こんな疑問を持っている人へ。
結論、
- まったくおかしくない
です。
無論、ダサくなどありません。
むしろカジュアルな私服に革靴を合わせると、スタイリングが引き締まり洗練された印象に。
オシャレです。
ただ、どんな革靴でも合わせられるわけではありません。
私服に合わせる革靴選びのポイントはデザインと形状。
より具体的にいえば、
- 外羽根式であること
- つま先の形が丸みを帯びていること
上記を満たす革靴ならば、私服のカジュアルスタイルに合わせても、オシャレに履きこなせます。
逆に、内羽根式のフォーマルな革靴の場合、私服に合わせると浮いてしまうので注意が必要です。
本記事ではカジュアルな私服に合わせてもおかしくない、むしろ格好良い革靴の条件について紹介します。
- 革靴を私服に合わせるのっておかしくない?
- カジュアルな服装のときでも革靴を履きたい
- 私服使い用の革靴の選び方が知りたい
革靴はフォーマルなアイテム
革靴にどういったイメージを持っていますか?
- スーツを着るときに履く
- 私服のときには履かない
といった印象を持っている人は少なくありません。
革靴を履くのは冠婚葬祭やビジネスシーン、いわゆるフォーマルな場面のみという人もいらっしゃるでしょう。
確かに、革靴はフォーマルな靴。
私服に合わせるのはもっぱらスニーカー。
休日シーンでは、カジュアルに、ラフに履けるスニーカーを合わせがちです。
しかし、革靴もカジュアル使いできます。
といいますか、革靴の種類によってはコーデを引き締めてスタイリッシュにまとめられるので、便利な存在です。
Tシャツにジーパンというラフなスタイルでも、足元に革靴を持ってくると、カジュアルとフォーマルさの調和がとれ、オシャレな着こなしに昇華します。
スニーカーには出せない雰囲気が革靴にはあるのです。
私服に革靴を合わせるのってダサい?おかしい?
ただ、ここで1つの疑問が浮かびます。
ということ。
浮上した「ダサいのでは?」疑惑。
確かに、革靴の種類によってはカジュアルな服装に合わないことがあります。
しかし、一方で、カジュアルな服装にもバッチリ合う革靴もあります。
革靴はフォーマル使いのみのアイテムかと思いきや、実際はそうではありません。
一口に革靴といっても、
- フォーマルに履ける革靴
- カジュアルに履ける革靴
があります。
革靴はTPOに応じた履き分けが大事。
一概に、
- 革靴はカジュアルな私服には合わない
- 革靴を私服に組み合わせるのはおかしい
とはいえないのです。
たとえば、こんな感じ。
すべて私服に合わせたスタイリングです。
洋服はいたってカジュアル。
しかし、足元の革靴のおかげで上品な印象がプラスされています。
休日のスタイリングに革靴がよくなじみます。
次の項目では、具体的にどんなところに気を付ければ革靴が私服に違和感なく組み込めるのかを解説します。
カジュアルな私服に合わせやすい革靴の条件
では、どんな革靴がカジュアルな私服に合うのかというと、具体的には以下が当てはまる革靴。
- 外羽根式
- つま先が丸みを帯びている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
外羽根式
外羽根式の革靴はカジュアルな私服に合わせやすいです。
革靴には、
- 内羽根式
- 外羽根式
の2種類があります。
違うのは、紐を通す羽根部分のデザインです。
内羽根式は羽根がアッパー(甲革)と一体になっていてミニマルなデザイン。
外羽根式は羽根がアッパーとは別に縫い付けられたデザインを指します。
内羽根式の革靴はよりフォーマル。
外羽根式の革靴は、カジュアルな印象が高いです。
よって、カジュアルな私服に合わせやすいのは外羽根式の革靴。
実際、内羽根式と外羽根式の革靴をそれぞれジーパンに合わせてみると、内羽根式の靴はちぐはぐな印象があります。
一方、外羽根式の革靴はラフな印象が高く、ドレッシーな印象の中にも、どこか遊び心を感じる印象に。
内羽根式と外羽根式でなぜフォーマル度合いが異なるかといえば、それは革靴の歴史を辿れば見えてきます。
内羽根式の革靴はヨーロッパの貴族が室内で履いたもの。
正装で用いられたのが内羽根式の革靴です。
一方の外羽式の革靴は、外で履くため羽根が大きく開きやすい仕様になっています。
- 履きやすい
- 脱ぎやすい
のが特徴です。
そのため、もともと室内履きで使われていた内羽根式よりも格は落ちるというわけです。
それが現代の革靴のフォーマル度合いに影響しています。
また、そもそも羽根がなく靴ひもを通さないタイプのローファーなどは、よりカジュアル度が高く、ラフに履ける革靴です。
靴ひもではなく、ストラップで固定するモンクストラップタイプの革靴もカジュアル度が高い革靴です。
つま先が丸みを帯びている
革靴のフォーマルさとカジュアルさの分かれ目は見た目。
外羽根式と内羽根式のデザインがカジュアルとフォーマルの印象を左右していたように、他の見た目でも革靴の印象は分かります。
とりわけ、革靴のつま先の形状は大事。
つま先の形状が丸みを帯びているとカジュアルな印象が高まり、カジュアルな服装に合わせやすくなります。
丸みを帯びたポテッとした形状がカジュアルライクな雰囲気を纏わせるのですね。
逆に、つま先が流線型で細身の革靴はフォーマルさが強く、私服には合わせにくくなります。
歩きやすくてカジュアルな革靴が豊富
