うようにしましょう。
角を削って丸くするのも良いですね。
黒の革靴には黒の靴クリームを使いますが、その際は黒の毛先のブラシを使うのをおすすめします。
靴クリームの色がブラシ毛に移っても目立たちません。
気分良く使い続けられます。
磨き上げ
ブリストルポリッシャーブラシで靴クリームを革へなじませた後は、革靴にツヤを出すため、磨き上げます。
ここでは、磨きクロスと山羊毛ブラシで光沢を出していきます。
まずはクロスで余分な靴クリームをふき取りつつ、磨き上げます。
ブリストルポリッシャーブラシで取りきれなかった靴クリームの残りを拭き取っていきましょう。
磨きクロスを使った後は山羊毛ブラシで磨き上げます。
山羊毛ブラシのフィニッシングブラシにハンドラップで水を付け…
ブラシで優しくブラッシング。
これにてブリストルポリッシャーブラシを使った靴磨きは終了。
仕上がりはこちら。
ツヤが表れ、革靴の美しさが向上しました。
ブリストルポリッシャーブラシを使った靴磨きは、その効果はもちろん、高級感漂う雰囲気を味わえます。
とても満足度の高い時間を堪能できますよ。
ブリストルポリッシャーブラシは見て美しく・使って楽しいブラシ
本記事では、サフィールノワールの豚毛ブラシのブリストルポリッシャーブラシをレビューしました。
革靴をお手入れするためにとても便利な豚毛ブラシ。
- 靴クリームを均一に塗り伸ばす
- 余分な靴クリームを取り除く
- 革にツヤを与える
革を美しく保つため、豚毛ブラシは大活躍してくれます。
サフィールノワールのブリストルポリッシャーブラシは数ある豚毛ブラシの中でも、高級感漂うブラシ。
ブビンガ材の質感が所有欲をかきたてる、見て美しく、使って楽しいブラシです。
コシの強い豚毛はブラッシング効果をいかんなく発揮し、持ち手のどっしりとした安定感もあいまって、使い心地抜群。
豚毛ブラシとしては比較的高価な部類ですが、それ以上の満足感と使い勝手の良さが感じられるブラシに仕上がっています。
ブリストルポリッシャーブラシの高級感ある佇まいをぜひ味わってみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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