靴磨きに必要な道具は数多くありますが、その中でも重要な必須アイテムが、
- クロス(布)
です。
クロスは、
- 汚れを落とすとき
- 靴クリームを塗るとき
- シューポリッシュで磨くとき
- 仕上げに磨き上げるとき
など、靴磨きの多くの場面で出番があります。
靴磨きをするためには絶対に必要な道具です。
正直なところ着古したTシャツでも代用可能なのですが、やはりお手入れ用のクロスは、
- キメが細かく美しい仕上がりになる
- 柔らかで使いやすい
と、ただの布とは一味違う使い心地です。
靴磨きをより上質で楽しいひとときとするため、高品質なクロスを使うのもまた一興。
コロニル(Collonil)のポリッシングクロスは、上質な使い心地を与えてくれるレザーケア用クロスです。
革靴はもちろん、レザーバッグや革財布など、革製品全般に活用できる磨き布。
厚手で柔らかな生地が抜群の使い心地を実現しているクロスです。
本記事ではコロニルのポリッシングクロスを実際に使用しながらレビューします。
革靴やレザーアイテムのお手入れ用のクロスを探しているならチェックしてみてください。
- 靴磨きクロスが欲しい
- レザーアイテムのお手入れ用の布ってどんなの?
- コロニルのポリッシングクロスって実際どんな感じ?
こだわりたい!靴磨き用クロス
靴磨き用のクロスはどんなものを使っていますか?
コットン生地ならば問題なく靴を磨けるため、着古したTシャツなどを使う人もいるのでは?
もちろん、着古したTシャツでも靴磨きは可能です。
しかし、磨きクロスにこだわってみると革靴の仕上がりがより美しく、そして、靴磨きがより楽しいものになります。
キメの細かい生地であれば靴クリームやシューワックスがよく伸び、美しいツヤめきを放ちます。
目の粗い生地ならば、汚れをからみ取りやすく、汚れ落とし効果が高いです。
また、柔らかな生地ならば扱いやすく、靴磨きの効率が上がりますし、ストレスなくシューケアが楽しめます。
靴磨きクロスの種類にもこだわると、靴磨きがもっと楽しくなるのです。
コロニルのポリッシングクロス
使いやすい靴磨き用クロスをお求めなら、コロニル(Collonil)のポリッシングクロスがオススメです。
それがこちら。
コロニルのポリッシングクロスは適度な厚みと起毛感が特徴のコットン製クロス。
ちなみに、こちらの商品はビニールパウチ入り。
大きさは34cm×34cmで、正方形の大判サイズです。
手をかざしてみると、その大きさが分かります。
革靴と比べても、とても大きいです。
- 靴クリーナーで革靴の汚れを落とすとき
- 靴クリームを塗るとき
- シューポリッシュで磨くとき
- 最後の乾拭き仕上げのとき
など、幅広く使える磨きクロスです。
Collonilのロゴがクロスの端に入っています。
コットン100%の生地です。
生地は柔らかくて厚みがあり、優しい肌触り。
使いやすく、お手入れが捗る磨きクロスです。
コロニル(Collonil)はドイツのシューケア用品ブランド
コロニル(Collonil)は1909年にドイツで生まれたブランドです。
革製品愛好家なら知らぬ者はいないであろう、世界約100カ国で愛用されているレザーケアアイテムのトップブランド。
コロニルの製品は、
- 皮革に優しい
- 人体に優しい
- 環境に優しい
をコンセプトに開発されており、品質の高さだけでなく、環境に配慮した商品作りのスタンスも世界中で高い評価を受けています。
コロニルの1909シュプリームクロームデラックスをはじめ、多くのレザーケアアイテムが展開されている、要チェックのブランドです。
磨きクロスはレザーアイテム全般に使える
コロニルのポリッシングクロスは、お手入れに幅広く使えるコットンクロスのため、革靴だけでなく、スムースレザー製品全般に使えます。
起毛革には使えません。あくまで表面が滑らかな革製品のみです。
使えるレザーアイテムは幅広く、
- カバン
- バッグ
- ジャケット
- 財布
- ベルト
- ソファ
などなど。
大事なレザーアイテムをケアするなら、ポリッシングクロスは1枚持っておいて損はないアイテムです。
ただし、靴用クロスは靴クリームや革靴の汚れがたくさん付着するため、革靴用とその他のレザーアイテム用でクロスを使い分けた方が良いでしょう。
靴クリームは着色効果が高く、また、靴の汚れが付きやすい傾向があります。
革靴に使ったクロスをそのままバッグや財布のケアに使ってしまうと、靴の汚れや靴クリームを他の革製品に移してしまいます。
革靴用とその他の革製品用とで、クロスを使い分けましょう。
コロニルのポリッシングクロスで革靴を磨いてみる
