そんな人におすすめなのがオールデン純正の靴クリーム。
その名もファインブーツクリームです。
![ファインブーツクリームの外観](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-9.jpg)
ファインブーツクリームは乳化性の靴クリームでやわらかなペースト状。
そのため、塗り広げやすく、靴磨き経験が浅い人でも難なく使えます。
オールデン純正の靴クリームなだけあって、オールデンの上質なシェルコードバンのお手入れにピッタリ。
シェルコードバンにしっかりと色を乗せ、栄養を与えることも抜かりなく。
シェルコードバンの風合いを最大限高める靴クリームがファインブーツクリームです。
本記事ではオールデンのファインブーツクリームの詳細と使用感についてレビューします。
オールデンの革靴をいつまでもきれいに保ち続けたいならチェックしてみてください。
- オールデンの革靴におすすめの靴クリームを知りたい
- オールデンのコードバンのお手入れに失敗しないか心配
- オールデンのファインブーツクリームの詳細が知りたい
オールデンコードバンのお手入れに使う道具は迷いがち
そんなとき。
こんな疑問が浮かびます。
コードバンだけでなく、革を使ったアイテムに定期的なケアは欠かせません。
革は時間とともに水分や油分を失い、乾燥が進んでいくからです。
乾燥した革からはしなやかさが失われ、硬くなります。
硬くなった革はひび割れたり、大きなシワが入ったりと、良いことがありません。
だからこそ、日頃からお手入れしなければ。
ただ、コードバンは繊細な革のため、
と悩む人は多いです。
各シューケア用品メーカーからコードバン用の靴クリームが出ているので、それを選べば良いのですが…。
いくつかの種類があるので、シューケア用品に詳しくない人にとってはなかなか厳しいものがあります。
何かしらの基準がないと選べませんよね?
そんな人におすすめしたいのがオールデン純正の靴クリームです。
オールデンは1884年にアメリカのマサチューセッツ州はミドルボロウで創立したシューズメーカー。
ホーウィン社の上質なシェルコードバンを使っていることで有名なブランドでもあります。
上質ゆえにお値段も高め。
10万円以上します。
だからこそ、お手入れに失敗したくないわけです。
そこで活用したいのがオールデン純正品。
オールデン純正の靴クリームならば、オールデンのお墨付き。
安心して使えます。
オールデンの純正靴クリーム|ファインブーツクリーム
さて。
ここからが本題。
オールデンの純正靴クリームが今ここに。
![オールデンのファインブーツクリーム](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-2.jpg)
ファインブーツクリームです。
オールデンのマークが入っており、まごうことなき純正品。
![オールデンのブランドマーク](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-5.jpg)
容器はPETE(ポリエチレンテレフタレート)製。
![プラスチック製容器のファインブーツクリーム](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-6.jpg)
要はプラスチック。
ビン入り靴クリームが多い中、プラスチック製は珍しいです。
軽量になるので、筆者のように家の中が靴クリームだらけの人にとっては助かります。
ファインブーツクリームは、スムースレザーやコードバンの靴に塗ることで自然な光沢と栄養を与え、柔軟性を向上する効果があります。
オールデンの靴のお手入れに欠かせないアイテムです。
ファインブーツクリームのカラーバリエーションは、
- ニュートラル(無色)
- ブラック
- ダークバーガンディ
の3色展開。
靴クリームの区分としては乳化性。
油性の靴クリームよりもやわらかく、伸びが良いのが特徴。
乳化性のため、革内部への浸透性が油性クリームよりも優れており、しっかりと革へ栄養が入る靴クリームです。
コードバンで有名なオールデンの純正靴クリームだけあって、美しいツヤがあるのも特徴。
コードバンの風合いをより高めてくれます。
ファインブーツクリームは名称に「ブーツ」と入っていますが、革靴全般に使えるのでご安心を。
オールデンの靴以外にも幅広く使えます。
ただ、純正の靴クリームだけあって、やはりオールデンの革靴に特におすすめです。
容器にもその旨、しっかり記載。
![ファインブーツクリームの説明書き](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-3.jpg)
オールデンのスムース革、コードヴァンの靴に栄養と柔軟性、そして自然な光沢を与えます。
と書かれています。
オールデンのシェルコードバンはオイル仕上げ。
オイル仕上げのコードバンは他の染料仕上げよりも染まりにくく、染めたとしても色が抜けやすい性質を持っています。
ゆえに、オールデンのコードバンのエイジングは徐々に色味が明るくなっていく特徴があるのです。
オールデンのダークバーガンディコードバンの経年変化の解説記事を読む
![オールデンのダークバーガンディのエイジングについて解説した記事のアイキャッチ](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/aging-burgundy-1-320x180.jpg)
とはいえ、印象は軽くならず、深みのある重厚な印象はそのままに。
革に表情が出てくるイメージですね。
オールデンコードバンの経年変化の風合いを残しつつもフレッシュな色を入れてくれるのがファインブーツクリーム。
