そんな人におすすめなのが、
- シャーマンブラシ5
です。
コロンブスが販売するジャーマンブラシ5は、握りやすい豚毛ブラシ。
靴クリームを革になじませるのに適したブラシです。
価格は1,000円を下回り、これから靴磨きを始めようとしている人のエントリーブラシとしてもピッタリ。
靴クリームをなじませるためのブラシは色ごとに揃える必要があるため、コスパの良い豚毛ブラシは複数本購入しても財布を圧迫しづらく、とっても助かります。
懐に優しい豚毛ブラシです。
本記事では、コロンブスの豚毛ブラシ「ジャーマンブラシ5」の詳細と使用感についてレビューします。
手頃な価格のシューケアブラシを探しているなら、ジャーマンブラシ5は要チェックです。
- 価格安めの豚毛ブラシを探している
- コスパの良いシューケアブラシが欲しい
- コロンブスのジャーマンブラシ5の詳細が知りたい
靴磨きの必須アイテム「豚毛ブラシ」
靴磨きに必須の道具が豚毛ブラシです。
豚毛ブラシは靴クリームを塗り伸ばすのに最適な道具。
靴クリームを塗った後の革靴を豚毛ブラシでブラッシングすると、クリームの栄養・補色成分を革靴のすみずみまで行き渡らせることが可能。
靴クリームを革になじませるのに適したブラシです。
なぜ「豚毛」なのかというと、豚毛は比較的毛のコシが強く、毛先でクリームを運ぶ力が強いから。
シューケアブラシとしてメジャーな馬毛や山羊毛と比べて毛が硬く、靴クリームの成分を満遍なく革へ行き届かせることができます。
また、革靴に塗りすぎたクリームを毛先に付着させ、余分なクリームを革の上に残さない効果も。
革靴が過度にべたつくのを防いでくれます。
靴クリームで保革するときの必需品。
それが豚毛ブラシです。
コロンブスの豚毛ブラシ「ジャーマンブラシ5」
ここで、この記事で紹介する豚毛ブラシに登場してもらいましょう。
こちら、コロンブスのジャーマンブラシ5です。
- 1919年に創業した日本のシューケア用品メーカー
- ハイエンドのシューケア用品ブランド「ブートブラック(Boot Black)」シリーズも手掛ける
ジャーマンブラシ5は豚毛を使ったドイツ製の靴用ブラシ。
豚毛ブラシには数多くの種類がありますが、コロンブスのジャーマンブラシ5は使い勝手の良い豚毛ブラシです。
ジャーマンブラシ5は靴クリーム塗布後のブラッシングにピッタリ
ジャーマンブラシ5は毛先が短い硬めの豚毛ブラシ。
ブラッシングしたときの反発力が強く、靴クリームの塗り伸ばしにピッタリのブラシです。
毛束はきれいに切り揃えられ、整然と並んでいます。
豚毛を使用した硬めのブラシで、靴クリームの塗り伸ばしに最適。
スエードやヌバックなどの起毛革に対して、毛並みを揃えるために使うのもOKです。
ジャーマンブラシ5のサイズ
持ち手サイズは約135mm×40mm。
作業しやすいサイズ感で、靴クリームの塗り伸ばしを効率良く、均一にできる仕様です。
男性女性問わず、持ちやすいサイズ。
木材の持ち手は雰囲気に温かみがあり、手にフィットする感覚が楽しめます。
持ちやすさは扱いやすさに直結しますから、シューケアブラシでは重要な要素。
握りやすい持ち手で靴磨きが捗ります。
ジャーマンブラシ5の数字の意味
ちなみに「ジャーマンブラシ〇」の〇に入る数字はブラシの種類を指します。
以下の通り「1」なら大き目の馬毛ブラシ。
「3」なら馬毛のハンドルタイプを意味します。
ブラシ名称 | ブラシ詳細 |
ジャーマンブラシ1 | 馬毛ブラシ(大) |
ジャーマンブラシ2 | 馬毛ブラシ(小) |
ジャーマンブラシ3 | 白馬毛ハンドルブラシ |
ジャーマンブラシ4 | 黒馬毛ハンドルブラシ |
ジャーマンブラシ5 | 白豚毛ブラシ |
ジャーマンブラシ6 | 黒豚毛ブラシ |
ジャーマンブラシ7 | クリーム塗布用馬毛ブラシ |
ジャーマンブラシ8 | クリーム塗布用豚毛ブラシ |
ジャーマンブラシ9 | 山羊毛ブラシ |
ジャーマンブラシ10 | 起毛革用真鍮ブラシ |
ジャーマンブラシ5は白い豚毛のブラシですが、同じ形状で毛の色が異なるジャーマンブラシ6という商品もありますよ。
ジャーマンブラシ5の豚毛の色は靴クリームの使い分けに活用
ジャーマンブラシの5と6は毛の色が違います。
一見、
- その違い、意味あるの?
