上記に当てはまる、革に関する悩みを持っている人へ。
ぜひとも、サフィールのデリケートクリームで手持ちの革製品をお手入れしてみてください。
革に潤いが戻り、モチモチとした質感がよみがえります。
フランスのレザーケアブランドのサフィール(SAPHIR)。
サフィールには無印のサフィールの他に、もう1つのラインがあります。
高級ラインであるサフィールノワールのスペシャルナッパデリケートクリームは、定番のケアクリームで確かな保革効果を発揮しますが、高価格なのが玉に瑕。
そんなときこそ無印サフィール。
サフィールのデリケートクリームの価格はスペシャルナッパデリケートクリームの約半分なので気兼ねなく使えます。
サフィールのデリケートクリームには小麦プロテインやホホバオイルが配合。
成分中に水分を含みやすく、革によく浸透して奥深くまでキッチリ潤いを届けますよ。
革が乾燥するとしなやかさが失われ、革に深いシワが入りやすくなったり、ひび割れができたりします。
サフィールのデリケートクリームでお気に入りのレザーアイテムをケアすれば末永く付き合っていけます。
本記事ではサフィールのデリケートクリームの詳細と使用感をレビューします。
- リーズナブルな革用ケア用品を探している
- 革の乾燥を確実に解消したい
- サフィールのデリケートクリームの詳細が知りたい
革の大敵!乾燥
豊かな質感で見る者を魅了するレザーアイテム。
革の魅力に取りつかれた人は多いでしょう。
革は美しいだけでなく丈夫。
末永く使える素材でもあります。
ただ、長期間愛用するにあたっての障壁が革の乾燥です。
革の中には水分や油分が豊富に含まれ、革の独特な質感としなやかさを保っています。
しかし、革内部の水分や油分は時間とともに失われていくのです。
徐々に革から水分が抜け、伴って油分も抜けていくことに…。
水分と油分が抜けた革はカサカサに乾燥し、しなやかさが失われます。
見た目にも良くありません。
色あせて、なんだかみすぼらしい印象に。
革の風合いをキープするためには、革の乾燥はのっぴきならない問題なのです。
潤いを補給して革を保護する必要性
革を乾燥から守るためには、革から抜けた水分や油分を補給する必要があります。
乾燥させないのが理想ではあるものの、革の乾燥が進んでもまだ大丈夫。
あらためて潤いを補給すれば乾燥した革が復活。
美しい見た目としなやかな質感がよみがえります。
そこで、
という話になりますが…。
使うのは保革クリームです。
革の状態を良好に保てる革用お手入れクリーム。
乾燥が気になる革に保革クリームを塗布すれば、潤いが補給され革の風合いとしなやかさが復活。
お気に入りの革製品を末永く愛用できます。
ただ、保革クリームの種類は多様。
多くのレザーケアメーカーが独自の保革クリームを展開。
と迷ってしまいます。
そこでおすすめしたいのがサフィール(SAPIR)のデリケートクリーム。
そんな人におすすめの保革クリームです。
おすすめの理由は使い勝手の良さ。
次の項目から詳しく解説します。
サフィールのデリケートクリーム
サフィールのデリケートクリームは革にキッチリ潤いを入れられる保革クリーム。
あらゆる皮革製に使えるデリケート革専用のクリームで、シミになりやすいデリケートレザーにも使える保革クリームです。
価格は1,320円。
パッケージ裏面には使い方が記載。
- レザーバッグ
- 革靴
- レザージャケット
- 革製ブックカバー
など、革製品全般に使えます。
パッケージには、
- BOX
- NAPPA
と記載されています。
これはボックスレザーとナッパレザーを意味します。
どちらも繊細な革種。
デリケートレザーに分類されます。
サフィールのデリケートクリームはデリケートと名の付く通り、繊細な革種にも安心して使える保革クリーム。
油分が少ないので淡い色の革でもシミにならずに使えます。
ボックスやナッパレザーのみならず、アニリンカーフやシープスキンなどのデリケートなソフト革への使用に最適です。
パッケージを開けてみます。
サフィールのデリケートクリームにはケア用の布が同梱していますが、この布は使わない方が良いです。
糸くずがボロボロ出て、周囲が糸くずだらけになり、革の上にも繊維くずが残るから。
作業の邪魔になります。
専用のシューケアクロスを別途用意するとお手入れが捗りますよ。
容量は50ml。
天然の植物性油分を主成分として配合。
革にシミを作らず、保湿効果が得られます。
デリケートクリームで保湿すると革の柔軟性を保てるため、革のひび割れや劣化を防げます。
