旅行や出張先に持っていった革靴や洋服。
それらのお手入れはどうしていますか?
出先でシューケア、ファブリックケアをすることは億劫になりがちです。
仕事や遊びの後に疲れてホテルや旅館に帰ってくると、
- もう後は何もしたくない
ってなりやすいです。
ですが一息つく前に、靴や洋服にひと手間加えてあげましょう。
本記事では、旅行先で使いたい携帯用靴磨きセットと洋服ブラシを紹介しています。
旅先でのケアの重要性
旅行や出張で履いていった革靴、着ていた洋服のケアはされていますでしょうか。
旅先だからこそ、日常とは異なるところに行って、革靴や服が汚れやすくなるということもあると思います。
そんなときに宿泊先から戻ってきて、靴や服をそのまま放置するのは気分的に落ち着きませんよね?
靴や服に付いたホコリやチリをそのままにしておくのは衛生的に良くないですし、靴の場合、ホコリが油分を吸い取ってしまいます。
服に関して言えば、着たまま、脱ぎっぱなしにしておくことは繊維を傷めて、生地の弾力性を失わせてしまったり、毛玉の原因を作ってしまうことになりかねません。
お気に入りのアイテムたちと長く付き合っていくためには、旅先でのケアも非常に重要なんです。
携帯用のケアグッズ
携帯用のケアグッズにはたくさんの種類があります。
靴には簡易型のクリーナーペーパーがあって、革靴を軽く拭くだけで汚れ落としと栄養補給を出来るものが販売されていますし、服には携帯用のコロコロやエチケットブラシがあります。
ホテルによっては、それらをサービスとして備え付けた部屋を提供しているところもありますよね。
ただ、そういったケアグッズがないホテルも当然あります。
特に出張で利用するようなビジネスホテルだと中々、上記が全て揃っているところは稀です。
そういった場合のために、僕は出先には必ず以下のセットを持参します。
- 靴磨きグローブクロス
- 靴磨きトラベルキット
- 携帯用馬毛ブラシ
- 携帯用洋服ブラシ
上記4つを持ち歩いています。
靴磨きグローブクロス
グローブクロスは中国のホテルに泊まった際に、アメニティとして提供されていたものを持ち帰ったものです。
日本では見かけたことがなく、中国で初めて見て感動しました。
旅先では中々革靴をケアする時間は取りにくいもの。
手軽にサッと革靴を拭けるグローブクロスは持っていると重宝します。
靴磨きトラベルキット・携帯用馬毛ブラシ
続いて、靴磨きトラベルキットと馬毛ブラシを見ていきます。
この靴磨きトラベルキットは靴工房サパテオ(ZAPATEO)が展開する、オリジナルクリームのマリアクレマ(MARIA CREMA)が含まれるキットで、馬毛ブラシもそのブランドのものです。
「マリアクレマ」はサパテオが独自開発したオリジナルクリームで、その特長はオーガニック成分にこだわった独自の配合にあります。
ホホバオイルやアボガドオイル、椿油や天然蜜ロウなどの天然成分を数種類配合しており、肌に触れても何の問題もない身体に優しいクリームで、安心して使用することが出来ます。
他の靴クリームにありがちな有機溶剤の匂いが苦手という方にもおすすめのクリームです。
こちらは靴磨きトラベルキットのケース。
下の図は携帯用馬毛ブラシのケース。
どちらも本革のケースです。
これをLOFTで見つけた時の高揚感は今でも思い出しますね。
さぁ、中を見ていきます。
靴磨きキットの方には、靴クリームと持ち手付きのブラシが入っています。
馬毛ブラシと合わせ、どちらも持ち運びに便利な超コンパクトサイズです。
ホコリ落としとクリーム補給を、こんなコンパクトなアイテムだけで行うことができます。
携帯用洋服ブラシ
次は、携帯用洋服ブラシの登場。
こちらはビニールの入れ物に入っています。
左側に「江」の文字が見えますね。
これは「江戸屋」のブラシであることを表しています。
江戸屋とは徳川将軍家お抱えの刷毛師を任され、その後江戸屋という屋号を与えられて開業した刷毛専門店です。
300年以上の歴史を持つ老舗中の老舗で、近代ではブラシの製造も行っていて、もちろん、靴ブラシや洋服ブラシも作っています。
その江戸屋が作る、数あるブラシの中で今回紹介するのは「携帯用の櫛型のブラシ」です。