なんて考えがよぎります。
毛の色が違うと便利なことが。
というのも、
- ジャーマンブラシ6は黒の豚毛なので、黒の靴クリームに
- ジャーマンブラシ5は白の豚毛なので、黒以外の靴クリームに
という使い方が可能。
つまりは、靴クリームの色によって使い分けられるということ。
白の豚毛は毛先に付いた靴クリームの色が分かりやすいため、色ごとの使い分けが判断しやすいです。
なぜ色ごとの使い分けが必要なのかというと、異なる靴クリームの色を使う場合、同じブラシを使うと色移りしてしまうから。
色ごとに使い分ければ、色移りの心配がありません。
靴全体に靴クリームを塗り広げるとき、色ごとに分けて使うと靴磨きが今まで以上に捗ります。
ジャーマンブラシ5はコスパ良好
ジャーマンブラシ5はコスパが良いのも特長です。
価格は880円(税込)。
1,000円、2,000円を超える豚毛ブラシが多い中、1,000円以下で買える豚毛ブラシのジャーマンブラシ5。
どれを買おうか迷ったときに選択肢に入りやすいブラシです。
ジャーマンブラシ5は手ごろな価格と使いやすいサイズで、多くの人が使いやすさを感じるブラシに仕上がっています。
- とりあえず靴磨き用ブラシを1つ買ってみよう
という人には特におすすめのシューケアブラシです。
また、先ほど述べた通り、豚毛ブラシは靴クリームの色ごとに使い分けるのがベター。
その分、靴クリームの色の数だけブラシが必要になりますが、先ほどご説明した通り、比較的値段お安めなジャーマンブラシ5ならば、何本も購入したとしても懐が痛みにくいです。
靴クリームの色の数だけ豚毛ブラシを揃えるとなると、1本数千円する豚毛ブラシの場合、それだけで大きな出費に…。
1本あたりが比較的安いジャーマンブラシ5なら、複数本買ってもお財布事情が厳しくなりにくいです。
何本も買うからこそ、豚毛ブラシは価格の安さが重要。
おまけに、使い勝手の良さも十分なジャーマンブラシ5は、コスパ優秀な豚毛ブラシなのです。
ジャーマンブラシ5を使った靴磨きを実践
では、ここからは実際にジャーマンブラシ5を使った靴磨きを実践。
ジャーマンブラシ5の使用感をお伝えします。
磨くのはこちらの革靴。
スコッチグレインのアシュランスです。
靴磨き手順は以下の通り。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- 靴クリームの塗布
- ジャーマンブラシ5で靴クリームの塗り伸ばし
- 磨き上げ
ホコリ落とし
まずは革靴のホコリ落としから。
革靴に付いたホコリは革の水分や油分を奪い、乾燥を招きます。
革靴をカサつきから守るため、また、これから塗る靴クリームの浸透を助けるため、革に付着したホコリを落としておきます。
豚毛に比べて毛先が柔らかな馬毛でブラッシング。
ホコリを払い落としましょう。
汚れ落とし
続いて、汚れ落とし。
革靴に付いた水汚れや油汚れを靴クリーナーで取り除きます。
靴の汚れは見た目を損なうだけでなく、革の通気性にも悪影響を及ぼし、靴クリームの浸透までも妨げます。
良いことがありません。
革靴の汚れはクリーナーでしっかり落とし、革をリフレッシュさせてあげましょう。
革靴を拭きます。
力はいれず、優しく。
靴クリーナーは汚れを浮かせて落とすため、ゴシゴシこすらずとも汚れが落ちていきます。
アッパー(甲革)全体を拭いたら、次の工程に移りましょう。
靴クリームの塗布
続いて、革靴に靴クリームを塗ります。
使うのはM.モゥブレィのシュークリームジャー。
保革効果の高い乳化製の靴クリームです。
クリーム塗布に便利な小型ブラシ「ペネトレィトブラシ」に靴クリームを少量つけて…
革靴に塗っていきます。
