そんな人におすすめなのがブランドストーン(Blundstone)のローカットブーツです。
ブランドストーンはオーストラリアで誕生した、150年以上の歴史を持つシューズブランド。
ブランドストーンの定番のブーツは雨の日でも安心して履ける革靴です。
しかし、完全にくるぶしを覆うブーツなので脱ぎ履きが手間。
ブランドストーンの靴で!
と探している人にピッタリなのがローカット型のブーツです。
モデル名は2039。
雨に強いブランドストーンのブーツのタフさと気軽さはそのままに、ローカットタイプで脱ぎ履きがラクなシューズです。
靴を脱いだり履いたりする機会の多い日本人にピッタリ。
カジュアル過ぎないカッチリ感と良好な履き心地の革靴なので、出張や旅行にも活躍しますよ。
本記事ではブランドストーンのローカットブーツ「2039」の詳細をレビューします。
- 雨の日でも気軽に履ける靴が欲しい
- ブーツの脱ぎ履きが手間…もうちょっと気軽に着脱したい
- ブランドストーンのローカットブーツのディティールを知りたい
雨の日に活躍するブーツ
革靴を履くときに意識するのが天候です。
というのも、晴れの日はどんな靴でも履けますが、雨の日はそうはいきません。
なぜなら、革は水に弱いから。
雨に濡れると革にシミが残るリスクがあるのです。
特に、
- コードバン
- アニリンカーフ
といった、繊細な革種の場合は顕著。
コードバンの革靴を雨の日に履こうものなら、無数のシミで見るも無残な姿になってしまいますよね?
雨に濡れたコードバンは以下の通り、悲惨な状態に。
革が白っぽく変色していますね。
そのため、
となるわけです。
そこで活躍するのがブーツ。
ブーツは丈夫な革で作られています。
オイルドレザーを筆頭に、撥水性のレザーなど、雨に強い素材で作られているブーツがほとんど。
また、武骨でワイルドな印象が強いブーツは、多少の雨ジミならばそれもまた味として楽しめる、野性味あふれる存在感があります。
ブランドストーンのブーツはラフに履けるタフな作り
雨の日でも、もちろん晴れの日でも頼れるブーツは、様々なシューズブランドで展開しています。
その中で、
- ブランドストーン(Blundstone)
は、サイドゴアブーツの元祖として地位を築いているブランド。
ブランドストーンは、オーストラリアで誕生したシューズブランドです。
オーストラリア南東部に浮かぶ自然豊かなタスマニア島。
ジョン・ブランドストーン氏が1870年にタスマニア島で創業したのがブランドストーンです。
150年以上の歴史を持っています。
ブランドストーンを象徴するブーツがORIGINALSシリーズ。
靴の横にゴアを備え、履き口にはストラップ。
- ゴム布のこと
ブランドストーンのアイコン的なブーツです。
ブランドストーンのブーツは、頑丈で履き心地に優れるのが特徴。
ブランドストーンのアイコンともいうべきサイドゴアブーツは、水を侵入させない作りで雨にめっぽう強いのが特徴。
長靴のように、雨の日でもガンガン履けるタフなブーツです。
気をつかわず、気軽に履けるラフな使用感はヘビロテ間違いなしのアイテムですよ。
ブーツは脱ぎ履きが手間
ただ、ブーツは脱いだり履いたりするのが面倒…。
出かけるとき、
というのは無理です。
足がきれいに収まりませんよね?
ブーツを履くときは玄関に腰を下ろし、手で靴をしっかり支えながら足入れしないとちゃんと履けません。
脱ぐときも同じ。
脱ぐというよりは、ブーツをしっかり手で持って「取り外す」という意識が大事です。
紐靴なら、靴ひもをほどいてから脱ぐ手間もかかります。
これ、結構面倒。
脱いだり履いたりする機会が多いと、特に感じやすいです。
ちょっとしたことですが、積み重なるとイヤになってしまうのはあるある。
- だんだんとブーツを履く機会がなくなっていき、結局履かなくなってしまう
というのは、もったいないです。
そんな欲求が出てきます。
脱ぎ履きしやすいブランドストーンのローカットブーツ
そう思ったとき、チェックしたいのが先ほど紹介したブランドストーンです。
ブランドストーンには通常のブーツだけでなくローカットモデルもあります。
それがこちら。
ブランドストーンのモデル名「2039」です。
スリッポンシューズ(SLIP ON SHOE)と記載がある通り、気軽に履ける靴。
ローカットブーツ「2039」は日本別注モデルをきっかけにグローバル商品へと展開したモデルです。
靴の脱ぎ履きの機会が多い日本では、がっちり足を覆うロングタイプやハイカットタイプよりもローカットの靴の需要が高いのです。
もともと、ローカットモデルは日本限定で展開していたアイテムですが、履き心地の良さが評判となりグローバルに取り扱うようになりました。
モデル2039はブランドストーンのオリジナルブーツの高機能性はそのままに、スリッポン型の気軽な使いやすさが魅力です。
世界中で多くの人々に愛されてきたブランドストーンのシューズ。