カシミヤなどのデリケートな生地にも使用することが可能で、豚毛を二段植毛している手の込んだ逸品です。
スーツの胸ポケットにも入れることが出来る小ささと薄さで持ち運びしやすく、とても重宝しています。
今回の洋服ブラシはあくまで携帯用。
普段、自宅で衣類のお手入れをするときは、大きめのブラシがおススメです。
携帯用ケアセットで革靴とスラックスをケア
今回、僕は出張でホテルにきています。
革靴にスーツスタイルです。
こういう時に、先ほどご紹介した靴磨きキットと携帯用洋服ブラシが活躍するのです。
では、早速宿泊先のホテルにて、革靴とスーツのスラックスをケアしてみます。
出張先で革靴をお手入れ
まずは革靴のケアからです。
今回磨く靴はスコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)のシャインオアレインです。
出張の時は、いつ雨が降っても良いように、撥水性が強いこの靴を履くことが多いです。
携帯用馬毛ブラシでホコリ落とし
履き終わった靴は、ホコリ落としを行うのが鉄則。
それは旅先でも変わりません。
マリアクレマの馬毛ブラシでホコリを落とします。
アッパーだけでなくコバ周りまでしっかりとブラッシングしていきます。
携帯用靴クリームを塗る
続いて、靴クリームの塗布です。
使用するのは先ほどご紹介した、靴磨きトラベルキットの小型ブラシと靴クリーム。
マリアクレマの携帯用靴磨きキットには、リップクリームのような容器に入った靴クリームと、持ち手付きのブラシ、いわゆる「コバブラシ」が入っています。
靴クリームは「ニュッ」と顔を出します。
靴クリームをブラシに付けまして…
革靴に塗ります。
ブラシでアッパーにクリームを塗布していくと同時に、ブラッシングで革に油分をすり込んでいきます。
このクリームは汚れ落としも同時に行える優れものなので、クリーナーとしての一面も持ちます。
クロスで磨く
そして、仕上げにグローブクロスで革を磨きます。
クロスの滑りも良く、浸透性の良さを実感出来るクリームといった印象です。
靴磨き終了です。
ピカピカになりました。
これで明日も最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
スラックスのブラッシング
靴磨きが終わったら、次はスーツのケアです。
今回はスラックスのブラッシングを行います。
日本で仕事をする上では、まだまだスーツの需要は高いですが、そのスーツの大半はウールで作られています。
そのウールやカシミヤをはじめとする天然素材で作られた服は、着ていくうちに織り目や繊維の中に、目に見えないホコリが入り込みます。
服の中に入り込んだホコリやチリは繊維の通気性を妨げてしまうのです。
その結果、服の生地がだんだんと弾力性を失っていき、折角の服がくたびれてきてしまうのです。
それを防ぐためにホコリやチリを払い落とす作業が必要になるというわけなんですね。
では、スラックスにブラシ掛けを行ってみましょう。
スラックスをハンガーにかけてブラッシングします。
毛並みに沿って、生地にブラシを垂直に当て、手首のスナップを利かせてホコリを払い落とします。
謎の躍動感!
ホコリやチリを掻き出すことで生地の通気性を確保してスーツを長持ちさせましょう。
旅先で革靴と衣類をケアして長く愛用しよう
今回は携帯用の靴磨きキットと洋服ブラシのご紹介でした。
普段はしっかりケアしていても、出先にとなると、ついつい怠りがちなシューケアとファブリックケア。
出先では道具がないということも、その原因の一つではないかと思います。
「出かける度にそんな道具は持っていけないよ」という方には是非、この携帯用のケア用品を試して頂きたいです。
携帯するのに全く問題のないコンパクトサイズ、それでいて、小さいながらも十二分な効果。
近場にふらっとお買い物に行くときなどにも、携帯用ケアセットをバッグに忍ばせておけば、水汚れなどの応急処置にも使えますのでオススメです。
それでは今回はこの辺で。
少しでもご参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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