擦り傷が付きにくくなるのも嬉しいポイントです。
主な配合成分は小麦プロテインとホホバオイル。
どちらも革へ潤いを補給することに特化した成分です。
- 小麦由来のたんぱく質
- 革へ吸収され水分を保持する役目を果たす
- ホホバ種子から抽出されるオイル
- 保湿効果が非常に高く革に潤いを与える
デリケートクリームはペースト状のケア用品で非常に柔らか。
水分を多く含んでいるからです。
革に潤いを与える力が高いのが見た目だけでも分かります。
サフィールのデリケートクリームの使用感
では、サフィールのデリケートクリームの使い心地を紹介します。
サフィールのデリケートクリームはやや白っぽいですが、無色のクリーム。
どんな色の革製品にも使える万能クリームです。
ミツのような香りがします。
好き嫌いが分かれる香りですが、有機溶剤系の鼻をつくニオイではありません。
自然を感じる香りです。
指にとってみると、なめらかで水分多めなクリームなのが分かります。
試しに革に塗ってみますね。
やわらかなペーストなので伸びが良く、作業性良好。
革にどんどん吸収されていくのが分かります。
指にサッとすくった量でこのくらい塗り広げられました。
スゥーッと革に浸み込んでいきます。
塗ってからは数分間待ち革への吸収を促します。
その後、クロスで乾拭きして仕上げます。
作業後はこんな感じ。
クリームの塗り跡が残らず、自然な革の風合いに。
潤い補給効果はバッチリ。
革にクリームがグングン入っていくのを感じたばかりですからね。
デリケートな革にも安心して使える、頼れる保革クリームです。
サフィールのデリケートクリームで革靴をお手入れする方法
この項目では、サフィールのデリケートクリームで革製品を実際にケアしていきます。
お手入れするのはこちら。
サフィールのデリケートクリームはカバンやベルトなど、皮革製品全般に使えるのですが、今回は革靴のお手入れに使うことに。
手順は以下の通りです。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- デリケートクリームを塗布
- デリケートクリームをなじませる
- 乾拭き
早速やっていきましょう。
ホコリ落とし
まずはホコリ落としから。
馬毛ブラシでブラッシング。
ホコリや砂を落とし、デリケートクリームの塗布に備えます。
クリーム浸透のため、邪魔者を除く作業です。
汚れ落とし
ホコリや砂といった、大きめの異物を払い落とした後は汚れ落とし工程へ。
革靴に付いた水汚れや油汚れを落とします。
革財布やレザーバッグなど、革靴以外のお手入れをする際は汚れ落とし工程を踏む必要はありません。あくまでも汚れがつきやすい革靴のみの作業です。
靴クリーナーをクリーニングクロスにとって革靴を拭き上げ、汚れを落とし切ります。
デリケートクリームを塗布
ここで、いよいよサフィールのデリケートクリームを塗る作業へ。
デリケートクリームを塗る際は、小型の塗布用ブラシを使うと作業が捗るのでおすすめです。
手を汚さずにデリケートクリームを塗れますよ。
ブラシに取る量はこのくらい。
デリケートクリームは水分含有量が多いので、クリーム自体を多めにとっても問題ありません。
革にシミを作るのは、あくまでも油ですからね。
水であれば心配なしというわけ。
塗布用ブラシを使ってデリケートクリームを塗り広げていきます。
ブラシを使うと、革靴の隙間にもスムーズにデリケートクリームを届けられるので便利。
塗りムラや塗り残しを作らず、まんべんなくデリケートクリームを塗布できます。
両足の靴に塗ったら作業完了。
次の工程へ移ります。
デリケートクリームをなじませる
デリケートクリームを塗った後は、さらに革へなじませる作業をするとベター。
豚毛ブラシで革靴のアッパー全体をブラッシング。
デリケートクリームを革になじませます。
豚毛はコシが強く、クリームを塗り広げてなじませるのにピッタリです。
ブラッシングすると、ややツヤが出ます。
ブラッシング有りとなしとの比較はこの通り。
結構違いますよね。
大きなストロークで豪快にブラッシングするのがコツです。
その後、3~5分程度時間をおき、デリケートクリームの浸透を待ちます。
乾拭き
最後に、クロスで乾拭きして余分なクリームを拭き上げたらデリケートクリームでのお手入れは終了です。
仕上がりはこちら。
サフィールのデリケートクリームでケアした革は、モチモチに。
潤いが入り、革が喜んでいるよう。
革の表情が豊かになりました。
サフィールのデリケートクリームでお手入れした前後を比較