ファインブーツクリームでケアすると、オールデンの革靴の上品さがより高まります。
内容量は114g。
![ファインブーツクリームはアメリカ製](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-4.jpg)
アメリカ製なので4ozとも併記されています。
1ozは約28.3gです。
生産国はアメリカです。
フタを開けるとこんな感じ。
![ファインブーツクリームのペースト](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-7.jpg)
バーガンディーカラー。
No.8の色味です。
手に取ると…
![やわらかなファインブーツクリーム](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-8.jpg)
やわらかなペーストだとわかります。
試しにレザーマットに塗ってみます。
![ファインブーツクリームを塗っている革](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-11.jpg)
塗り広げやすく、扱いやすい靴クリームです。
塗り広げ終わった後はこんな感じ。
![ダークバーガンディに染まった革](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-10.jpg)
元々ネイビーの革がバーガンディ色に染まりました。
しっかりとした着色力のあるクリーム。
それがファインブーツクリームです。
ファインブーツクリームの使い方
ファインブーツクリームの使用方法は他の靴クリームと同様です。
クリーム塗布用ブラシやクロスにファインブーツクリームを少量取り分け、革靴のアッパー(甲革)へ塗布。
塗り広げた後、ブラッシングして革に良くなじませます。
最後にクロスで磨き上げたら作業終了です。
革内部にクリームが浸透し、栄養を革の内側にしっかりと届けます。
ファインブーツクリームでケアすることで、革の寿命が延び、革の質感が際立ちますよ。
ということで、実際にお手入れしていきます。
磨くのはこちら。
![磨き前の革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-18.jpg)
オールデンの975。
お手入れ方法は先ほどのスタンダードなやり方をアレンジ。
以下の通りの方法で靴磨きしていきます。
- シューキーパー投入
- 靴紐を外す
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- レザースティックでこする
- ファインブーツクリームを塗る
- ファインブーツクリームをなじませる
- クロスで磨く
- ツヤ出し
- 靴紐を取り付ける
では、実際の作業をやっていきます。
シューキーパー投入
まずはシューキーパーを投入。
![シューキーパーを入れている革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-12.jpg)
革靴を内側から支え、靴磨きしやすくする効果があります。
靴紐を外す
続いて、靴紐を外します。
![靴紐を外している革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-14.jpg)
シュータン部分にも靴クリームを滞りなく塗るため、あらかじめシューレースは外しておきましょう。
ホコリ落とし
靴紐を外した後は、ホコリを落とすためブラッシングします。
![馬毛でブラッシング中の革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-13.jpg)
比較的柔らかな毛先を持つ馬毛ブラシでブラッシングしてホコリを払い落とします。
汚れ落とし
ホコリを落とした後は汚れを落とします。
革靴に付いた水汚れや油汚れを落とすのです。
![汚れ落とし中の革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-15.jpg)
クリーナーを付けたクロスでアッパー全体を拭き、汚れを落としましょう。
レザースティックでこする
クリーナーを使った後は、革がやや湿っている間にレザースティックでこすります。
![レザースティックでこすられる革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-17.jpg)
コードバンは革の繊維が毛羽立ちやすい素材。
レザースティックで加圧することは、履き続けるうちに毛羽立ってきた革繊維を再び寝かせる意味があります。
革が湿っていた方が毛羽立ちを寝かせやすいのでこのタイミングで実施するわけです。
ファインブーツクリームを塗る
ここで主役の登場です。
ファンブーツクリームを塗る作業へ。
革靴と同じ色のファインブーツクリーム。
![ファインブーツクリームの色味](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-20.jpg)
純正品だけあって、色味合わせが完璧です。
クリーム塗布用の小型ブラシにファインブーツクリームを少量付けて…
![靴クリームを小型ブラシに付ける](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-16.jpg)
革靴に塗っていきます。
![靴クリームを塗っている革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-21.jpg)
繊細な革であるコードバンには豚毛ではなく、馬毛のブラシを使うのがおすすめ。