ブランドストーンのブーツは、丈夫な作りと足に負担をかけない快適な履き心地が魅力です。
頑丈なのは堅牢なレザーアッパーゆえ。
さらに、快適な履き心地は、伸縮性の高いサイドゴアとクッション性に優れたソールで生み出しています。
魅力的なブランドストーンのローカットブーツ、詳細を見ていきましょう。
アッパーはオイルドレザーで頑丈
アッパーにはオイルドレザーを採用しているため、多少の傷ならブラッシングで解消します。
オイルドレザーは油をたっぷりしみこませた革なので、傷や雨に強いのです。
水弾きが良く、多少の水はへっちゃら。
水に強いオイルドレザーは全天候に対応できる使いやすさが魅力です。
続いて、デザイン面。
ブランドストーンのブーツはラウンドトゥが特徴。
つま先部分が丸みを帯びて可愛らしさがあります。
指を動かせるゆとりが生まれる、履きやすさに貢献しているデザインです。
かかとにはストラップ付き。
こちらはただの飾りではありません。
履くときに手で持ってかかとを入れるのを助けるプルストラップです。
プルストラップを持ちながら足入れすれば、片手でも簡単に履けます。
ブランドストーンのロゴが入ったデザインはオシャレな印象にも貢献。
スタイリングのアクセントにもなりますよ。
伸縮するサイドゴアで着脱がラク
ブランドストーンの代名詞ともいうべきサイドゴアは、気軽に履けるブーツには必須の要素です。
ブーツの両サイドに伸縮するゴムを設けているため、いざ足を入れたときに履き口が大きくなり、足入れしやすくなります。
当然、脱ぐときも快適。
脱ぎ履きがしやすいだけでなく、履いた後はゴムが足回りにぴったりフィット。
ホールド感が高く、かつ足の動きにも柔軟に対応できるので、とても動きやすい靴に仕上がっています。
高クッションで疲れにくいインソール
インソールは通気性とクッション性を高めた仕様。
このようにインソールを外せば…
中の構造が丸わかりです。
インソールには、
- ショックプロテクションシステム
を搭載。
クッションがきくため、歩いた時の衝撃を吸収。
クッションのおかげで、歩きやすく疲れにくいブーツになっています。
歩行時に本来足を曲げるべき部分をしっかりと曲げ、ねじれを防ぐスチールシャンクを内蔵。
人間工学を基に設計された構造で疲れにくいですよ。
ブランドストーンのインソールのかかと部分には独自開発した素材の、
- XRD
を使用。
高性能なクッション素材なので、衝撃を効果的に吸収。
歩行時の衝撃から足を守り、快適な履き心地に貢献します。
インソールにはクッションを設けて快適な歩行感を確保。
まさに、気軽にガシガシ履ける靴です。
インソールには「6」と表記。
靴のサイズを示しています。
はめ込み式のインソールは足の形状に沿うカップ状です。
通気孔が開いているため、蒸れにくい仕様。
快適な履き心地に貢献するポイントです。
ちなみに洗濯できます。
アッパーの裏側にはタグ付き。
メイドインベトナムです。
水が浸みこまないアウトソール
ブランドストーンのソールは、アッパーとソールの一体型。
アッパーとソールの結合は、
- インジェクション・モールド式製法
を採用。
通常、革靴はアッパーとソールを糸で縫い合わせるため、雨がしみ込む可能性があります。
しかし、ブランドストーンのソールは加熱した素材を金型に流してアッパーと結合させるインジェクション製法で取り付けます。
そのため縫い目がなく、靴底から水が浸みこまないメリットが生まれるのです。
アッパーとソールの縫い合わせ部分がないため、水の浸入を許さないというわけです。
近付いて見ると、つなぎ目がないのが分かります。
一体感のあるアッパーとソールです。
雨が入ってくるとしたら、アッパーが割れたときぐらい。
オイルドレザーが割れることなんてめったにないですから、安心ですね。
ポリウレタンのミッドソールと熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)のアウトソールでとてもタフ。
靴裏に素材表記が書いてあるので、見れば分かる仕様です。
- レザーアッパー
- TPUソール
と記載。
加水分解の影響は避けられませんが、下駄箱の奥に長期間しまいっぱなしにしなければ、5年以上は愛用できます。
ソールが劣化してきたらソール交換もできるので、安心して愛用し続けられますよ。
加えて、グリップ力が高くすべりにくい、まさに雨の日の強い味方のシューズです。
底面はオリジナルのソールパターン。
ソールの材料は、
- 水
- 油
- 細菌
- 酸
などからの劣化に強い、サーモウレタン素材。
140℃の高温にも耐えるなど、高い耐久性を誇ります。
真夏のアスファルトの上を歩いてもなんてことありません。
雪の上でも水が浸入せず、また、スリップしにくい側面もあり。
天候だけでなく、季節問わずに履き回せるブーツですよ。
インソール同様に、アウトソールにもサイズ「6」と記載あり。
日本表記だと25.0cm相当です。
