4月は新しい生活が始まる節目の季節。
社会人として、学生として、新たな生活をスタートさせる人は少なくありません。
必然的に、スーツを着る機会が多くなりますよね?
ビジネスシーンや冠婚葬祭でスーツは欠かせません。
そして、スーツとセットで着用するのが、
- 革靴
です。
さらに。
革靴と切っても切れないのが靴磨き。
履いていくうちに汚れていく革靴。
革靴が汚れていると、スタイリング全体がなんだか締まらない印象になります。
そこで取り入れたいのが靴磨きというわけ。
革靴を磨けば、汚れが落ちて革の風合いが復活。
足元をエレガントに演出できます。
新生活で気分一新。
靴磨きを始めてみては?
ということで、本記事では新生活を機に取り入れたい靴磨きの効果について書いていきます。
- 革靴を履く機会が多くなった
- 靴磨きを始めてみようかな
- 革靴を磨いて気持ちをスッキリさせたい
新生活で気分一新
春はこれまでの生活が変わる季節。
新社会人として。
学生として。
新しい生活が始まります。
- 起床時間が変わる
- 引っ越して部屋が変わる
- 人間関係が変わる
などなど、ライフスタイルの変化の影響は多岐に渡ります。
従来の生活から大きな変化があるため、新鮮な気持ちでこれからの生活を迎えることに。
期待感にしろ、不安感にしろ、感情の起伏が大きくなるため、自らの生活を整えようという気になりやすい時期でもありますね。
と考える人も多いのではないでしょうか?
新生活が始まるとスーツや革靴を着用する機会が増える
新生活で変わるのは、行動や精神的な面だけではありません。
身に着けるものも変わります。
スーツを着る機会が増える人も多いでしょう。
学生から社会人へ。
高校生から大学生へ。
スーツを着る機会が多くなります。
また、会社の人事異動によってスーツを着る機会が増える人も。
新生活を機にスーツを着る機会が増えると、当然のことながら革靴を履く機会も増えます。
そして、革靴を履き続けるうち、気になってくることがあります。
革靴を履く機会が増えれば汚れやすくなる
革靴を履き続けるにしたがって気になってくることとは、革靴の汚れ。
革靴を履くのは外出時。
当然、履き続ければ汚れます。
汚れた革靴は、お世辞にも美しいとはいえません。
汚れた革靴は、足元のエレガントさを大きく損ないます。
足元の雰囲気が締まらないと、新生活のフレッシュな気持ちに水を差しますよね?
汚れた革靴は、やはり美しい状態に戻したい、そう思うわけです。
新生活を機に取り入れたい靴磨き
汚れた革靴、どうするかといいますと…。
汚れた革靴は、磨くと元の美しい風合いを取り戻し、エレガントさがよみがえります。
そう、靴を磨けば万事解決。
汚れがスッキリ取り除け、かつ革のツヤが復活します。
美しさを取り戻した革靴は、見ているだけでも気分が良いです。
履けばなおさら。
足元に目を落とすと、美しい革靴がそこに。
気持ちが高揚します。
新生活をスタートさせ、革靴を履く機会が多くなったからこそ、靴を磨くと気分良く毎日を過ごせます。
実践|靴磨きをやってみる
という人へ。
今回磨くのはこちら。
ブラックのストレートチップの革靴なので、革靴1足目にオススメ。
冠婚葬祭の場すべてで履ける、フォーマル度の高い靴です。
この靴を以下の手順で磨いていきます。
- ホコリ落とし
- 汚れ落とし
- 靴クリーム塗布
- ブラッシング
- 磨き上げ
ざっくり5工程。
靴磨きを始めたい人は、とりあえず上記の工程を踏んでおけば、革靴の汚れを落としつつ、エレガントな革靴の雰囲気を保てます。
上記の作業に慣れてきたら鏡面磨きなどを取り入れて、革靴をより美しくするのもおすすめですよ。
革靴の型崩れを防ぐため、シューキーパーも用意するとなお良しです。
使う道具は?