革全体に満遍なく塗りましょう。
靴クリームが多すぎると、革靴がべたつく原因になります。
ペネトレィトブラシに付ける靴クリームは片足分で米粒1つ程度で十分。
付け過ぎないように注意しましょう。
アッパー全体に靴クリームを塗り終えたら、ここでの作業は終了です。
ジャーマンブラシ5で靴クリームの塗り伸ばし
ここでいよいよ主役の登場。
ジャーマンブラシ5で靴クリームを革へなじませます。
ジャーマンブラシ5でアッパーを豪快にブラッシングしていきます。
大きなストロークで大胆に。
ブラシを少し押し込みながら、靴クリームを革へ擦り込むイメージでブラシ掛けします。
コシの強い豚毛なので程よい反発力を感じ、ブラッシングがしやすいです。
革靴のくびれ部分にも毛先が入り込み、満遍なくブラッシングが可能に。
適度なサイズ感は持ちやすく、手にフィット。
靴磨きが捗ります。
大きなブラシも、それはそれで効率良くブラッシングできますが…。
しかし、ジャーマンブラシ5は程よい大きさのため、使いやすさと保管時のかさばりにくさを両立。
最初は毛の抜けが気になりますが、使い続けるうちに抜け落ちにくくなります。使い始めは、毛が抜けても掃除しやすいようにレザーマットや下敷きを使いましょう。
磨き上げ
最後は仕上げに磨き上げ。
磨きクロスで乾拭きし、余分な靴クリームを取り除くとともに、ツヤを出します。
仕上がりはこんな感じ。
ジャーマンブラシ5で靴クリームを満遍なく塗り広げられたので、磨き上げ時のべたつきもなく、快適なシューケアタイムを過ごせました。
リピート買い必至のジャーマンブラシ5
今回の靴磨きでは、新品おろしたてのジャーマンブラシ5を使いました。
ブラッシングした後の毛先はこんな感じ。
余分な靴クリームが取り除かれ、毛先に移っていますね。
革靴に必要最低限のクリームを浸透させ、それ以上のクリームは毛先でキャッチし、取り除けています。
さらに使い込めば、毛先に付いた靴クリームだけで革靴にツヤが出せるようになります。
いわゆる、ブラシが育つというやつです。
ちなみに、僕はジャーマンブラシ5を計3本持っていて、黒の靴クリームと白の靴クリームで使い込んでいます。
白豚毛のジャーマンブラシ5はこのように…
毛先が靴クリームの色に変わるので、色の判別が容易。
ブラシの使い分けがしやすいです。
コスパが良く、使いやすいジャーマンブラシ5だからこそ、リピ買いして愛用しています。
ジャーマンブラシ5は使いやすくて手頃な価格が魅力の豚毛ブラシ
本記事ではコロンブスの豚毛ブラシ「ジャーマンブラシ5」の詳細と使用感をレビューしました。
持ちやすいサイズのジャーマンブラシ5は、シューケアが捗る豚毛ブラシ。
靴クリームを塗り広げやすく、使い勝手の良いブラシです。
手ごろな価格なので、靴クリームの色ごとに複数本揃えてもお財布へのダメージが少なめ。
白の豚毛は毛先に付着した靴クリームの色を判別しやすく、どのブラシを何色の靴クリームに使うかの判別が容易。
コスパ優秀なジャーマンブラシ5は、これから靴磨きをはじめたい人にもおすすめの豚毛ブラシです。
靴磨きの必須アイテムの豚毛ブラシをリーズナブルなお値段で手に入れたいなら、コロンブスのジャーマンブラシ5をぜひチェックしてみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
靴磨きを始めたい。けれど道具をそろえるのが面倒…。
そこでおすすめしたいのが靴磨きセット。1セット買うだけで必要な道具がまるっと揃います。道具選びの手間が不要。今すぐ靴磨き可能に。
大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。