カジュアルな服に合わせやすい革靴3選
先ほどまでに述べた通り、カジュアル使いしやすい革靴は、つま先が丸みを帯びた外羽根式のタイプ。
この項目では、カジュアルな私服に合わせてもおかしくない、むしろ、スタイリッシュにコーデを引き締めてくれる頼りになる外羽根式の革靴を紹介します。
それが以下の3種の革靴です。
- シェットランドフォックスのプレーントゥ
- オールデンのロングウィングチップ
- コールハーンのローファー
革靴選びの参考にしてみてください。
シェットランドフォックスのプレーントゥ
シェットランドフォックスのプレーントゥの革靴は、カジュアルな中にもドレッシーさを感じる逸品。
ストレートチップはフォーマル度が高く、カジュアル使いには向いていませんが、プレーントゥの靴はどちらもいける汎用性の高さが魅力。
シェットランドフォックスのプレーントゥの革靴は、
- 外羽根式
- プレーントゥ
- 丸みを帯びたつま先
でカジュアル度が高いですが、ブラックの水染めコードバンがエレガントさを演出。
カジュアルに履けるラフな雰囲気と革靴本来の上品さが共存した稀有な革靴です。
ちなみに、シェットランドフォックスは日本のブランド。
リーガルの上位ラインにあたります。
そのため、シェットランドフォックスの革靴は日本人の足型に合いやすく、履きやすいのが特長。
見た目だけでなく、履き心地にもこだわる方におすすめの1足です。
シェットランドフォックスのプレーントゥのレビュー記事を見てみる
オールデンのロングウィングチップ
アメリカのシューズメーカー「オールデン」。
オールデンのロングウィングチップは、アメリカらしい実用性を重視した無骨な雰囲気が魅力。
トゥが「W」デザインのウイングチップは、カントリー由来のデザインのため、カジュアルな要素が強いです。
カジュアル使いの革靴として、圧倒的な人気を誇る革靴。
同じくアメリカ生まれのジーパンに合わせるも良し。
ヨーロッパのミリタリーパンツに合わせるも良し。
はたまた、スラックスに合わせても程よくカジュアルさをプラス。
コーデ全体のバランス調整をしてくれます。
足元に困ったら、とりあえずオールデンを合わせればOK。
そんな安心感をもたらしてくれるヘビロテ必至の革靴です。
コールハーンのローファー
オールデンに続き、同じくアメリカのシューズブランド、コールハーン。
コールハーンのペニーローファーは、スリッポン感覚で気軽に履けるローファーです。
靴ひもがないため、履くのも脱ぐのもラクラク。
ゆえに、カジュアル度合いは外羽根式の革靴よりも数段上。
休日のラフな格好にもバッチリはまります。
ですが、スニーカーほどゆるくなく。
リラクシンな程よいフォーマルさを演出できる革靴です。
フォーマル度が高いのは黒の内羽根ストレートチップ
これまでカジュアル度合いが高い革靴を紹介してきましたが、逆にフォーマル度が高い革靴の条件は以下の通り。
- 内羽根式
- ストレートチップ
- 黒色
具体的にはこんな革靴。
内羽根式のフォーマル度合いの高さは、先ほどまでに述べた通り。
また、つま先に一文字の意匠が入ったストレートチップもまた、フォーマル度が高い要素です。
そして、黒色、これもまたフォーマルな要因。
基本的に、黒以外の革靴はカジュアル向き。
黒の内羽根ストレートチップの革靴は、ビジネスシーンはもちろん、冠婚葬祭などの厳かな場でもキッチリ役割を果たせる革靴です。
ということは、カジュアルシーンでの使用には向かないということでもあります。
カジュアルな格好のときは、黒の内羽根ストレートチップの革靴を合わせることがないように注意しましょう。
とはいえ、ファッションにルールはありません。
自分がおしゃれだと思う格好が結局のところ、一番満足度が高いですからね。
とはいえ、ドレスコードのあるお店に行くときなどは靴や服装のフォーマル度は気を付けたいポイントです。
ちなみに、内羽根ストレートチップでも、黒以外なら途端にカジュアル寄りになります。
私服に革靴を合わせてスタイリングを引き締めよう
本記事では、カジュアルな私服に合わせられる革靴の選び方について解説しました。
そんな疑問には、当然「NO」と答えます。
フォーマルな革靴ですが、デザインによっては休日のラフな格好に組み合わせても問題なし。
むしろ、カジュアルな服装を足元から引き締め、スタイリングを整えてくれます。
カジュアル使いできる革靴選びのときに意識すべき大きなポイントは、羽根のデザインとつま先の形状。
スーツスタイルに合わせるような細身の内羽根式の靴だと、普段の服装から浮いておかしな印象になってしまいます。
しかし、外羽根式でつま先が丸みを帯びた革靴なら、Tシャツにジーパンなどのラフな格好にも似合います。
という人は、ぜひスタイリングに革靴を取り入れてみてください。
革靴がコーデをきれいにまとめてくれますよ。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
歩きやすくてカジュアルな革靴が豊富
靴磨きを始めたい。けれど道具をそろえるのが面倒…。
そこでおすすめしたいのが靴磨きセット。1セット買うだけで必要な道具がまるっと揃います。道具選びの手間が不要。今すぐ靴磨き可能に。
大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。