靴磨きに使う道具は、以下の図の通り。
次の項目から、実際の靴磨き作業に移ります。
ホコリ落とし
まずは革靴に付いたホコリやチリを落とします。
革靴は履き続けるうち、地面の土ホコリなど、細かなホコリやチリが付着します。
そのままにしておくと、ホコリが革内部の水分や油分を吸収し、革の乾燥を招くことに…。
革靴に付いたホコリは落としてあげると、革の風合いが長持ちしますよ。
馬毛ブラシでブラッシングして、革靴に付いたホコリやチリを払い落とします。
手首のスナップをきかせて、大きくブラッシング。
馬毛ブラシは毛先が細く、革靴の細かな箇所まで入り込み、ホコリをしっかりかき出してくれます。
馬毛ブラシは毛束が密に作られていることが多く、ホコリの払い残しも防げます。
汚れ落とし
続いて、革靴の汚れを落とす工程です。
革靴を履くのは外。
履き続けていくうちに、徐々に水汚れや油汚れが堆積していきます。
汚れは革の風合いを損なうため、定期的に落としてあげましょう。
革靴の汚れ落としには、靴クリーナーを使うのをオススメします。
靴クリーナーは革靴の汚れ落としに適した成分配合で作られており、水汚れと油汚れを効率良く落としてくれます。
ただの水拭きよりも汚れをしっかり落とせますよ。
靴クリーナーのステインリムーバーをクロスに浸みこませ…
クロスで革靴を拭きましょう。
靴クリーナーは汚れを革から浮かせて汚れを落とすため、力を入れて拭く必要はありません。
優しく拭きましょう。
浮かせた汚れをクロスでキャッチするイメージです。
靴クリーム塗布
汚れを落とした後は、靴クリームを塗ります。
靴クリームは革に栄養を与えつつ、光沢を付与する効果があります。
革のコンディションを整え、見た目も美しくできる優れものです。
使う靴クリームはクレム1925。
クレム1925は靴磨きのプロの方々からも絶大な信頼を得ている、靴クリームの定番品。
クレム1925を小型ブラシに少量付けて…
革靴に塗っていきます。
小型ブラシを使わず、指で直接塗ってもOKです。
ブラッシング
靴クリームを塗った後は、ブラッシングしてクリームを革になじませます。
靴クリームの塗りムラを解消しつつ、余分なクリームを取り除く効果があります。
ブラッシングに使うのは豚毛ブラシ。
豚毛はコシが強く、靴クリームを運ぶ力が高め。
革上に満遍なくクリームを行き渡らせるのにピッタリです。
力を込めて、大きなストロークでブラッシングしましょう。
ブラッシングすると、靴クリームが均一化し、光沢が出てきます。
明らかに革の見た目が変わるので、やっていて楽しい作業です。
まずまずの光沢。
磨き上げ
ブラッシングの後は、クロスを使って磨き上げ。
豚毛ブラシで取りきれなかった余分な靴クリームを拭き取ります。
クロスで革をフキフキ。
しっかり磨きます。
磨くときにクロスの引っ掛かりやベタつきが感じられるようなら、靴クリームの塗りすぎです。
クロスの面を変えつつ、抵抗なく滑るようになるまで拭きましょう。
クロスで磨き上げていくうち、靴クリームが均され、光沢を放ちます。
アッパー(甲革)全体を磨き上げたら、これにて作業終了。
靴磨き完了です。
革靴の仕上がりはこんな感じ。
革に深みのあるツヤを与えられました。
革靴がエレガントに見えますね。
靴磨きの効果を確認
では、靴磨き前後で革靴がどのように変化したかをご覧いただきましょう。
比較図がこちら。
上が靴磨き前。
下が靴磨き後。
靴を磨いた後は、明らかにツヤが強くなっています。
靴を磨くと、革靴の雰囲気がワンランクもツーランクもブラッシュアップされます。
革靴を履くのが楽しくなりますよ。
足元を華やかにすれば、ポジティブな気持ちになれます。
新生活を迎えたからこそ、晴れやかな気持ちで毎日を過ごしたいものです。
靴を磨いて新生活を気持ち良くスタートさせよう
本記事では、新生活にこそ取り入れたい靴磨きの効果について、実践を踏まえて紹介しました。
期待と不安が入り混じる新しい生活。
新社会人になった、あるいは、人事異動で革靴を履く機会が増える人は多いです。
汚れた革靴を履いていては、スーツの着こなしがイマイチしっくりこず、なんだか気持ちも引き締まりません。
靴を磨けば足元がエレガントに、同時に気持ちも前向きになります。
新生活を迎えたことを機に靴磨きをはじめてみてはいかがでしょうか?
それでは、今回はこの辺で。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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大事な革靴を劣化させないために靴を磨いてコンディションを整えるのがおすすめです。