ここで、サフィールのデリケートクリームでのお手入れ前後で革靴の状態を比較してみます。
デリケートクリームでケアしたことで革がしっとりしました。
見た目にもモチモチ感が分かるかと。
デリケートクリームに含まれる小麦プロテインやホホバオイルが確実に保革をして、大切なレザーアイテムをきっちりケアします。
お手入れ後にはデリケートクリーム由来のミツのような香りが残ります。
天然成分チックな香りなので、苦手な人は少ないかもしれませんが、好き嫌いは分かれます。
ただ、しばらくすると香りは消えるので、その後の革製品の使用には影響ありません。
こちらのリーガルトーキョーの靴は良質なキップレザーを使用しているため、お手入れしないともったいないです。
きめ細やかな良質レザーであればあるほど、ダメにしてしまったときの精神的なダメージは大きいですから、お手入れは欠かせません。
サフィールのデリケートクリームの使いやすい手軽な使用感は、お手入れに向かう心理的ハードルを下げ、レザーケアをより身近にしてくれます。
サフィールのデリケートクリームでケアした後は靴クリームで油のフタをする
デリケートクリームでのケアが完了しましたが…。
1つ注意点が。
デリケートクリームは水分多めの保革クリームであり、靴クリームのように油分やロウ分を含んでいません。
通常、油やロウ分が革の上に膜を張り、革の中に入った潤いを閉じ込めて保持しますが、ロウ分を含まないデリケートクリームではそうはいきません。
革財布などの場合は、手の皮脂が付いて知らず知らずのうちに油のフタができますが、革靴の場合は違います。
油膜を張れないので、時間とともにせっかく入れた潤いが逃げていきます。
ゆえに、革靴をお手入れした後は革に補給した潤いを逃がさないため、ロウ分や油分でフタをしてあげる必要があります。
デリケートクリームを使った後は靴クリームを上塗りして、油膜を作るとデリケートクリームの保革効果が長続きしますよ。
ということで、追加の靴磨きをしていきます。
デリケートクリームでのケア後の靴磨きには油性の靴クリームがおすすめ。
今回使うのはこちら。
革の上にとどまる成分が含まれ、油のフタをするのにピッタリ。
デリケートクリーム同様に小型ブラシで靴クリームを塗っていきます。
靴クリームを塗った後は、ブラッシングして塗りムラを解消。
続いて、クロスで乾拭き。
ツヤが出ました。
ツヤが出ているのは、革の上に均一な油の膜ができたから。
デリケートクリームで補給した水分を靴クリームの油の層がしっかり閉じ込めてくれます。
サフィールのデリケートクリームの効果を最大限に引き出せるというものです。
サフィールのデリケートクリームで革を守る
本記事ではサフィールのデリケートクリームの詳細と使用感をレビューしました。
サフィールのデリケートクリームは革に潤いをしっかり与えるレザーケアクリームです。
伸びが良く、使い心地良好。
乾燥した革にまんべんなく塗り広げられます。
そして、グングン吸収。
革のモチモチ感が復活しますよ。
水分多めのクリームなので革に入りやすいものの、潤いが抜けやすいのも事実。
財布やレザーバッグはまだしも、革靴の場合、使用環境が過酷なので水分が飛びやすいです。
そのため、靴クリームでケアするのがおすすめ。
靴クリームに含まれる油で革の上に油膜を作り、フタをしましょう。
水分が抜けにくくなりますよ。
サフィールのデリケートクリームで革のコンディションを整えれば、今まで以上に気持ち良く使えます。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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こんな人におすすめ | とにかく高級感のある財布が欲しい |
色へのこだわりが強く複数の色を手作業で重ねる染色が独創的な印象を与える。
ユハクのアイテムの特徴 | 染色が鮮やかで革の美しい色味とグラデーションが楽しめる 芸術品のような美しさ |
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こんな人におすすめ | 人とは違った美しいレザーアイテムを使いたい |
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キプリスの特徴 | 仕立ての良さと上質な革を使用 目に見えない部分の手間も惜しまない製品作りへのこだわりを持つ |
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