では。
ここからは実際に、コロニルのポリッシングクロスを使って革靴のお手入れをしていきます。
お手入れするのは、こちらのスコッチグレインのアシュランス。
黒のストレートチップ。
フォーマルな革靴です。
お手入れ手順は以下の通り。
- 革靴のホコリを落とす
- 革靴の汚れを落とす
- 革靴に靴クリームを塗る
- 革靴に靴クリームをなじませる
- ポリッシングクロスで革靴を磨き上げる
今回は上記手順の最後、
- 革靴を磨き上げる
上記の工程でポリッシングクロスを使います。
もちろん、汚れ落とし用クロスとしても、靴クリームを塗るためにも使えますので、お好みで使い分けてみてください。
では早速、革靴のお手入れ開始です。
革靴のホコリを落とす
まずは革靴のホコリやチリを馬毛ブラシで払い落とします。
手首のスナップをきかせてシャッシャッと。
比較的柔らかな馬毛は革を傷つけることなく、ホコリを落とせます。
馬毛ブラシは1本持っておきましょう。
革靴の汚れを落とす
続いて、革靴の汚れを落とします。
靴クリーナーをクロスに付けます。
ここでは、コロニルのポリッシングクロスではなく、サフィールのコットンフランネルポリッシュクロスを使っています。
汚れ落とし用クロスと仕上げ用の磨きクロスは、汚れ移りを避けるために分けた方が良いですからね。
コロニルのポリッシングクロスは最後の仕上げで使うので、ここでは温存。
クリーナーを付けたクロスで革靴を拭き、汚れを落としていきましょう。
革靴全体を拭き上げたら、次の工程に移ります。
革靴に靴クリームを塗る
次は、革靴に靴クリームを塗ります。
M.モゥブレィのシュークリームジャーをクリーム塗布用の小型ブラシにほんの少し付けて…
アッパー(甲革)に塗っていきます。
全体を塗布用ブラシでブラシ掛けしたら、ここでの作業は終了です。
革靴に靴クリームをなじませる
この工程では、先ほど塗った靴クリームを豚毛ブラシでよく塗り伸ばします。
比較的硬い豚毛ブラシはクリームを運ぶ力が強く、より均一に靴クリームを伸ばせるのです。
革に靴クリームを押し込むイメージで、力強く大きなストロークでブラッシングしましょう。
ブラッシングすると革にツヤが出始めるので、やっていて楽しい工程です。
ポリッシングクロスで革靴を磨き上げる
最後に、革靴を磨き上げます。
ここで本記事の主役、コロニルのポリッシングクロスの登場です。
ポリッシングクロスで革靴を拭き上げていきましょう。
ポリッシングクロスを指に巻き付けて…
クロスでなでるように磨き上げます。
ポリッシングクロスで磨くことで、余分な靴クリームを取り除くと同時に、クリームを均し、ツヤを生み出す効果があります。
アッパー全体を満遍なく、磨き上げていきましょう。
おまけに、山羊毛でブラッシングすると、より美しい光沢が出るのでやってみても良いですね。
もちろん、コロニルのポリッシングクロスだけでも満足のいく仕上がりになること請け合いです。
仕上がりはこのように。
磨くことで革靴がより美しくスタイリッシュな印象になりました。
コロニルのポリッシングクロスは使いやすく、ツヤを生み出すのも簡単です。
コロニルのポリッシングクロスは汚れたら洗って繰り返し使える
コロニルのポリッシングクロスはコットン製なので、洗濯可能です。
汚れたら洗ってきれいすることで繰り返し使えます。
汚れたクロスは洗剤を使って手洗い。
洗うときれいになるだけでなく、生地がクタッとしてなじみが良くなり、使いやすくなる効果もあり。
筆者はコロニルのポリッシングクロスを3枚持っており、それぞれ、
- 汚れたら洗って
を繰り返しています。
長く使えるのでオススメですよ。
革靴だけでなく革製品のお手入れに!コロニルのポリッシングクロスがオススメ
本記事ではコロニル(Collonil)のレザーケア用クロス「ポリッシングクロス」について紹介しました。
コロニルのポリッシングクロスは革靴の磨きクロスだけでなく、レザーアイテム全般に使えるお手入れ用クロスです。
厚手で柔らかなクロスで大判タイプなので、使いやすく、レザーケアを効率的にできます。
今回は靴磨きの最後のツヤ出し工程で使いましたが、用途はそれだけではありません。
- 汚れ落とし用クロスとして
- ケアクリーム塗布用クロスとして
幅広い使い道があるクロスです。
レザーケアを楽しむため、ケア用クロスにもこだわってみてはいかがでしょうか?
コロニルのポリッシングクロスの使いやすさをぜひ体験してみてください。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。