他のサイズチャートは次の項目でまとめますね。
ブランドストーンのローカットブーツ2039の概要まとめ
この項目ではブランドストーンのローカットブーツの仕様概要をまとめます。
項目 | 詳細 |
素材 | アッパー:オイルドレザー(牛革) アウトソール:サーモウレタン インソール: EVA ミッドソール: ポリウレタン、XRD |
生産国 | ベトナム |
価格 | 23,100円 |
UKサイズ | 日本サイズ(男女共通)cm |
2 | 21.5 ~ 22.0 |
3 | 22.5 ~ 23.0 |
4 | 23.5 ~ 24.0 |
5 | 24.5 |
6 | 25.0 |
7 | 25.5 ~ 26.0 |
8 | 26.5 |
9 | 27.0 ~ 27.5 |
10 | 28.0 ~ 28.5 |
11 | 29.0 |
kidsサイズ | 日本サイズ(男女共通)cm |
9 | 16.5 ~ 17.0 |
10 | 17.5 ~ 18.0 |
11 | 18.5 |
12 | 19.0 ~ 19.5 |
上記は靴の縦方向のサイズです。横のサイズは日本標準の幅広サイズ(ワイズEEE相当)を採用しています。
ブランドストーンのローカットブーツを履いた様子
さて、この項目ではブランドストーンのローカットブーツを履いた様子をお伝えします。
と、その前に。
まず、ブランドストーンのブーツを履き下ろす前には防水スプレーでケアしておくのがおすすめ。
ただでさえ雨に強いブーツ。
防水効果でさらに水への耐性が上がり、安心して履けるようになります。
コロニルの1909プロテクトスプレーなら、防水効果だけでなく革への栄養補給効果もあるため、履き下ろし前のブーツにスプレーするのに最適です。
シューッとスプレーしておきます。
これで履き下ろしの準備はバッチリ。
さて。
いざ、履き下ろしへ。
足入れの際にはかかとのプルストラップを活用しましょう。
ストラップを引っ張りながら足を入れるとスムーズに履けます。
このようにスポッと。
靴べらいらずで履ける手軽さがありがたいです。
着用図はこちら。
サイズは6。
日本表記で25.0cm相当です。
ちなみに、ZOZOMAT計測での僕の足型は以下の通り。
足長さが23.8cm。
6でジャスト。
7で少しゆとりがあるサイズ感ですが、ピッタリのサイズ感で履きたいため、6をセレクトしました。
よりラフに履きたいなら1サイズアップでもOKです。
レッドウィングやティンバーランドなどのブーツよりもシンプルで都会的なデザインなので、普段履きのブーツとしても使えます。
ブランドストーンのローカットブーツはシンプルなデザインなので、どんなスタイリングにも合わせやすい利点があります。
OUTIL(ウティ)のミリタリーパンツと合わせています。
はたまた、
といった履きこなしができます。
つま先は丸みを帯びてカジュアル感が高め。
ですが、くびれはしっかりと。
カジュアルな要素とフォーマルな要素を合わせ持つ、絶妙なバランスで仕上がったブーツです。
オイルドレザーゆえに、履き下ろした直後から革は柔らかく足なじみが良いです。
ロングタイプよりも履きやすく、より気軽な使用感。
今度はポータークラシックのチノパンと合わせました。
ブラックのブーツはベージュにも相性抜群です。
ブラウンのデニムパンツともなじみよし。
ソールのクッションが柔らかく、ふわっとした歩行感を楽しめるのもポイント。
外出が楽しくなる靴です。
- ちょっとそこまで
なんてシーンでも履ける、頼れるブーツ。
ちなみに、1か月間、週5日のヘビロテした後の靴の様子はこちら。
履きジワがしっかり入って武骨な印象が高まりました。
ラフな空気感に拍車がかかり、より気軽に履けるカジュアルシューズにスタイルアップした。
これからもガシガシ履き込んでいきますよ。
雨の日に活躍して履きやすい!ブランドストーンのローカットブーツ
本記事ではブランドストーンのローカットブーツをレビューしました。
オーストラリアのシューズブランド、ブランドストーン(Blundstone)はサイドゴアブーツの元祖。
ORIGINALモデルはサイドゴアブーツの超定番アイテムで、ブーツながらも気軽な履き心地を誇ります。
ただ、靴の脱ぎ履きの機会が多い日本では少し使いづらい部分も…。
上記を解消したのがローカットタイプのブーツです。
タフな素材と抜群のクッション性はそのままに、軽快に脱ぎ履きできる気軽さを実現。
ただでさえラフに使えるブランドストーンのブーツがさらに使い勝手良くなっています。
シンプルなデザインなのでスタイリングにもよくなじみますよ。
ヘビロテ間違いなしの1足。
雨の日でもガシガシ履ける靴を探している人はぜひチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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