柔らかな馬毛は、革を傷付けることなく靴クリームを塗れます。
両足の革靴のアッパーにきっちり塗っていきましょう。
![靴クリームを塗る革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-19.jpg)
指で塗っても良いのですが、ブラシを使うと穴飾り部分にもきれいに塗布できるのでおすすめです。
ファインブーツクリームは伸びが良く、塗りムラができにくいのが特徴。
使い勝手の良い靴クリームです。
ファインブーツクリームをなじませる
ファインブーツクリームを塗った後は馬毛ブラシでブラッシング。
![馬毛ブラシでクリームをなじませる](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-24.jpg)
クリームをよりなじませます。
ホコリ落とし用のブラシとは別の馬毛ブラシを使うのがポイント。
靴クリームのべたつきによってホコリを吸いつかせないようにするためです。
ファインブーツクリームを革全体に満遍なく行き渡らせ、余分なクリームを毛先に移して取り除く効果がありますよ。
クロスで磨く
次にクロスで磨きます。
![クロスで磨く革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-22.jpg)
靴クリームを塗った後に布で磨くと、上品なツヤが出ます。
革の上に残った余分な靴クリームを取り除く意味もありますよ。
靴クリームが残ると、革のべたつきの原因に…。
革がべたついていると、ホコリや汚れを吸着しやすくなります。
クロスで磨けば革が美しくなるだけでなく、清潔に保ちやすくなるのです。
ツヤ出し
クロスで磨いた後は山羊毛ブラシでブラッシングして、さらにツヤを強めるとGOOD。
![山羊毛でブラッシングしている革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-23.jpg)
山羊毛は馬毛よりも細く、ミクロンレベルで靴クリームの成分を均し、光沢を引き出す効果があります。
オールデンのファインブーツクリームのツヤを最大限まで高められますよ。
靴紐を取り付ける
最後に靴紐を取り付けて…
![靴紐を取り付けている革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-27.jpg)
作業終了です。
![オールデンのファインブーツクリーム](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-26.jpg)
ファインブーツクリームのやわらかなペーストの使い勝手の良さと美しい仕上がりを実感できました。
ファインブーツクリームで靴磨きした前後を比較
ファインブーツクリームで磨いたコードバン靴の状態を見てみましょう。
お手入れ前後の状態を比較しますね。
![磨き前の革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-18.jpg)
![磨き後の革靴](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/08/fine-boot-cream-25.jpg)
ファインブーツクリームで磨いた後はツヤが深くなった印象。
濡れたような上品な光沢が加わり、革の表情に奥行きが生まれています。
コードバンの美しさをブーストし、オールデンの革靴の魅力を今まで以上に感じる雰囲気に仕上がりましたよ。
ファインブーツクリーム、ブランド純正靴クリームなのは伊達じゃありません。
効果抜群です。
シェルコードバンのお手入れにピッタリ!オールデンのファインブーツクリーム
本記事ではオールデンの純正靴クリームのファインブーツクリームについて詳細と使用感をレビューしました。
オールデンのファインブーツクリームはやわらかなペースト状で伸びが良く、靴磨き初心者でも扱いやすい靴クリームです。
純正靴クリームだけあって、オールデンのシェルコードバンのお手入れにピッタリ。
繊細なコードバンのケアにも失敗を恐れずに安心して使えます。
オールデンの革靴にしっかり色を入れ、栄養も与えてくれるファインブーツクリーム。
革靴のエレガントな風合いをよみがえらせてくれますよ。
オールデンの革靴には特におすすめです。
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
![靴クリームまとめ記事のアイキャッチ画像](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2022/10/shoe-cream-recommend-eye-catching-320x180.jpg)
![オールデンの評判を解説した記事のアイキャッチ](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2023/04/about-alden-9-320x180.jpg)
![alden-cordvan-shoe-polish-1](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2022/11/alden-cordvan-shoe-polish-1-320x180.jpg)
![brift-h-cream-1](https://ichiro-hobby.com/wp-content/uploads/2022/07/brift-h-cream-1-320x180.jpg)
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